(沖縄タイムスに小さく掲載された抗議の事実!)
2日にチラシを見てびっくりしてこのブログでも紹介した例の「核武装論」の講演会にどうやら琉球大教員が異議申立てしているようだが、6日の授業は台風で13日に延期になる様子でもあり、実質的にその超右翼系の実況中継講演会が実施されるかよくわからないが、内部からクレームが出たのは妥当かもしれない。一方で表現の自由という点でクレームが出てもおかしくはない。
あからさまに核武装論を言うのは、東京都民が大好きな都知事の石原さんも言葉にするわけで、ひょっとしたら日本ナショナリストの本音が透けて見えたようである。
ただすでに核を超えた兵器が生み出された現代、核武装がどれほどの抑止力になるのか、おそらく平和友好関係を構築する方が世界の未来の安寧を深くするに違いない。軍産複合多国籍企業が利潤追求のために戦争を災害を引き起こし、その復興という名目の利害構築という際限のない行為を繰り返す限り、この地球に真の平和な国際共同体が誕生するのは遠いのだろうか?地球破滅が先か、それとも平和融合のどちらが近道になるのだろうか、分からない。悲観的に見ればいくらでも悲観材料は転がっている。明るい展望を見ようと思えば、でもあまり思い描けないのが現実で、残念な現実がつづく。確実に世代は続いていくのだと信じたいが、それも悲劇の繰り返しの中の希望をどれだけつないでいけるかにかかっているのだろう。いずれこの世界から消えるとしても、永遠の二文字へのときめきを棄てたくないね。未来永劫に生きていく人類がやがて宇宙のかなたに飛んでいく。無限の宇宙、それすらも膨張、収縮、限界も指摘されている。膨張し新たにまた再生していく物理学の理論が成り立っているのかどうか、よくわからないが、少なくとも人は無限を夢見て生きているのかもしれない。有限の生を生きつつ無限を夢見る。夢・希望を失ったら、後は漠々として砂漠のイメージが残るだけである。血の色と砂漠の色、その砂漠にグリーンを育てる夢は希望にはなるね。血の色に染まる太平洋の図もツイターで開示される現在である。
未来の安寧?権力の中枢を握る者たちの悪夢・権欲の笑みを撃つ知恵の矢が放たれる今、矢はもっと激しくターゲットを撃たなければならない現実を生きている。そして沖縄、安保の鎖につながれたままである。
そういえば前原さんがこっそり仲井真知事と対談、また名護の普天間移設推進グループと面談のニュースも流れていた。前原さんのアメリカ追従の橋渡しは醜すぎる。仲井真さんが例えば1億円の賄賂を渡されて中央政府の思いのままに、ということがないように一人ひとりの意志の確かさが試されている。仲井真さんが裏金で動いたとしたら、彼は未来永劫に、その子々孫々まで裏切り者の家系ということになるのだろうか?
今朝の佐藤優の新報のエッセイは珍しく沖縄人出自の佐藤優が変更したかと思わせる熱いのことばが並んでいた!宜野湾の大会に参加すると宣言している。彼はもう少し注視したい。単なる日本ナショナリストではないのかもしれない、それとも?琉球の死者たちもまた降りてくるのだという熱さがあった。ことばの力がある。ことばが嘘ペテンの武器にもなればまた沖縄ナショナリズムの高揚を引き立てることにもなる。見定めるところはどこに真実がこもっているか、である。