千原池に久しぶりに歩いた。ヴィデオカメラを持っていた。しばらく「きゅうよう橋」の上から青鷺、白鷺、鵜、バンに似た鳥などの姿を捉えた。去年のこの時期に驚いた鵜がまた来ている。冬の間この池で魚を餌にしてまたどこかへ飛んでいくのである。その点は青鷺も白鷺も同じだがー。どちらかというと白鷺はいつでもそこにいるように思えるが、青鷺と鵜は季節鳥だと分る。以前青鷺の光と影を捉えたが、今回しばらくヴィデオカメラで撮っていると、青鷺の餌場に白鷺が近づくと、威嚇して追い払ったりしている。餌場の縄張りがあるようだ。鵜の方は集団で青鷺の場を避けるように餌を食べている。橋を挟んで両側の池を自由に飛び回っている。一瞬捉えた中鷺の光と影。
光と影
君もまた光と影を背負って生きているんだね
肌色ではなく黒い細い足が目に付く君
白と黒の調和が目に焼きつく君
君のように空を飛べたら飛んで行きたいところは一つ
懐、心が温まる場所、たとえ嵐や雪が襲っていても
ほんとうのことばがかわせる場所、安らげる空間
居心地のいい場所を求めてやまない孤独な魂の群れ
夢の中でも、ネットの中でも、ひとときの安らぎが得られる空間
この池から何処へ君は飛んで行くのだろうか
少し冷たい風の通り道「きゅうよう橋」の上
足早に通り過ぎる若者たちがいて、君がいる
白鷺、青鷺、黒い鵜が池を彩る新春
光と影
君もわたしも光と影を生きているんだね
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