志情(しなさき)の海へ

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以前、坂手洋二さんの新作舞台を観るために東京まで行ったことがあった。沖縄でも確か三作品観劇したかと~!

2024-02-21 14:57:01 | Theatre Study(演劇批評)
坂手さんの作品論を書いてみたいと思っていた。理由は単純に氏の作品には沖縄が登場するゆえに~。沖縄三部作もあった。

 「海の沸点/沖縄ミルクプラントの最后/ピカドン・キジムナー (ハヤカワ演劇文庫 17) 文庫 だ。文庫で読める。普天間の作品もあった。それは沖縄で確か観劇した。わりと戯曲が出版されているので、作品論は書けるようになっている。

沖縄を包摂する坂手さんの現代劇はまさに日本の根っこの部分、レンブラントの絵画の闇の部分が暗喩であれ、勅諭であれ、表出していると感じたゆえだ。もちろん、戯曲と舞台で演じられた空間がまさに、日本の抱える問題の心臓部になる対象、わたしは沖縄と認識していたのだが、を見据えていたのだ。それは天皇を中軸にすえた虚構のシステムなのかもしれない。

 日米安保の問題であれ、地位協定の問題であれ、沖縄が米軍に占領されているような、日常、その条理と不条理がかすかであろうと、氏の作品からかぎ取ったと感じていたゆえでもあった。別に直接沖縄の問題が対象化されていなくても、そこに沖縄の歴史的現在が掠め取られていると感じられたりの作品もある。『だるまさんがころんだ』や『くじらの墓標 』は沖縄で観た。また燐光群の根城の劇場で観たこともあった。『天皇と接吻』は戯曲をテアトロで読んだ。舞台は観ていない。 
なつかしい。
 なかなか沖縄で公演がないのは寂しいね。「なはーと」など現代劇にも力を入れているようだから、公演をサポートできたらいいね。

 坂手洋二論は書かれている(いく)に違いない。演劇はリアルに見えてメタファーが濃厚だ。坂手洋二の思想がどの辺で渦を巻いているのか、氏は絶えず現在を見すえているのだと、発言している。
 天皇と接吻 について吟味したいと思ったことがあったが、若い研究者や批評家に頑張ってほしい。沖縄から鋭い眼差しを向ける若者がいたらいいね。

時たま坂手さんのブログを観ている。映画についての言及などいいね。

***** 以下はWikipediaより
(作品はみんな網羅

坂手洋二
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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出典検索?: "坂手洋二" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2017年2月)
坂手 洋二(さかて ようじ、1962年3月11日[1] - )は、日本の劇作家。劇団「燐光群」主宰。日本演出者協会理事。岸田国士戯曲賞選考委員。

略歴・人物[編集]

岡山県岡山市出身[1]。岡山県立岡山芳泉高等学校[2]、慶應義塾大学文学部卒業[1]。山崎哲の「転位・21」に参加[2]の後、1983年劇団燐光群を旗揚げ、『黄色犬』でデビュー。左翼的色彩の強い前衛劇を作・演出してきたが、1987年の『カムアウト』で注目される[要出典]。
坂手の作品は「社会派」と呼ばれることが多い[2]。社会問題のほか、ラフカディオ・ハーンをモチーフにしたもの(『神々の国の首都』など)もある[2]。『光文63年の表具師幸吉』『トーキョー裁判』『天皇と接吻』などでは昭和天皇の戦争責任を問題にした。
2006年から2016年2月まで、日本劇作家協会会長を務めた[3]。

賞歴

  • 1991年 『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』(燐光群公演)岸田國士戯曲賞[4]
  • 1999年 『天皇と接吻』(燐光群公演)読売演劇大賞最優秀演出家賞[4]
  • 2002年 紀伊國屋演劇賞個人賞[4]
  • 2002年 『屋根裏』(燐光群公演)読売文学賞戯曲・シナリオ賞[4]
  • 2002年 『CVR チャーリー・ビクター・ロミオ』『屋根裏』『最後の一人までが全体である』『阿部定と睦夫』(燐光群公演)読売演劇大賞最優秀演出家賞[4]
  • 2004年 『だるまさんがころんだ』(燐光群公演)朝日舞台芸術賞受賞[4]
  • 2005年 『だるまさんがころんだ』鶴屋南北戯曲賞[4]

刊行作品

  • トーキョー裁判/危険な話offside (而立書房 1991年)
  • ブレスレス/カムアウト (而立書房 1991年)
  • 火の起源 (而立書房 1994年)
  • 青空のある限り (而立書房 1996年)
  • くじらの墓標 (而立書房 1998年)
  • 天皇と接吻 (カモミール社 2001年)[5]
  • 最後の一人までが全体である (れんが書房新社 2003年)
  • 私たちはこうして二十世紀を越えた (新宿書房 2003年) 評論集
  • だるまさんがころんだ (カモミール社 2005年)
  • 坂手洋二 1 屋根裏/みみず (早川書房 2007年)
  • 坂手洋二 2 海の沸点/沖縄ミルクプラントの最后/ピカドン・キジムナー (早川書房 2008年)

脚注

  1. ^ a b c 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.543
  2. ^ a b c d 大笹吉雄『日本戯曲大事典』白水社、2016年。ISBN 978-4560094105。
  3. ^ “日本劇作家協会新会長に鴻上尚史氏 坂手洋二氏からバトン”. スポニチアネックス (2016年3月10日). 2016年3月10日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g “「だるまさんがころんだ」と「燐光群」の概要はこちら” (PDF). 在ジョージア日本国大使館. 2017年2月1日閲覧。
  5. ^ “坂手洋二戯曲集”. 燐光群. 2022年4月13日閲覧。
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