気がついた時すでに花は傷んでいた。物凄い風雨ゆえに、表に出なかった。花は夜に開花する。月見草と似ている。サボテンの特性なのだろうか。
3番目の花に気がついたのは今朝だ。燃えるゴミの収集日、風はまだ幾分強めに吹いていた。西側の塀の横に、剪定した草木が八袋ずらりと並んでいた。収集日に暴風警報発令で、8月1日に草木は収集されなかったので、暴風で吹き飛ばされないか、それが一番気になっていた。
今朝、那覇市のこの地域のゴミ収集チームは、表に出ていた八袋を全て収集してくれた。本来なら来週の火曜日である。彼らの善意が嬉しかった。何らかの形でチームの皆さんにお礼がしたい。
と思いつつ、他所から吹き飛ばされてきたゴミがあることを確認していたら、ドラゴンフルーツの3番目の白い華やかな花に気がついた。昨夜ひっそりと咲いたのだ。まだ花弁は白く綺麗。
天気はまだ雲で太陽は隠されたまま。庭内外の片付けも、ゆっくりとあわてないことにした。
胃が気になって泊の病院までドライブしたのだが、街は台風の後片付けで忙しい雰囲気。樹木は葉を落とし幹が骸骨のように見えたりした。
嵐の後の静けさが幾分漂うが、そこにパトカーや救急車のサイレンが鳴り響く。変わらない日常だ。それが状態化している。
ドラゴンフルーツがまた花を開いた。
それが嬉しい昨日今日だった。一年ぶりだ。一部鉢植えにしなければと思いつつ時は過ぎる。