志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

最近の不思議!上里和美作【さよなら人類館】がGoogleなどの検索サイトから消えた。なぜ?

2011-07-09 10:49:31 | グローカルな文化現象
戦後沖縄の政治的ヒーロー(第一人者)のお嬢さん、上里和美さんの戯曲「さよなら人類館」を2、3年前からサイトにUPしている。なかなか上演の機会がもてないままにいるが、せめて多くの方々に読んでほしいと思う意図もあってUPしているのだが、なぜか最近Googleで検索してみたらどこにも見当たらないのである。それまではトップで紹介されていたのである。「さよなら人類館」ではなく「さよなら人類」は出てくるが、なぜだろうと疑問に思っている。

その点に関して他のブログに書いた思いをここに転載した。この流れは政治がからんでいるように思っている。来年の日本復帰40周年記念の年との関係かと考えたりしている。「さよなら人類館」は来年は上演したいと考えている。和美さんの思いをかなえてあげたいという意志もあるが、それだけではなく沖縄は「人類館からさよならする時期かもしれない」という思いもある。しかし沖縄全体が人類館だと【人類館】の作者の知念正真さんは言い切ってしまっている。「人類館」、つまり展示され消費され収奪される島々、琉球であるという事だが、確かに1903年から現在に至るまで変らない状況が続き、その時間の川の中の住人でありつづける。もうそろそろその桎梏から解放されたいと思いながら、なかなかその頸木(くびき)から逃れられそうもない。

 さて「さよなら人類館」はどんな作品か?<聡明な>このブログを訪れてくださる皆さんは直に作品を是非読まれてほしい!上里和美さんという、あの戯曲「カフェ・ライカム」の著者のパッションがあふれている。かの政治的ヒーローのパッションもまた背後に秘められているのかもしれない。この作品はシリアの演劇人が2009年に沖縄で上演した20世紀を代表する劇作家、ノーベル賞受賞者ベケットの作品「ゴド―を待ちながら」を下敷きにした物語の展開ではあるが、極めて現代沖縄芝居(演劇)である。

今問題になっている沖縄語も軸になっている。もとより加藤直の【美女と野獣】の上演を見た和美さんが加藤の沖縄語の捉え方に反発して書かれた作品でもある。いかに彼女が沖縄人意識の持ち主かという事もそこから垣間見えるが、創作現場の背景に立ち合った者として、もっと付け加えるならば、あの有名な天皇メッセージの話をして、それを彼女にプリントして手渡した。それがどう作品の中に生かされていくか、興味をもっていた。彼女はそれを作品の背景に取り入れたのである。そして【人類館】をそろそろ壊さないとね、とも話していた彼女の思いが込められている。さらにそこには女であるゆえのシニカルな視点もたくさんこめられていると言っていいだろう。だから私は和美さんが好きだ。

ぜひ作品を読まれてください!そして来年の5月には舞台を見にきてくださいね!これはまだ決意の段階だが、上演に向けて有形無形のご協力よろしくお願いします!(作品はLivedoorの検索サイトで題を打ち込めばトップで出てきます。クラックされていないかぎり大丈夫でしょう!)復帰40周年記念の年、2012年は天皇ご夫妻来沖の噂も聞こえてきますね。それに伴う交通渋滞など、いろいろと頭の痛い現象が頭を過ります。世界のウチナーンチュ大会は今年10月でしたがーー。ウチナーンチュパワーは
何を求め、どこへ向かうのだろうか?

(調教師に芋を強制的に食べさせられる女)

以下は転載です。
****************

ハッカーを採用する企業があるよ。常識だよと若者!

「さよなら人類館」がGoogle YahooでUPされなくなったけど、どうして?と少しPCに詳しい若者に聞くと、「これはクラックされている可能性があるね」ときた。つまり誰かが意図的に検索サイトをいじくって検索から漏れるあるいは削除されるような仕掛けをしたんだよ、とのことである。さらに彼は「XXさん、知っている?大企業はハッカーを雇っているんだよ。企業間の競争もあるけど、自分の会社を守るためにも」さらに何やら詳しいことを言っていたが、「XXさんでもハッカーになれるよ」ときた。ある一定の認識さえあれば、つまり方法論がネットで学習できるという。「まぁ一年でも取り組めば」と、彼は笑った。

ここで言えることは、誰かが意図的にクラックした可能性が高いという事である。「さよなら人類館」を読めないようにした、その妨害の根拠がそれが読まれるとまずいと思っている個人というより、集団が存在するという事なのかもしれない。以前にもHPがクラックを受けたことがあるので、このサイトは誰かに注視されているという事なのだろうけれど、しかし、嫌らしい手段を使って自由に読んで考えるネットの領域まで検閲・妨害するなんてね。

という事はこの「さよなら人類館」は上演される以前からすでに注目されているという事なのだと、逆に広報になるとポジティブに取った方がいいのかもしれない。

「さよなら人類館」の初期の台本はLivedoorの検索で読めます。またOkinawan Theatreにもリンクしています。ご興味のある方は是非よまれてください。来年は復帰40年という事で何かと政治的・文化的動きがある年になるのでしょう。そこでこの演劇(沖縄現代芝居)を上演する意義は高いと言えます。御支援お願します。沖縄の日本の現在を良くするために?!

<7.7.11>

≪写真は北島角子が女を演じた【人類館】≫




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。