志情(しなさき)の海へ

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Civil War について坂手洋二さんの批評に共感する所があった!

2024-10-16 02:07:00 | 映画
先日観た。ロードムービーのスタイルで3人の戦場写真家と1人のジャーナリストがいわゆる独裁者の大統領への会見取材を目的にNYからDCに向かう。
 状況、コンテキストが曖昧な中で、カリフォルニアとテキサスが連邦政府に内戦を仕掛けた、と言うオープニングである。
 14ヶ月間何のメッセージも出していない大統領にインタビューする目的らしい。4人がDC間近に辿り着くまでのロードムービーは、内戦で起こりうると想定できる残虐なテロを見せつける。危機一髪の恐怖体験から逃れて、終点のバトルがクライマックス。ホワイトハウスにウェスト・フロント軍と、同行し、大統領の最後の言葉を聞く。Don’t let them kill me! Take me to Alaska. などが最後の言葉だっただろうか。殺さず、弁明する余裕を与えなかった。大統領にインタブビューすることが、著名な(?)黒人ジャーナリストの目的だったが~。
 大統領を殺すミッションの遂行が単純に思えた。
 法を捻じ曲げた3期目の独裁政権故に即殺戮していいの価値判断が、いかにもイラクのフセイン大統領やリビアのカダーフィー大統領殺害のイメージに重なった。
 アメリカやNATOの戦術。ターゲット・敵は殺せ!そこには和解も話し合いも、妥協もない。
 戦場カメラマンは、リアルな壮絶な戦いの現場を撮ることに徹しようとする。戦場死の覚悟なくして戦場に身を置くことは出来ないに違いない。不死身が保証される訳ではない。犠牲は、再生を孕んでいる物語構成は、よくある神話形態か。
 続く。
 

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