今朝は、息も荒く冷や汗をかいて目が覚めた。
人が目の前で亡くなった夢を見ていた。 最後に夢の中で「○○さんの奥さんだ!」と言い放って目が覚めた。
しばらく息が落ち着くのを待って、立ち上がったが会社までの道のりも憂鬱な気持ちだった。
会社の朝のミーティングで上司が「悲しいお知らせです・・・」 ガンだったらしい。そんな状態だったとは思ってもいなかった。
この手の話は私にとっては何度か経験しているので、「やっぱり・・・」で終わってしまいますが、気持ちの良いものではありません。
そんな事、事前に分からなくても良いのに。
私は若いころ2度も事故で死にかけ、それ以来ずっと「生きる」と言う事を考え続けて来ました。 なぜ生きるのか、なぜあの時死なずに済んだのか。
誰かが私を守ってる? 死なせず何かをさせようとしている? 事故は何かのメッセージ?
それから30年間答えが出ぬままずっと頭のどこかでその答えを探し続けていましたが、6年前ある出来事がきっかけで悟りを得た様な気がした。
簡単に云うと、生きると言う事は人の役に立つことなんだと・・・・(要約しすぎかも)
過去を振り返ると、生れ付き人のために何かしたいと言う気持ちが備わっていたものの、自己中心的な時期もあったしそれほど人に役立つ人間ではなかった。
しかし、15年位前からボランティアに興味を持ち始めるとそれまで多趣味で個々に独立していた知識や技術のすべてがそれらのボランティアに関係していて、組み合わせる事で大きな力となってきた。
私は人生に起きるすべての事柄は全て関係していて無駄な物は無い事に気が付いた。
何も過不足なく、平凡に暮らしてきた人にはきっと「生きる」と言う事に本気で考え、行動する事はできないだろうと思う。その必要性も感じないだろう。
妻を亡くした今の後輩には酷だが、これからの人生を大きく生きるための一つの試練だと信じて、自分を見つめ直して新たな人生を生きて欲しいと思う。
どん底の暗闇の先には輝く未来しか無いと言う事。 どん底は「不幸」では無く次のステップの始まり。 きっと道は開かれると信じる。