昨日のブログを書いていて、ふと些細な疑問が湧いてきた。
もし、今の生活に床暖房が無かったらどんな事になるんだろう?
どこの住宅メーカーにするか検討していた当時、一条工務店の私の担当の大畑さんも、全館床暖房についてアピールしていた点が幾つかあった。
1.家中どこに居ても温かい
2.足元から暖かいので室温を上げなくても温かくて省エネ
3.冷え性の女性でも、とても快適
4.エアコンと違って、風が無いのでほこりが舞う事が無く健康的
5.石油系暖房は部屋の空気を汚すけど床暖房はクリーン
それ以外にも探せばいくらでもメリットが出てくるが、もっと深刻な問題の解決に繋がるメリットが有った。
昨年の夏の夜を思い出した。
昨年の夏は、雨が多く吹き込む心配もあるし湿気も多い日が続き、当然夜寝る時には窓を閉め切ってエアコンのタイマーを掛けて寝る事が多かった。
しかし、昔からエアコンを点けて寝ると、よく眠れない事を何時も感じていて、昨年は何が原因なのか徹底分析してみた。
原因1.寝た後の温度の状態が暑かったり寒かったり不適のため目が覚める
原因2.一番静かな「静音」設定でもFANの音が気になって眠れない。(はっきり言ってうるさい)
意外と、FANの風切音による不快感は大きくて、子供の頃からエアコンや扇風機を止めた時のあの静寂さの安堵感でドッと熟睡に向かう経験は何度もしている。
これを読んでいる方々はどう感じるか分かりませんが、私の中ではこれはかなり影響が大きいですね。
これを解消するために考えに考えて、昨年の夏は凄く快適な眠りを得られた。
☆☆ 寝室のドアを開け、隣の私の書斎のドアも開け、書斎のエアコンを点けて寝る!! ☆☆
これが最高だった。
隣の部屋なのでFANの音は殆ど聞こえず静か、それに適度な涼しさと快適な除湿で、今までにない快適な夏を送った。
電気代が嵩むんじゃないかって???
以前のブログにも書きましたが、一条の家は断熱性能だけでなく24時間換気システムの熱交換効率が非常に高いため、1台のエアコンで家中快適な状態に出来ると云っても過言ではないくらいで、スイッチを入れてからあっという間にフル運転状態から平常運転になり電気代も驚くほど少なくて済む。
ましてや、夜間は更に効率が良く、寝室のエアコンを点けて寝た時と書斎のエアコンを点けてドアを開けて寝た時で殆ど目に見えるほどの消費電力グラフの違いは無かった。
さてここで、「エアコンのFANの音」、冬は関係ない??
冬、古い家の時はエアコンなんて電気代が凄い状態になってしまうのでもっぱら暖房はファンヒーターやストーブだったので、寝る時につけたまま寝るなんて火災が心配だし考えられないため、凍えながら朝を迎えていた。
では、最新の家なら深夜の暖房は不要?
幾ら断熱性能が良い家でも、24時間換気の他社の熱交換性能は、私が知っている限りどれほどの物なのでしょう。
恐らく流石に暖房が何も無い状態では明け方の寒さは家の中まで影響するでしょう。
寝ていて、頭や耳が冷えて眠れないなんて以前の家では当たり前だったけど、そこまで行かなくとも夏同様にエアコンで暖を取りたくなるのではないでしょうか?
そこで、やっぱりエアコンのFANの音が安眠の妨げになる事が容易に予想できる。
実際、冬の旅行で宿で寝る時に、寒いと一晩中エアコンをかけて寝た経験も何度も有るけど、やっぱりいつもうるさくて熟睡できなかった記憶ばかりだ。
「床暖房」なら、
・音も無く、一晩中安眠できる。
・寝室にほこりが舞い上がる事も無く、風も当たらない。
・朝トイレに起きたってトイレまで素足で行ける。
・プラス、各ブロック毎に24時間分の温度管理が簡単にできる。
・スリッパを必要としないので、擦れてフローリングが痛む事が無い。(私の家ではスリッパは履きません)
これはやっぱり、エアコンの比ではない。 云って見れば「一石十鳥」てな具合だ。
今更ながら全館床暖房の快適さの凄さを再認識した。
こんな全館床暖房を低価格で提供しちゃうんだからやっぱり一条は凄いと思う。
同じ電気を使うならこんな使い方の方が格段に良い。
特に床の冷たさはエアコンではどうにもならない領域だと思う。