洗濯物を干したりするのにバルコニーは不可欠なものですが、そこに行くための動線が気になります。
家によっては、どこかの部屋を経由しないと行けない間取りだったりします。
その部屋が、家族の誰かの部屋だとすると頻繁に出入りされたら不満が出るでしょう。
仕切られた部屋としての機能が失われます。
私の場合、子供達も大きく成ってそれぞれに部屋を設ける必要も無かったのと、予算上大きな家に出来なかったため部屋を一つ少なくしました。
その分、セカンドリビングとして2Fの階段を上がった場所を広くしました。
休日などはここでJAZZを聴きながらコーヒーを飲んだり出来て、私の書斎での趣味の仕事休めには持って来いです。
でも、先日i-SMARTの家を見学に行った際に、そのお宅ではウォークインクローゼットの中を通ってバルコニーへ出るような間取りになっていました。
そんなアイディアも有ったんだなと感心しました。
これなら、部屋数を減らさずにバルコニーへの通路兼ウォークインクローゼットに出来て、プライバシーも保たれると云う訳です。
子供たちが小さくて個々に部屋が欲しい場合にはうってつけですね。
家族構成の変化と共に、必要な家の間取りも変わると云うのが正直なところですが、何処に照準を合わせるかはある程度先を見据えた検討が必要なんだと思います。
家の大きさ、つまり費用に影響されずに家を建てられればこんな苦労は無いと思いますが、結局住む人がその空間を上手く使って順応していくので何とかなるのでしょうね。
でも、私の家の場合、2Fの階段を上がった場所を広くとった事で、思わぬ恩恵を受けました。
階段から続くバルコニーへ出る手前大きな空間が出来て、部屋干し用のフックを付けて頂きました。
当然天気の悪い時や家を留守にする時などは部屋干しとなります。
24H換気の排気のための吸気口が写真右上にありますが、そのため空気が常に動いていて大きな空間と共に、部屋干しでも洗濯物があの特有のにおいを発する事はありません。
古い家の時は部屋干しする時の空間自体は広かったけど、空気が淀んでいたため天気が悪いと何時も納豆の様な匂いに悩まされていましたから、今はとても快適です。