大昔「あなたは来るわあの道から、自転車こぎ今日も来るわ」なんて歌詞の歌が流行った事があります。 時代の人なら知ってる天地真理さんのヒット曲の一つですね。 「朝もや」とか「テニスコート」とか「自転車」などのフレーズが続く、高原ペンション流行りの時代に生まれた歌です。
そんな気分で行った訳ではないのですが、朝6時に起きてさっそうと自転車をこぎだしました。 この時間には朝もやで、空は曇っていて太陽は暫らく顔を出しません。 涼しい事涼しいこと! 高校時代、何時も長距離サイクリングの始まりは朝早く出かけたのを思い出す。
そんな涼しさの中、自転車を進めると道路にカラフルな何かが転がっている。 ??
近づくと風船でした。
手紙でも付いているかと思ったけど何も付いていませんでした。
きっと、お祭りで買ったか貰ったかで、小さな子が楽しげに風船を持っている姿が思い浮かびました。 ふとした事でその手を離れてしまった風船は空をめがけて勢いよく上がって行き、小さな子の姿は何時しか米粒になり見えなくなってしまっただろう。 「楽しさ」「悲しさ」が入り乱れた風船劇。 そんな物語を描きながら、この地に辿りついた風船の旅を思いながら自転車を進めました。
青木の道の駅に着くと、既に沢山の車が止まっています。 恐らくこの場所で一夜を明かしたのだろう。 テントもあちこちにありました。
そろそろ「ひまわり畑」は見ごろだろう。 と楽しみに来ました。
駐車場とひまわり畑の間には林があります。 涼しげな林の先には黄色い帯が見えます。
いよいよ林を抜けると朝もやの雲の切れ間から太陽が出て来てまぶしく、綺麗。
この後。いよいよひまわりにご対面。 次回へ。