塗装が終わった翌日の昨日は、自転車のタイヤ交換。
この自転車は以前にも紹介した様に、土地付き中古住宅を買った時に敷地の隅に捨てられていたサビサビの自転車を自分で直して使っているものです。 年式は恐らく35年位前のナショナルのサイクリング自転車で、野ざらしで捨てられていたので車輪のスポーク等も錆がひどくて再生不能かと思ったけど、やすりで錆を落として塗装を施して何とか使える状態にした。
しかし、先日のパンクの件でパンク修理の際、車輪のリム内のスポークのネジ止め部分がひどく錆びて錆の塊がリム内にいくつも転がっていて、これが原因でチューブに穴が開いた可能性も充分あると判断して3年目になるタイヤとチューブを新調するついでにこの錆を落とすことにした。
車輪をフレームから外してゴムタイヤを取り外し、リムテープを剥がすとスポークの取り付け部分はひどい錆でかなり膨らんでいる。
実は、15年前にこの自転車を再生した際にも分かっていはいたが、リムテープが破けそうだったのでそのまま放置していた。
15年がかりの錆落としとなった。
でも、錆びるとかなり錆が膨らんでいてもうダメだって感じですが意外とその割、元の金属部分って結構残っています。一つ一つ丁寧に錆を落として錆止め剤を塗って行きました。
スポークの本数分有りますから、これまた凄い時間が掛かった。 前後車輪2つですから3時間くらいかかった。
次にハンドル部分のクッション材の交換。
これは、自転車屋さんに行っても売ってません。 10年以上前に試行錯誤の上、ホームセンタで見つけたウレタンのクッション材。
どうしても長時間運転していると手の平が痛くなってくるので何か良い方法は無いかと、水道の凍結防止用のパイプを覆うための発泡性の物を使ったりしたが、2、3回使うとヘタってしまって頻繁に交換が必要だった。 そこで、ホームセンタをくまなく物色して見つけたのが、天井の低い場所などで壁の角が頭にぶつかっても怪我などしないように角に当てて置くためのウレタンのクッション材。
これを結束バンドで固定して使っているが、滑らないし、手は痛くならないし、表面が劣化しても全くヘタったりしないので3年位は交換せずに使える優れもの。
専用のハンドルテープなんかより数倍も疲れずサイクリングが出来る。 専用の部材を高い金出して買っても使いやすいとは限らない。フレームの色と合ってるし、自分では凄く気に入っている。
今風の最新自転車も良いけど、35年も前の自転車だってこんな工夫一つ一つが自転車への愛着となり、サイクリングを長く続けられている理由の一つかも知れない。
あゝでも気持ちがすっきりした。 何でも完璧に事をやり遂げると言うのは気持ちの良いものだ。