ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・

実験中

笑うな

2023-06-06 09:06:37 | 読んだ本の紹介

笑うな 筒井康隆





先日テレビを見てたら面白い企画をやってました

2023年4月20日(木)に放送された

アメトーーク!の「本屋で読書芸人」です



「読書芸人」は本屋さんが好きな芸人がおすすめの本を紹介するという番組。

前回が2021年12月なので、2年ぶりの開催ということで。

前回から続投は、Aマッソ加納さんとラランドのニシダさんでした



まあ皆さん、読書の趣味と申しましょうか

いろんな本を読んでおられます

わしなんか、最近はミステリーがほとんどになってきましたが

昔は、SFから時代物、ホラーにお笑い、落語全集も読んでましたね

本屋へ行くのが好きでした。

半面、新書やハウトゥーものビジネス書なんてのは、一切読みませんね

娯楽ものばかりです。



作家のかたと波長が合うかどうかですね

波長が合う作家が書いたものは、すべて読みます

今だったら、黒川博行御大なんか単行本が出た瞬間に買ってます。

反対に波長が合わないとなるととことん嫌いになります

宮部みゆきなんかは、最初読んだのが「野火」だったので

めっちゃ面白くて、これは!って思ってほかの作品もむさぼり読んだのですが

「模倣犯」でこいつはだめだと思いましたね

金返せレベルのしょうもなさでした。映画化されたときの主人公が中居君だったので

中居君まで嫌いになりましたわ。

そんなことどうでもええんです



本屋が好きな人の話でした

そんな本好きのAマッソ加納さんがおすすめの1冊の中に

筒井康隆の「笑うな」がありました

ショートショートなんですがなかなか面白いです

筒井先生特有のグロテスクさもなく読みやすい1冊になってます



私が好きな1編は「駝鳥」という作品ですが



砂漠で遭難した、男と駝鳥1羽

食べるものもなくなり、ついに男は駝鳥のもも肉を削って食べます

寝てる間に駝鳥は男の金時計を食べてしまいます。

男は、大事な金時計を食べられたので

その代わりといいながら、もも肉から胸肉、尻肉と食べていきます

食べられても駝鳥は文句も言わず黙って男について歩きます

お前はおれの大事な金時計を食べてしまったのだから、

代わりにすこし肉をもらうぞ

と言いながら、内臓まで食べてしまいます。

そして駝鳥は、骨だけになってしまいます

肋骨の中には、駝鳥が食べた金時計が光ってました

しかし駝鳥はおとなしく男について歩きます

ある日、ようやく街にたどり着きます

男は街についた時、金がないと困ると思い

金時計を売って金に換えようと

駝鳥の胸に手を入れ金時計を取り上げると

いままで黙っていた駝鳥が

「それを取り上げるのか?」と初めて口をききました



はてさてどうなるのか!?

続きが気になる方は、読んでみて

















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする