たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

梅雨と紫陽花

2010-06-28 23:48:39 | 現実
3年前、2007年の6月末、つまり今頃、「謎の紫陽花寺」という記事を書いた。
それより10年ほど前に訪れた同じ寺が、全く違う場所のようだったので不思議だった、という内容のもの。
それからもう3年も経つとは。
去年、一昨年は花を見に行く、というような風流なことはしていなかった。

私も同居人も、仕事の責任が重くなるにつれだんだん、疲れて日曜はうちにいてゆっくりしたい気分の時が多くなったからだろうと思う。

それより以前は、琵琶湖畔の蓮の群生、奈良の私たちのお気に入りの寺、長谷寺に有名な牡丹を見に行ったり、あるいは室生寺に石楠花を、とあちこち回ったものだ。室生寺には、夜遅くホタル狩りに行ったこともある。
みな、5月から7月という所。

しかし、紫陽花は別に、紫陽花寺に行かずとも、このあたりには今よく咲いている。
写真の紫陽花は見事だけれど、実は周りは殺風景。
車がびゅんびゅん走る道路に沿って建つ、市営住宅のそばに生えている紫陽花なのだ。かなりの大木になっているが、今時期は雨が多いからいきいきしている。

数年前帰省した時に気づいたのが、8月に紫陽花が咲いている、ということ。
北海道にいた時は当たり前と思っていたのだが、梅と桜が一緒の時期だったり、6月から8月にかけては春、夏、秋の花が一緒に見られたりするのだ。
紫陽花と向日葵と薔薇とコスモスが、花だらけの実家の庭や門の外に咲いていた。

関西に住んではじめて、梅が思いっきり寒い時期に咲き、桜はその後、まだ肌寒い3月末頃なんだ、と気づいた。

しかし、それは「花の咲く季節」が本州を基準にしているからだ。
北海道で別にずれて咲いているわけではない。北海道には北海道の季節があるのだから。
実際、GWに長野に行った時には、まだ桜が咲いていた。北海道と同じくらいだ。


花と季節を結び付ける事をしたのは、そして記録に残す事をしたのは、やはり関西方面の人々が多いのかな?大昔からずいぶん歌に歌われているし…。
万葉集の「花」は桜ではなく(その頃には桜がなかったので)梅だ、ときいた事があるけれど、むろんそれから、気候も変わっているし、外国からもたらされた植物ももっともっと増えたことだろう。

紫陽花はどうなのかな?
どちらにせよ、このうっとうしい季節に、青紫、あるいは淡いピンクのさわやかな色合いで目を楽しませてくれる花だ。梅雨時の唯一の楽しみである。

家でも育ててみたいものだけれど、これは鉢植えよりも庭にあった方がよい。
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2 コメント

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Unknown (リス)
2010-07-15 11:57:09
わたしにとって「あじさい」というのは
おそらく
7条にあった「山七公園」で幼稚園の頃に遠足か何かで行ったときに見たのが最初の記憶です。
(絵本でかたつむりといっしょにえかがれていたのを実体験と錯誤している可能性も否めず…)

我が家の狭いベランダでも昨年に下田のあじさい祭りで買ってきた鉢が2つまた
今年も花を咲かせてくれました♪


そういえば。

日本での「緑の花色のあじさい」
はほとんどの場合ウイルスによる病変なんだそうです。
みどりあじさいがあったら隔離しないといけないそうです。

昨日どこかでみました。

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リスさん> ()
2010-07-19 00:05:07
山七公園というと、「炊事遠足」などの印象が強く、紫陽花のことまでは記憶にないですね…。
あそこは良いところでした。印象としては、緑濃い公園。あまり広くはなかったけれど。

緑色の紫陽花、たまに見かけますが涼しげできれいなのに…病変とは!びっくりです。
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