たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

牡丹寺・花・花・花。

2015-05-04 14:49:57 | 現実
花の寺、という言い方がある。

よくあるのが「あじさい寺」かと思う。関西圏にはいくつもある。雨、しっとりした紫陽花の色合い、お寺の落ち着いた雰囲気などがぴったりくるからだろう。

「さくら寺」という言い方はきいたことがないのはなぜか。桜が有名な寺が多すぎるからか。


先日は久しぶりに「ボタン寺」として有名な奈良の長谷寺へ詣った。

ここはお気に入りの寺で、2011年には冬、春、夏、秋と季節の移り変わりと雪、花、紅葉をアルバムにしたが、それ以降来ていなかった。同居人も私も4年ぶり。

4年も来ていないように思えなかったが、門前町のお店も変わっているものがあったり、閉めてしまった草餅の店もあり。

しかし牡丹は変わらず迎えてくれる。花を愛でながら登廊をゆっくり上る。






青空も風の気持ち良さも文句なし。
暑すぎず、もう無論寒くもない、梅雨前の関西の最高の季節だ。


いつも内陣の開き口から、お腹から上しか見えない十一面観音様の足に触ってお願いごとの出来る特別展の日なので、お香と五色のブレスレットをつけてもらい、巨大なおみ足に(みんなが触ってつるつる)なでてくる。
なんといっても10mの観音様、真下から見上げるとすごい迫力である。




晴れわたった本堂の舞台からは山々と五重塔が鮮やかだ。








ここでもびっくりしたのが、やはり本堂横の納経所。以前来た時には閑散としていたはずだが、10人以上ご朱印帳を抱えた人が並び、ご朱印を書く人も4人もいる。
ここもご朱印帳ビジネス、頑張っているのだ!

たださすがに真言宗豊山派大本山のお寺、西国三十三所の札所でもあるため、本格的に白衣を差し出している方もあり、京都のお寺でカワイイご朱印帳を出している、みたいな女の子グループはいない。

一番普通の「大悲閣(観世音菩薩像を安置した仏堂)」以外にもここには「いくたびも 参る心は はつせ寺 山もちかいも 深き谷川」のご詠歌を書いてもらいそれにご朱印、というバージョンもある。

同居人は「オレそっちがいい」と言い張るので二つとも書いてもらうことにする。私のご朱印帳なんだけど…
彼もいまは私のご朱印集めを楽しみにしているらしいのだ。







このお寺は山全体がお寺なので、とにかく広い。しかしたいていの参詣者は登廊から本堂の舞台、あとは降りていくというパターンで、上にあがると五重塔から林を抜けて気持ちの良い、しかも整備された歩きやすい山道があるとは知らないようだ。



さすが花の寺、ここは牡丹も有名だが、広い境内にはさまざまな花が真っ盛り。

八重山吹の黄色は、いかにも和風!の黄色。鮮やかだけれど、ひまわりとは違う。




ベニバナトキワマンサク。何の花だろうとネットで「長谷寺便り」を見て見つけた名前。これもマンサクだとは。





とりわけ光に映えて美しかったのがこの、オオデマリの花。光を集めているよう。




御衣黄桜。これが桜?という色合いだけれど、さわやかな組み合わせの色合い。




私、虫じゃないのだけれど、花には惹かれます。






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