たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

紫陽花の季節です。長谷寺へ。

2011-06-13 22:36:59 | 現実





紫陽花は大好きな花である。ほとんどの花が私の好きな色ばかり。

下の色相環の輪の中から言うと、「緑みの青」から「赤紫」が私の好みの色。服や持ち物の色も、色がついているものならほとんどこの範囲である。
そして紫陽花の色はたいてい、ぴったりこの中に当てはまる。これ以外は「白」だが白も大好きな色だ。白の紫陽花はこの上もなく上品である。



梅雨時に相応しい色合いでもあるような。
この時期にオレンジとか、赤、黄色が似合うとは思われない。
うっとうしい空に清涼感をもたらしてくれる色合いである。

さて、今年の長谷寺参りも2月から始まり、これで4回目。花の御寺というわけで、花の時期を見て訪れ、季節の移り変わりを感じるのも面白いものだ。

先月は花芽がやっとすこし見え始めた位だった紫陽花だが、6月になってあちこちで見るようになった。
しかしながら長谷寺は山の中、まだ気温が低かったらしく、見ごろは7月初めになりそうだ。それでも咲き始めの淡い色合いが美しい花がたくさんあり、私のような素人カメラマンの姿も。
花もそうだが、雨上がり、苔の緑が生き生きとしてみずみずしかった。

梅雨時に暑ければ、399段の階段を登る長谷寺は結構きついのだが、今朝は早め、10時に到着したせいもあって涼しく、日陰は空気もまだひんやりしていた。

今日は本尊大観音尊像、特別拝観ができるという事、普段は「窓から見る」風な観音様の足元に入って、おみ足に触れて「ご縁」を結べるのだ。

特別拝観料1000円を払って入ると、腕に「結縁の五色線」を巻いてくれる。これは仏の5つの智慧をあらわすのだとか。そのほかに結縁お守りを頂き、左手にお香を載せてもらい、頭をぶつけそうになりながら足元へ。





係のお坊様が説明をしてくれる。

12メートル、木造の観音様としては日本最大、さすがの迫力であるが、大きすぎて上までよく見えない。しかし普段はおなかのあたりから上しか見えない観音様の足元を見られるのはなかなか面白いものである。

「ご遠慮なく触れてください」

と言うお坊様の言葉でおみ足に触らせて頂く。

でっかい足!

12メートルもある体を支えるのだから当然だけど…。

それに、やっぱり偏平足である。

たっぷり触れさせて頂き、あれやこれやとお願いをし、お坊様が最後に「おんまかきゃらそわか」と頭の上でなんだかしてくれる。
なんだかありがたい気持ちになった。

この際、私のウチは真言宗でなく浄土真宗であることはわきに置いておこう。




いつもの散策と写真撮影散歩、気持ちよく坂を下る。下ったあたりにちょうどいい具合に花のひと群れ。

「色、まだ出てないねえ…」花撮影用らしくマクロレンズを付けたカメラの男性が言う。

ここに来ると、必ず素人カメラマンさんが話しかけてくる。中には、「こっちから撮ったらいいよ」と場所を譲ってくれる人も。

「そうですねえ」

「あ、ちょうちょ、止まれ!」

手慣れた様子で素早く蝶々と紫陽花の写真を撮って去っていった。

私もマクロレンズ、手に入れたいところであるが…このカメラには重すぎるかも。


帰りはちょっと小腹がすいたので、このあたりの名物の「草餅」を買って電車で食べることにする。

人気のない草餅屋さんのカウンターではなぜか猫が店番をしていた。







デジブック 『紫陽花の朝』





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5 コメント

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リスさん> ()
2011-06-17 01:34:44
わざわざ調べてくださってありがとうございます。ちなみに私、黒も好きでした。(今でもですが)
母はまったく心理学など考えず、「子供には地味な色が合う」と言っていて、よく黒やグレーの服も着せられてました。
かなり私は影響を受けています。
美人さんと言って頂くととても嬉しいですが、私は自分を「たれ目」と思っていました。
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連投すみません (リス)
2011-06-16 12:49:35
上のコメント一行目、「帰宅になって」は「気になって」です。辞書登録してあって誤変換のまま投稿してしまいました。申し訳ございません汗
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色彩心理学 (リス)
2011-06-16 12:47:55
紫さん

帰宅になって調べてみたらこういうのにヒットしました。
http://www.h2.dion.ne.jp/~i-art/bunseki/bunseki_asari.html
提唱されはじめたのてちょうど1951年頃らしくその頃はは母は高校生?ぐらいですから短大進学前に何らかの影響うけた可能性が
考えられます。

ちなみに幼少の頃から青系統がお好きとのことですが。

紫さんは子供のころから美人さんでしたので
なにやら「透き通った」ような硬い言葉で言うと「透徹」したものが備わっていらしたと記憶しています。お母様も美人さんですしね。

イタリアあたりでは深い青は「アズーロ」とか言われて老若男女問わず好まれる色ですものね。

もしかすると紫さんこうしたラテン系の血筋が遠い祖先で入っていらっしゃるやもしれませんよ。
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リスさん> (くみっぱ)
2011-06-15 01:03:20
リスさんも紫がお好きでしたか!
そう、確か紫が好きなのはなにやらあったような気がします、お母様が言われたように。
精神的に何か、とか…。
確かに子供が「紫好き」というのは珍しいかもしれませんね。
私は子供のころから青系が好きでした。
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真言 (リス)
2011-06-14 07:56:53
きれいなあじさいのお写真をみせていただいて
それだけでも真言を浴びたような清々しい気持ちにさせていただきます。

腕きれいですね。すてきなことです

子供の頃から紫が大好きでしたが
そう言うと小さいころ母は「紫が好きというのは病気かもしれない」とぶつぶつ言いました。

昔のひとたちはそういう思い込みがあったのでしょうかね。
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