三連休は雨という予報だったので、11月2日の月例登山は中止と思っていた。
今回のリーダーは会長K氏。前日夕方確認の電話をした「明日は中止ですね?」 返事は「行きますよ~向う、松川町は晴れです!」
松本は当日明け方まで、雨音がしていた。不安ながらも弁当を用意し、3時半に目覚ましをかけた。
4時30分、暗い中を三才山峠を越える。5時5分ちょっと遅れて、集合場所の武石公民館着。
今日の参加者は5人と聞いていたが、4人となった。
実はリーダー以外ははじめてのコース。中央アルプスの地図を開いたところ、南の一番下に見付かった。南駒ケ岳~越百山へ向う支稜のひとつだった。事務局からの案内には”標高差1100m少しハードです”とあった。
今日の行程計画
上田市(武石)5:00~高速道~松川町鳩打峠7:30~小八郎岳8:10~飯島コース分10:30~烏帽子ヶ岳12:00ー12:30~飯島コース分岐~小八郎岳~鳩打峠15:30~上田市18:30
7時少し過ぎ、鳩打峠出発
駐車場に先行者のものと思われる軽自動車が一台あった。
小八郎岳1,470mで小休止
ここで烏帽子ヶ岳が雲から一部顔を出していた。
↑ 南アルプスの南部の山並み
↓ 南アルプス北部;鋸岳、それにつづく甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳はすっかり雲の中
小用で藪こぎした時、この花を見つけてしまった。松虫草が一株!
風が治まるのを待っていたが、ピンボケに・・・11月のマツムシソウに遭えて感激!
さあ、秋の山はゆっくりしていられません。せっぺせっぺと登る。足元は楢やもみじの落葉が厚く積もっていて木の根っこを隠している。時々あしをとられる。
飯島コース分岐にこんな標示があった。私たちは松川コース。
登山道の右側・左側が崩落している
この葉はイワカガミより尖っているので、コイワカガミかイワウチワだろうか・・・5合目あたりから上に目立っている。夏にはピンクの絨毯だろうか・・・
この後、単独行の女性が下山してきた。時間から烏帽子ヶ岳往復と思われた。無言ですれ違った後に、何かこちらから話しかければよかったなあと思ったが・・
熊避けのベルもつけていなかった・・・この寂しい山にひとりとは勇気あるなあ~と
飯島コース分岐から上は厳しい登りがつづいた。
2,190mは・・・
11:10 頂上 予定より1時間早く到着した。しかし霧に巻かれ、視界は全く利かず、寒い。
晴れていれば、南アルプスの塩見岳がまん前に、南駒ケ岳や空木岳が上部に仰げるはず・・・
頂上から少しくだり、風を避けて昼飯とした。上着を重ねても寒く、長居は出来ない
頂上の下の烏帽子岩によじ登る男たち、私たち女ふたりは岩の下を巻いた。
11時40分下山開始。間もなく雨がぽつぽつ落ち始めたが、カッパを着るほどではなかった。
急坂を下り終えると周囲の美しい紅葉が目に入る
14;10 予定より1時間以上早く、鳩打峠に下山した。
登り約4時間、下り3時間。歩数;24,500歩
松川町に下り、「信州まつかわ温泉・清流苑」で、つるつるした気持ちの良いお湯にゆっくり浸かった。評判のよい温泉らしく、たいへん混みあっていた。
17:00 武石に帰着した。