4時起床

夜がすっかり明ける前(喜作新道・赤岩岳の奥の)北穂高岳の小屋の灯りを2階3号室から撮ってみたが、ピンボケ・・
4:20 牛首展望台の急坂を登り、朝焼けを待ったが

坂の途中から高瀬ダム方面を覗く
東の雲が厚く、なかなか大天井からお日さまがでてくれなかった。
「昨年のような寒さがないネ、このまま焼けないかも・・」とそれでも待った。

東の空はうっすらとピンクに

立山~剣岳方面

裏銀の山々のモルゲンロート
お槍に大天井岳の影ができ、穂先から染まりだした

手前は喜作新道の赤岩岳・西岳、奥に前穂~吊り尾根~北穂
<ここでちょっとだけ 雪形探訪>

中岳の舞姫をズーム

その手前、大喰岳の雪渓に黒い雪形「親子の修行僧」を見つけた

ここからの常念岳はこのように見える

牛首展望台を降りる頃は谷から雲が上がって行った
小屋に戻り、美味しい朝食をご馳走になった。
6:30 小屋の女性スタッフ、小池支配人と記念撮影し、出発

小屋の前を昨日の道に少しだけ戻り、二ノ俣谷を見下ろしながら稜線分岐まで1時間弱登りりあげる。

稜線近くいつものところでコマクサが朝陽を浴びていた

↑大天荘
・・・今日はいつもパスしていた大天井岳山頂に寄ることにした・・・

斜面に大きな雪渓が残っており、それ前景に立山~剣岳

燕岳の後ろに鹿島槍ヶ岳と奥に白馬岳

中央に蓮華岳その後ろ鹿島槍ヶ岳と白馬岳

中央に針ノ木岳~蓮華岳

大天井岳2,922mなので、常念山脈で一番高い山。
「常念岳2856mより高いんだ、里から見ると常念が一番だと思っていたね」と同行者たち

やっぱりお槍さんを背景に撮ってもらい、お返しに単独行の男性にアングルに気を付けて3方向から。

ここから有明山を見下ろして・・
「昨年秋に3人で登った時、3つあるお社のうち奥社を省略しちゃったね・・」
「山頂までシャクナゲがあった・・次は6月下旬の花の咲くころにって約束だったね」

燕岳と後方に針ノ木岳から後立山連峰

チングルマを前景に立山方面を

遠く木曽駒ケ岳が雲から頭を出した
さあ、常念乗越まで2時間半で歩きましょう

前穂の左に木曽御嶽山、噴煙が少し上がっている

中天井岳の手前の安曇側の残った雪渓

草地にコケモモやオヤマノエンドウなどいろいろ

イワツメクサ

こちらはタカネツメクサかな

横通岳までコマクサがつづく

今日も雷鳥があらわれてくれたが、顔を見せてはくれない・・
東天井カール;この場所は残雪が「仔犬」の雪形が見えるところ
7月初め長峰山の展望台で2時間粘って見たんだった・・
追記しましょう

7月初めに長峰山から撮った東天井岳カールの白い雪形「仔犬」・・左端

これは中ほどに右を向いて座ってます・・わかりますか

カール上部の雪渓は例年より大きい。奥の山は常念岳と蝶ヶ岳

カールの上部はお花畑

涸沢カールが大きく見えるようになって、
今、前穂と奥穂の山頂部に雲はついている

御嶽山と乗鞍岳が並んで見えるようになる

横通岳2,767m、左下へ尾根が続いている
先日の常念小屋2代目山田恒男氏の葬儀の弔辞の中で山田さんの功績が紹介された。
〝以前、この尾根の下のゴルフ場の辺りからロープウエイを張る計画が地元有志から出た時、山田氏が先頭に立って反対しその計画を止めさせた。もし、その反対運動がなかったら常念山脈に軽装の登山者が押し寄せ、遭難者が増え、今の環境は破壊されたに違いない”と。

東天井岳の避難小屋の跡

安曇野側からガスがあがってくる

ハイマツ/這松でなく、これはハイカラマツ/這唐松
この標高で2400mより上で唐松が自生しているのは珍しいという

乗越の赤い屋根は常念小屋
10:50 常念小屋で昼食、うどんやラーメンをベランダでいただいた
11:30 一の沢口へ15時にタクシーを予約 下山開始

胸突き八丁から河原に下りる百曲がりはお花畑

ミヤマカラマツ

コキンレイカ オミナエシ科

ヤマブキショウマ バラ科

グンナイフウロ

アザミが咲くのはこれからかな・・

センジュガンピ ナデシコ科

オオバミゾホウズキ
ここで美味しい水を飲み,汲んで帰るのはいつものこと

ミヤマアカバナ アカバナ科

クルマユリ

トリカブトはまだおおかたが蕾
オオヤマレンゲの花が2つ残っていてくれた

マタタビ
14:50 一の沢登山口に到着。予約のタクシーに乗った。
シャクナゲ荘で入湯し、Yu子さんちでお茶と御嶽海の応援、その後帰宅。
<歩数>
1日目;中房温泉~燕岳尾根あるき~大天ヒュッテ
21,500歩 消費カロリー1137㎉
2日目;大天ヒュッテ~常念乗越~一の沢登山口
22,426歩+α (消費カロリー474㎉)
*ヒュッテから大天井岳頂上まで塾大メイトを付け忘れ!!