4日目・1月12日(日)今日はトルーカ北峰4620m・Nevado deTorucaに登る
5:00 モーニングコール 夕べの内に水2リッターなど用意は万全のはず。
6:00 ホテルのロビーで届いたサンドイッチやサラダの朝食を摂った。現地ガイドさんは2日前の高所順応の山登りでもお世話になったM氏。今朝もにこやかなお顔で待っていて下さった。
車はライトをつけて山をのぼっていく。
7時近く、樹林帯の向うが紅くなり始めた。
南峰に陽が当たっている
駐車場は登山口のアンテナハット4200m。気温3℃
トイレがあるのはここが最終で、これからは岩陰を見つけてしなければならない・・・。
これからのぼる北峰方向。コンパスを入れて撮ってみました・・・いかが
9:00これからストレッチ体操をしてから、歩き始めます。この体操風景はどこの国へ行ってもやるので、皆さんに面白そうに見学されてしまいます。
トレック開始して45分。火口湖の見える峠までゆっくり、ゆっくり上ってきたが、既に皆さん息が切れている。
そこにはドライバーさんが先回りしていたが、おふたりはここまで。下山は7時間後の予定なので駐車場で待機してもらうことになる。
火口湖はメキシコの皆さんにとっては神聖場所でここの畔まで上がってきて、これから結婚式をしようというカップルもいたり、午後は多くの家族づれでにぎわっていた。
さあ、北に向かってがんばって登りましょう!と。ガイドのM氏;本職は歴史の教師とか
背後には南峰の尾根
2つの火口湖が見えるところまでのぼった。調子の上がらないものも出始めたが、このきれいな景色に励まされ、休み、休みのぼり続けた。
11:00 北峰の下まで上がってきた。ここは4500m地点、頂上まではあと120mを登り、帰ってこなければならない。それには3時間以上かかるだろう・・・
ガイド氏とツアリーダーが、雪の着いているところまで偵察にのぼった。そして日陰の雪の斜面をトラバースすることはこの装備では危険だ・・・安全第一と、判断された。
そう決めた、とたん ゛さあ、ここでお昼にしよう!”と、元気になった。
でも、私自身はアイゼンを持ってくれば登れたかもナア~ちょっと残念だったな~というのが正直な気持ち・・。
それぞれに撮影タイム。
メキシコ平原を見下ろしながら下山開始
ポポカペトル峰
↑ 2日前に高所順応で4200まで登ったイシタシワトル峰。午後になって雲がついている。
2つの火口湖も午後になって湧いてきた白い雲を湖面に映している。
三つの雲が浮いている、その下はメキシコシティ。ガイド嬢曰く゛その下の黒い部分はスモッグです”と。メキシコは日本と同じに地震国で、1985年の大地震では正確な数字は出ていないようだが、死者は5万人とも・・。
岩の隙間にベンケイソウの仲間が小さな花をつけていた
乾いた土に苔もついている
登山口9:30・・・下山が13:30。最後の行程を省略したので、7時間の予定が4時間に短縮された。
この日は日曜日、沢山のファミリーが車で山まで上がってきて、雪遊びに興じている。小さな子ども、赤ん坊を抱いて・・・。ここは4300m、この高所に連れてきていいの?と心配になる。
雪渓を滑り下りている。頭打ったら・・・と観ているこちらがヒヤヒヤしてしまった。
馬がそこかしこで活躍していた。
駐車場から2~3㎞下まで道路は満杯。私たちのガイド氏が渋滞の先まで下りていき、真ん中一本を空けてもらうよう采配して、動けるようになるまで1時間以上も待たされた。それにしても街中には警察官が多勢いるのに、山では見かけなかった。どうも週末の度にこの状況のようだ。
メキシコは日本の車屋さんがどんどん工場を増やしている。そして市民にどんどん車を買ってもらっているんだ・・・なんだか複雑・・・
翌朝、ホテルから観た朝焼けのネバド・デ・トルーカ4690m Nevado de Toluca