快晴の日曜日をねらって、いよいよ伊那に繰り出した。いつもの雪形めぐりの相棒hiroさんと。
今回も丸山祥司氏のタウン情報を活用させてもらうつもりで持参しているが、今日はhiroさんのドコモpadに安曇野市HPに「雪形」がある。その中には伊那谷も載っており、大いに頼りになった。
↑ 千畳敷カールを眺め上げて・・・駒ヶ根市ICを下りて農道を走っている。
ここには「島田娘」「稗まき・・」「種まき・・」4人の爺と小僧など沢山の雪形が伝承されている。
まず、島田娘を探した。千畳敷カールの左の尾根に直ぐ見つかった。
カールの底、ホテル千畳敷の左上に島田娘がいる。
島田娘の左には。「種まき爺と小僧」➞今は盆踊り娘に変化
伊那前岳の「黒蝶」も初めて知った雪形だ!
ちゃんと撮れていたのだ・・・うれしい!
車を駒ヶ根から飯島町に向けて南下した。
南駒ヶ岳に「陣屋代官」と「稗蒔き女と稗蒔きじょろし」
この「陣屋代官」は現場では発見できず、パソコン画面で見つけることができた。
2015・3・12のタウン情報によると、昨日の雪形は10年前の5月24日~30日の状態と思われる。
↑ 田切岳の奥、赤薙岳の「権兵衛」と「駒」
そして、赤薙岳下のカールにネガ型・黒型の「五人坊主」
この坊主たちはこれから1ヶ月くらいかけて大きくなり、隣とくっつくらしい。
飯島町で与太切川を渡った後、飯沼橋で天竜川左岸に渡り、県道18号線に移った。
中央アルプスから離れるので、山全体が良く見えるようになった。
雪形探訪には、県道18号線がいいことが判った。
ここから駒ヶ根から高遠町にむけて天竜川と高速道を左手に見ながら移動した。
越母山~南駒ヶ岳~空木岳
左の越母山に現われた「牛天神」 尾根に真っ黒な牛がどっしりと。
“牛は天神様の使いといわれる。先人たちはこの雪形を天神様が牛に乗った姿に見立て伝承してきた” という。
空木岳;日本百名山のひとつ、2864mの名の由来は雪形である。
ウツギはユキノシタ科の落葉低木。卯の花とも呼ばれ・・・山全体をウツギの花に見立てたもの。
ちょうどこの日も道端に真っ白な花を沢山見ることができた
伊那谷では木曽駒ヶ岳を「西駒」と呼んでいる。(南アルプスの甲斐駒ヶ岳を南駒と・・)
駒ヶ根から木曾駒ヶ岳に登るには、多くの登山者(あるいは観光客は)千畳敷カールへはロープウェイで、そこから宝剣岳を目指して尾根まで上がり、右手に中岳を越えて本峰にいたる。
その中岳に現われるの雪形が「駒」「下がり駒」
高遠城址からみた「下がり駒」
木曾駒ヶ岳の名の由来になった雪形
富県からみた木曾駒ヶ岳
将棋頭山の「双馬」
高遠城址からみた2頭の馬 「双馬」
この日のお土産は名物「高遠まん頭」
甘さ控えめ上品なまん頭
11時;高遠城址で昼飯を食べ、伊那ICから高速道へ乗り、豊科に向けて戻った。
6月になって雪解けが更に進むと、また異なった雪形が現われる。
それは来年のおたのしみということにしよう。