常念乗越2466mからの山頂は岩の塊を登る1時間余りのきつい道だ。
常念夏山診療所に関わり35年、退任してからも毎年登っていた。
最近は乗越から反対方向の横通岳に行き、花をたのしみ、360℃の眺望を撮ることが多かった。
同行者「ネモさんとは一回しか山頂に行っていない。今日はがんばりましょう!」の喝 
しかたがない、がんばりましょうか・・でも今日は眺望がないよね・・
そういいながらザックを小屋に預けて、カメラはコンデジだけをポケットに登ります。

すこし登って乗越~横通をみると、安曇野側からガスが湧いてきます

100メートルほど登った所でトウヤクリンドウの塊があり、うれしく撮りました


長雨のためか花弁の先が傷んでいるものもあります。でも秋のはじまりの花



東鎌尾根~大天井岳
👇 横通岳から奥に天井岳岳


大キレットの底だけが雲から出て穂高岳は雲の中
👇 槍ケ岳は隠れ、東鎌尾根の向こう、北鎌尾根をズームしてみました


山頂までもう少し・・あと15分くらいかな。バテテます

山頂も間近に

ヨレヨレで山頂到着!

眺望は望めません・・証拠写真を撮って、早々に下ります
でも、山頂直下に花があるはず・・と探します

ミヤマホツツジ


イワギキョウと写っているのはコメバツツジかな


一の沢から前後しながら登って来られた愛知県からのおふたりの男性、一カ月前から計画していた山行だったという。
テント張りが終わったらしく、草臥れた様子でもがんばって登っていった。
「明日の朝は乗越からモルゲントートをたのしんでくださいね」と声をかけ別れた。

中ほどまで下ってまた撮ります

ミヤマダイコンソウはこれから紅葉します

小屋の外のテントで遅い昼食にしました

横の夏山診療所は今年はコロナ過の中、休日だけ開業したが、8月12日で閉じている。
小屋の多分忙しくしている?Yamaさんの顔だけをみて帰りましょうと呼び出して・・
「おお!元気だね~ また下界でゆっくりやりましょう」と


👆 下って来た常念岳はもう隠されてます
14:10 下山開始
これから急坂を、木の根や木の階段も多く慎重に下ります。
数年前、山岳会の仲間と来た時、私がこの坂の途中で転倒・転落し「頸椎捻挫」
そんな経験をしたので、さらに用心深くなります。

慎重に40分下って「最後の水場」


2時間下ってきました

一の沢の水量は多いのですが、澄んでます

17時ころ 乗越に日がはいるころでしょうか・・
振り返って、一の沢に入る光芒を撮ってみました


3時間20分で登山口へ、無事到着しました。
緊張からか、すでに首から肩が凝ってます。


これから麓に下ります。
林道わきには主に県外車が駐車されていました。皆さん山の上で過ごされるのでしょう。
私たちは、シャクナゲの湯でバブルバスにゆっくり浸かり、うどん屋で夕飯。
「常念岳に登る」3回に分けて書きました。
1週間、疲れを取って次は秋の花の咲く山を歩きたいと思います。
<追記>
下りも花を採りながらでしたので、追加します

オトギリソウ & オミナエシ・キンレイカ


百曲がりの途中、いつもはもっとたくさんの花なのだが・・


チョウジギク(丁字菊)




ツリバナ

ヨツバヒヨドリに蝶・アサギマダラ


タケシマラン


駐車場のツリフネソウ & キンミズヒキ
