11月24日(月)所属山岳会山行で五郎山(長野県川上村梓山)に登った。
“ごろう山”とは、岩がごろごろしているところからゴロ山が五郎山と名づけられることが多かったという。例えば野口五郎岳とか黒部五郎岳など。確かに名前の通りの岩山だった。
行程
武石公民館6:30~川上村梓山~町田市自然休暇村・登山口~幻の滝分岐~(林道)~登山道入口9:10~マキヨセの頭(西峰)~五郎山山頂11:00・・11:30
~西峰~幻の滝~登山口13:10~武石公民館15:20
5:45松本を出たが、出発時間に10分近く遅れてしまい 参加者は6名、私以外は地元のメンバーできちんとおそろいでした。お天気がいい2台に分乗して出発。
川上村に入ると おお!見覚えのある山容が・・・百名山の金峰山と瑞牆山だ!
走る車の窓越しで上手く撮れるかなあ
右側には格好のいい山がある。仲間たちは登ったことがあるようで、天狗山だったかな?
川上村は高原野菜の村だが、今は収穫が終っていて、その畑は霜がついて白い。
↓ おっ!あれは今日の目的の山,五郎山かな・・・リーダーの先導車についていく
町田自然休暇村から上の林道を少し進んだところに乗用車は駐車し、先導の軽自動車は荒れた林道をぐんぐん登っていった。それを追いかけて乗用車から下りた4名も後を追い登った。RV車は登山口で止まっていた。
9:10 登山口出発
ここは標高1642m
当然ながら、広葉樹林は全て落葉している。
裸木が密生している急な登り
50分登ったところに大きい岩があり見晴らしもまあまあ、ここで小休止。
奥に丸い白い峰が唐松の枝の間から見える。南アルプスにはちがいないけど、同定できない・・
もう少し上ると尾根にでた。
そこから八ヶ岳連峰がみえた。左端の編笠岳だけが午後まで雲がついたままだったが・・・
そこからは岩尾根を両手両足を使って登る。このような登山道に慣れていない者に゛3点確保だよ!”の声がかかる・・・
浅間山もみえる
シャクナゲが群生している。金峰や瑞牆山では6月下旬が見ごろだったから、この山も多分同じだろう。
岩尾根を北側に巻く斜面は苔に覆われている。これを越えると再び急な下り、そして頂上につづく急な登り・・・
↑ そこから左にみえるギザギザの山は、妙義山かな・・・ズーム!
↓ 右前方の峰から尖がった頭を出しているのが、甲武信ヶ岳という。自分が登っていない山は覚えられない・・・
↓ 頂上への岩峰には直登でなく、右側に巻いていく道があった。
11:00登山口から90分、頂上2132,7mに着いた。狭い頂上の一方は針葉樹に遮られているが、三方は開けている。
途中から見えたあの白い峰は・・・
リーダーが指差す先に三千メートル峰の白峰三山、農鳥岳・間ノ岳・北岳だった!!
2010年5月末に残雪期の春山合宿、3泊4日で歩いたのだった。
ズームしてみよう
今日の頂上は風もなくぽかぽかと温かく、これを小春日和というのだろう。
11月2日の烏帽子ヶ岳のホワイトアウトの寒い頂上とは大ちがいだ。
30分のゆっくりの昼食時間となった。私の今日の弁当はおにぎりでなく、サンドイッチとコーヒー、スポーツ牛乳、味の滲みたおでん、干し柿。同行者からリンゴやミカン、漬物が回されてきた。
11:30下山開始。といってもしばらくは岩峰の昇り降りを繰り返さなければならない。
ここからは登山口まで1時間の急な下りだ。尻餅をつかないように慎重に・・・
登山口まで残すこと30分位のところに幻滝の標識。
数分入ったところにあったのは、こんな滑滝だった。午後の陽射しが当たっていたが、凍っているところもある。
その滝の下に一輪の花・・・ホタルブクロ・・・何故、今まで? ちょっと拡大しすぎかたな
↓ この綿帽子をつけたドライフラワーがひと塊。「オヤマボクチ」の種という。植物に詳しい仲間が言うから間違いないだろう。
↑ 幻の滝を過ぎて、林道を下ってくると右側の唐松林のすき間に、五郎山の岩峰が白く見えていた。
13:10 登山口 小春日和の山、4時間の山歩き愉しかったね。
午後の川上村からみた八ヶ岳;権現岳~赤岳~横岳
どこにも寄り道しないで上田に走り、15:20着
夕方17時から山岳会の「忘年会」があるので、それまで女性陣は武石の゛美しの湯”にゆったり・・・