私の父は、大変わがままなオヤジです。
それにかなり難しい人間。
実際、誰かが何かを提案しても
だいたいケチをつけるので、
お父さんに何かしてあげたいと思っても
喜んでもらえず…ケチをつけられそうなので
私の他の兄弟やお嫁さんたちは、ひるんでしまう感じです。
母に対しても、めっちゃ亭主関白。
昭和一桁生まれって、今は少ない頑固オヤジが多いってきくけど、
まさにそんな感じ。
そんな父と母も、今年で結婚50周年。
金婚式だったんです。
金婚式を迎える前から、東京に住む姉から
「お祝いに何かしてあげたいけれど、どうしよう?」という
相談がありました。
お母さんは、子供たちが集まって
みんなで食事をするだけでも
きっと大喜びしてくれるので、
何も心配がないのだけれど
あの親父を喜ばそうと思うと・・・・至難のワザ。
以前、姉が里帰りした時に父が「もういちど上高地にいってみたいな」と
こぼしていたそうで「ふたりに上高地旅行をプレゼントしないか?」という
話が持ち上がった。
そういえば、私が小学生の頃、毎年のように信州旅行をしていて
上高地にも何度か足を運びました。
私の信州好きは、そんな時のことが影響しているのかもです。
ただ、今の上高地は、車の乗り入れもできないし
大阪から行くには、乗り換えもすごく多くて
高齢の両親ふたりだけでいかせるのは少し不安。
私たちが連れていってあげるのか、ツアーにするのか
旅行会社にも相談して、いろんな旅行プランを考え
父の好みを聞きに行った。
弟夫婦は、実家の近くに住んでいるのだけど
どうも弟と父とはそういう会話が弾まない。
父の好みを聞くのは、次女の私の役目。
ある日、上高地旅行のことを切り出すと。
「別に上高地なんか行きたくない。もう、昔行き倒したし」とのたまう。
「じゃあ、他にいきたいところはないの?」と聞くと
「行きたいところか? 実はなテレビでドナウ川の街が美しいってやっていたから、死ぬまでに一度行きたいねん」と、言い出した。
確かに高齢だけど、ゆったりとした日程で添乗員付きなら
なんとか行けるかもしれない。
それが本当の望みなら、叶えてあげたい・・・。
予算はかなりオーバーするけれど、兄弟4人が協力すればなんとか・・・・。
そう思って
後日私は、パンフレットを集めて実家に持っていった。
すると…。
「いやー、やっぱり海外は、しんどいし長時間の飛行機は…」と言い出す。
「じゃあ、金婚式のお祝いは、どこかのレストランで食事会をしようか?」と提案。
すると母が「どっかで夕食を食べに行くのなら、みんなで有馬温泉とかで
会食してゆっくり一泊したいわ。それだと時間も気にしなくていいし…」と。
「じゃあ、それで宿を調べるね」と、話していたら
父が「有馬もいいけどなー。温泉やったら、熱海がええで」と。
私は、熱海にはいったことがないけれど
新幹線ですぐ行けるので、交通も便利だと父は言う。
東京に住む姉の一家や、千葉に住む下の弟一家も
有馬温泉に行くよりか便利なので、その方向で宿を探すことにした。
熱海の情報は、東京にいる姉の方が入手しやすいと思って
姉にもいろいろ調べてもらっていました。
しかし…・
それから、数日が過ぎた時、母から電話が
「お父さん、今度は熱海まで行くのやったら、
景色のいい箱根で泊まりたいって
言い出して・・・・・。
でも、また気持ちが変わるかもしれないから、
もう考えなくていいよ」と。
ほんまにもう、あのワガママ親父め。
それから、急遽箱根の宿を調べ始めました。
両親ふたりだけなら、ちょっとリッチな名旅館にも
泊まらせてあげることができるはず。
でも、私たちの分もなると、かなり予算オーバーしそうだし
高い宿には、泊まれないし…。
うーん、また悩むことに。複数候補を出して
ふたりの希望を聞くことにしました。
ふたりだけで行く旅か、子供たちにもきてほしいのか・・・。
すると、父も坂道を歩くのがしんどくなってきたようで
「旅行はやっぱり無理や」と言い出した。
私が娘じゃなかったら、もう放棄しているで~。
そんな気持ちがころころ変わる父だから、
実際、宿を予約してドタキャンになっても恐いし・・・・。
無難なところで食事会にすることに。
ただ飲んべぇの父は、そこから帰ってくるのがめんどくさいみたいで
なんか乗り気になってくれない。
六甲に、私の結婚記念日にいったフレンチレストランがある。
そこはオーベルシュで宿泊施設もあったはず・・。
と、調べたらやっぱりあった。
それも一軒貸しなので、2名で泊まっても10名で泊まっても4万円という利用料。
これや! これだと父がドタキャンしても、母と私たちで泊まればいいし・・・。
そう思って、他の兄弟の都合を聞いたら、遠方からくる姉や弟は
やっぱり祖母の一周忌の翌日が一番都合がいいという話に・・・。
それで、予約の電話をしたら・・・・。
あー、残念。 その日は、すでに先約が。
もうこの段階で、頭が真っ暗。
さらに「もう俺は、移動するのが面倒やねん」と父。
「お前らだけで、好きなレストランで食べてこい。俺は行かへんから」と
言い出す始末。
金婚式祝いなのに、それはちょっと・・・・。
「どうせなら、うちにレストランが来てくれたらええのになー」と父。
そう、どこかに出かけるのなら、父は急に「行かへん」と
ドタキャンする可能性もあるけれど
家にシェフを呼ぶのなら…。
と、ひらめいた私。
その言葉に、意地になった私は
「よっしゃ、そうしてやろう!!」と決意したのでした。
そして、結局
祖母の一周忌の翌日、両親の金婚式のお祝いをしました。
そのお祝いの模様は、また明日以降のフログに書きますね。
まずは、そのお祝い会の前座として
実家の庭で
私と風ちゃんがなんちゃってドッグダンスを披露。
いつも家では二帖ぐらいのところで遊び半分でやっている
なんちゃってダンス。
外でやるのは初めてなんで、
風ちゃんもきょとんとしちゃったり
途中でくしゃみしたり・・・。
まぁ、笑ってやってください。
私の指示の言葉がうるさくてごめんなさいね。
風ちゃんドッグダンス練習を実家で披露
私も、かなりグラマー度が増しているので、やせなヤバイ・・と
ビデオを見て思いました。
それより練習不足を実感。
反省点がいっぱいのダンスになりました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
ママのダンスにつきあってくれた風ちゃんに愛のポチっをお願いします。
いつも両方押してくださっている方、本当にどうもありがとうございます。
それにかなり難しい人間。
実際、誰かが何かを提案しても
だいたいケチをつけるので、
お父さんに何かしてあげたいと思っても
喜んでもらえず…ケチをつけられそうなので
私の他の兄弟やお嫁さんたちは、ひるんでしまう感じです。
母に対しても、めっちゃ亭主関白。
昭和一桁生まれって、今は少ない頑固オヤジが多いってきくけど、
まさにそんな感じ。
そんな父と母も、今年で結婚50周年。
金婚式だったんです。
金婚式を迎える前から、東京に住む姉から
「お祝いに何かしてあげたいけれど、どうしよう?」という
相談がありました。
お母さんは、子供たちが集まって
みんなで食事をするだけでも
きっと大喜びしてくれるので、
何も心配がないのだけれど
あの親父を喜ばそうと思うと・・・・至難のワザ。
以前、姉が里帰りした時に父が「もういちど上高地にいってみたいな」と
こぼしていたそうで「ふたりに上高地旅行をプレゼントしないか?」という
話が持ち上がった。
そういえば、私が小学生の頃、毎年のように信州旅行をしていて
上高地にも何度か足を運びました。
私の信州好きは、そんな時のことが影響しているのかもです。
ただ、今の上高地は、車の乗り入れもできないし
大阪から行くには、乗り換えもすごく多くて
高齢の両親ふたりだけでいかせるのは少し不安。
私たちが連れていってあげるのか、ツアーにするのか
旅行会社にも相談して、いろんな旅行プランを考え
父の好みを聞きに行った。
弟夫婦は、実家の近くに住んでいるのだけど
どうも弟と父とはそういう会話が弾まない。
父の好みを聞くのは、次女の私の役目。
ある日、上高地旅行のことを切り出すと。
「別に上高地なんか行きたくない。もう、昔行き倒したし」とのたまう。
「じゃあ、他にいきたいところはないの?」と聞くと
「行きたいところか? 実はなテレビでドナウ川の街が美しいってやっていたから、死ぬまでに一度行きたいねん」と、言い出した。
確かに高齢だけど、ゆったりとした日程で添乗員付きなら
なんとか行けるかもしれない。
それが本当の望みなら、叶えてあげたい・・・。
予算はかなりオーバーするけれど、兄弟4人が協力すればなんとか・・・・。
そう思って
後日私は、パンフレットを集めて実家に持っていった。
すると…。
「いやー、やっぱり海外は、しんどいし長時間の飛行機は…」と言い出す。
「じゃあ、金婚式のお祝いは、どこかのレストランで食事会をしようか?」と提案。
すると母が「どっかで夕食を食べに行くのなら、みんなで有馬温泉とかで
会食してゆっくり一泊したいわ。それだと時間も気にしなくていいし…」と。
「じゃあ、それで宿を調べるね」と、話していたら
父が「有馬もいいけどなー。温泉やったら、熱海がええで」と。
私は、熱海にはいったことがないけれど
新幹線ですぐ行けるので、交通も便利だと父は言う。
東京に住む姉の一家や、千葉に住む下の弟一家も
有馬温泉に行くよりか便利なので、その方向で宿を探すことにした。
熱海の情報は、東京にいる姉の方が入手しやすいと思って
姉にもいろいろ調べてもらっていました。
しかし…・
それから、数日が過ぎた時、母から電話が
「お父さん、今度は熱海まで行くのやったら、
景色のいい箱根で泊まりたいって
言い出して・・・・・。
でも、また気持ちが変わるかもしれないから、
もう考えなくていいよ」と。
ほんまにもう、あのワガママ親父め。
それから、急遽箱根の宿を調べ始めました。
両親ふたりだけなら、ちょっとリッチな名旅館にも
泊まらせてあげることができるはず。
でも、私たちの分もなると、かなり予算オーバーしそうだし
高い宿には、泊まれないし…。
うーん、また悩むことに。複数候補を出して
ふたりの希望を聞くことにしました。
ふたりだけで行く旅か、子供たちにもきてほしいのか・・・。
すると、父も坂道を歩くのがしんどくなってきたようで
「旅行はやっぱり無理や」と言い出した。
私が娘じゃなかったら、もう放棄しているで~。
そんな気持ちがころころ変わる父だから、
実際、宿を予約してドタキャンになっても恐いし・・・・。
無難なところで食事会にすることに。
ただ飲んべぇの父は、そこから帰ってくるのがめんどくさいみたいで
なんか乗り気になってくれない。
六甲に、私の結婚記念日にいったフレンチレストランがある。
そこはオーベルシュで宿泊施設もあったはず・・。
と、調べたらやっぱりあった。
それも一軒貸しなので、2名で泊まっても10名で泊まっても4万円という利用料。
これや! これだと父がドタキャンしても、母と私たちで泊まればいいし・・・。
そう思って、他の兄弟の都合を聞いたら、遠方からくる姉や弟は
やっぱり祖母の一周忌の翌日が一番都合がいいという話に・・・。
それで、予約の電話をしたら・・・・。
あー、残念。 その日は、すでに先約が。
もうこの段階で、頭が真っ暗。
さらに「もう俺は、移動するのが面倒やねん」と父。
「お前らだけで、好きなレストランで食べてこい。俺は行かへんから」と
言い出す始末。
金婚式祝いなのに、それはちょっと・・・・。
「どうせなら、うちにレストランが来てくれたらええのになー」と父。
そう、どこかに出かけるのなら、父は急に「行かへん」と
ドタキャンする可能性もあるけれど
家にシェフを呼ぶのなら…。
と、ひらめいた私。
その言葉に、意地になった私は
「よっしゃ、そうしてやろう!!」と決意したのでした。
そして、結局
祖母の一周忌の翌日、両親の金婚式のお祝いをしました。
そのお祝いの模様は、また明日以降のフログに書きますね。
まずは、そのお祝い会の前座として
実家の庭で
私と風ちゃんがなんちゃってドッグダンスを披露。
いつも家では二帖ぐらいのところで遊び半分でやっている
なんちゃってダンス。
外でやるのは初めてなんで、
風ちゃんもきょとんとしちゃったり
途中でくしゃみしたり・・・。
まぁ、笑ってやってください。
私の指示の言葉がうるさくてごめんなさいね。
風ちゃんドッグダンス練習を実家で披露
私も、かなりグラマー度が増しているので、やせなヤバイ・・と
ビデオを見て思いました。
それより練習不足を実感。
反省点がいっぱいのダンスになりました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
ママのダンスにつきあってくれた風ちゃんに愛のポチっをお願いします。
いつも両方押してくださっている方、本当にどうもありがとうございます。