雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

鈴(すず)つけた ほんとのワケは 脱感作(だつかんさ)

2012-09-11 12:12:06 | 風と鈴の大好きな河原
昨日は、朝から夕方まで取材で、とても忙しかったです。


やっと取材が終わって、電車に乗った途端

しばらく治まっていた偏頭痛に見舞われた私。


さらに、駅に着いて、自転車で家に向かっていると雨が降り出して

結局、濡れながら帰るはめに・・・・。


帰宅した時は、かなりしんどくて


着替えてすぐに横になりました。


雨も降っていたし、結局昨日の夜のお散歩は、久々にパスしちゃいました。


風ちゃん、鈴ちゃんごめんやで。


で、今朝起きると・・・・・。

偏頭痛は治まっていて「よっしゃ散歩に行くぞ!!」とドアを開けると


あっちゃ・・また雨が・・・・。




鈴は、雨はイヤじゃないけれど

雨の日は、苦手なご近所散歩が多いので

それがイヤですっかりスイッチをオフにしております。


でも、昨日の夜も散歩に行ってなかっし・・・。


小雨なんで、いつも河川公園まで、カッパコンビと行ってきました。



もちろん、こんな天気だから、公園には誰もいなくて

こんなにだだ広いところが貸し切り状態。


次第に雨も上がってきましたが、今までの猛暑と違って

今朝は、涼しくてとても心地よかったです。


撮影は、できなかっけれど


風ちゃんが風を切って走る姿も見られました。


半径8m(リードの長さ)の円を一周半ほどでしたが

それはもうスピーディで豪快な走りでした。


やっぱり今朝は涼しかったんで、風ちゃんのスイッチがオンになったのかも。

でも、鈴ちゃんが遊びをかけても、知らん顔。



そのクセ、自分からはこういうことをしかけて行くんですよ。



今朝は、鈴よりも風ちゃんの方がハッスルして、よく走っていた感じでした。



さて、先日

鈴ちゃんにスズをつけた話をしましたが(結局、なくしちゃったけど)


鈴にスズをつけた本当の理由をお話ししましょう。(って書いているんやけど)。


スズがついていたら、どこにいるのかわかったり、イタズラが事前に阻止できる・・・というのは

私にとっての副産物。


今回、スズを付けたのは「系統的脱感作(けいとうてきだつかんさ)」の一歩として、はじめたんです。


「系統的脱感作(けいとうてきだつかんさ)」って、なんじゃらホイと思うかもしれません。


心理学用語なんですよね。


それも行動療法で主に使われる治療技法です。


恐がりさんなど、あること神経質で不安になってしまうタイプに、「徐々に慣らしていく」ことで、過敏な反応を和らげるというものです。


実際は、軽度の不安場面から練習して、段階的により強い不安場面に慣らしていく(脱条件づけする)という手順で治療を行うものなんですけどねー。

これは、犬だけじゃなく人間の行動療法にも行われています。

まずは、十分にリラックスした状態で階層的に低い不安対象を経験させることらスタートします。




鈴の場合は、大きな音が苦手。特に車やバイクのエンジン音!!

静かな車はいいけれど、たまに遭遇する、改造車の轟音が最も苦手です。


でも、車の音以外でも、大きな音は何でも苦手みたいで

私がボリュームある私のお腹をポンポン叩く、腹太鼓の音でも、イヤーな顔をします。




正直、うちの家の中って、とっても静かなんですよね。

夜には、パパが帰ってくるけれど

ほとんどの時間は、音を出すのは私だけだし

それもパソコンに向かってしまうと、キーボートをたたく音ぐらいしかしないし・・・。


風ちゃんは、家の中では、ほとんど物音を立てません。


だから、たまに家の前を通る車の音が、すごく目立ちます。


といっても、うちの家は袋路の一番奥なので、通る車は、新聞配達や郵便のバイクとか宅急便の車とかぐらいだったりします。


多分これが、人間のやんちゃな子供がいるような家庭だったら

鈴も常にいろんな音を聞いて慣れただろうに・・・・。



ということで、系統的脱感作をスボラなやり方でトライしようとしたのが

今回のスズ付けです。


さっきも書いたように、系統的脱感作は

「十分にリラックスした状態で階層的に低い不安対象から慣らす」ことが大事。

鈴にとって「十分にリラックスした状態」とは、おうちにいる状態。

「階層的に低い不安対象」ということは、ほとんど気にならないような音=小さなスズ

からスタートすることにしました。


ただし、慣れさすには「頻度」が重要。


いちいち私が鳴らすのは疲れるし、私が音を出しても鈴に逃げられちゃったら意味がない。


ということで、首輪に小さなスズを付けることで、この療法の第一歩にしようと思ったのです。




実は、鈴が子犬の時も「スズなどの音が鳴るものを身に付けさせて、音に慣らした方がいい」という

アドバイスをもらったのですが

その頃に鈴は、今よりもずっと過敏で

一度、ぬいぐるみの首についていたスズを鈴に付けたのでしたが



とても気にしちゃって、スズが鳴らないようなスローな動きしかしなくなったんです。


「こりゃあかん、子犬の活発さを消している」と思って、すぐに外しました。



あれから1年以上経って、鈴ちゃんも随分成長。

最近の鈴ちゃんで、スズも小さくて音も小さいタイプのものだと大丈夫かも・・・と思って。


そこで見つけたスズが猫用だったんです。


迷子札もあって、一石二鳥!!



結局付けていたのは、1週間足らずでしたが

鈴ちゃんは、気にせず行動できたので、そろそろ次の段階を考えなくちゃ・・と思っていたところで


なくしちゃったので、また振り出しです。










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