なんだかすっかり初夏の陽気ですねー。
お散歩でたくさんりタンポポをみかけました。
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それも、大輪のタンポポが誇らしげに咲いていましたよ。
タンポポの種類が違うのかな?
さて、写真は今朝のお散歩のシーンですが、先日ちょっと犬の脳と学習やトレーニングについて
説明することがあったので、以前このブログにも書いていたことを整理してみました。
それは、先代犬の風ちゃんが、高齢になってきて
体調面での不安が大きかったり、カラダも思うように動かなかったり
ママがときどきいなくなっちゃったり、いろんな不安などがあって、
ちょっとしたことで恐怖などの情緒に支配されることが増えてきていた頃のエピソードでした。
そもそも犬の脳の中には、大脳皮質(セレブラルコーテックス)という学習や問題解決などり認知に密接に関係している
脳の部分があり、私は冷静脳とか制御脳とか呼んでいます。
また、大脳辺緑系(リンビックシステム)と呼ばれる生命維持や本能行動、情動行動に関与する部分があり、
私は本能脳とか情緒脳と呼んでいます。
大脳辺緑系(リンビックシステム)は、本能と学習を統合するネットワーク機能があるそうなんですが
どちらか一方の活動が活発になると、もう一方のシステムが抑制されるという特徴があります。
つまり、情緒に完全に支配されている時は冷静脳が働かないですよね。
犬が学習するのは、冷静脳(セレブラルコーテックス)がちゃんと働いている時
だから、犬が恐怖を感じている時は、学習できないと言われています。
しかし、軽い恐怖や興奮など、完全にリンビックシステムに支配される前に
名前を呼んでアイコンタクトをしたり、オスワリなどの指示を出したりすることで
犬の冷静脳(セレブラルコーテックス)が動き出し、恐怖や興奮など本能や情緒が軽減され
冷静な行動ができたりします。
つまり、犬が自分の脳を使うことで、恐怖心が和らぐ可能性があるということですね。
逆に、情緒や本能に支配されているリンビッグシステム状態の脳に
イヌが入ると、人の声が脳伝わらなくなります。
そうなると犬は逃避、遮断、感情の爆発、攻撃などの行動をとったりします。
そんな状態の犬を力で制御しようとすると、咬まれるなどの危険を伴うことがあるので注意が必要です。
風ちゃんは、冷静沈着で多少興奮したり、はしゃいだりしている時も常に冷静脳が働いているタイプでした。
情緒に完全に支配されている時って、めったにない。
しかし、そんな風ちゃんでさえ、晩年になると、時々
情緒脳(リンビッグシステム)に支配されている時かなーと、思う時がありました。
特に疲れている時や、ストレスがかかってくると、若い時のようには行きませんでした。
高齢になると、冷静な脳であるセレブラルコーテックス(大脳皮質)の作動力が衰えるような気がします。
私が思うに、愛犬に声掛けをして反応させることで、
セレブラルコーテックス(大脳皮質)が作動して、リンビックシステム状態になりにくい。
なのでよくトレーニングをしたり、飼い主と常にコミュニケーションができているワンコは、
セレブラルコーテックス(大脳皮質)が作動しやすく、常におりこうでいられるってことなんですよね。
だから風ちゃんは、ママの言葉がいっぱい通じる間柄だったので、私が話しかけることで
極力そういう状態が防げたように思えます。
さて、鈴ちゃんはというと
我が家に来た時、ひどい恐怖症を患っていて、本能・情緒脳に支配されることが本当に多かったわんこです。
平常心・・・つまり、セレブラルコーテックス(大脳皮質)が作動する状態が少ないタイプでしたね。
家から出たら、脱糞するし、逃げよう、隠れようとする。
他人に姿を見られたら、殺されると思っていた鈴ちゃん。
それでも、我が家では、セレブラルコーテックス(大脳皮質)も働き出して、ママとのトレーニングも楽しそうにやっていましたね。
その積み重ねが今に繋がっていると思います。
もちろん、今でも鈴ちゃんは、恐怖の情緒に支配されやすいタイプですが
ママとのコミュニケーション力がアップするにつれて、どんどんマシになった気がします。
それに鈴は、すごーい観察眼があり、周囲のことをめっちゃ冷静に観察していることがわわかります。
風愛ちゃんは、どうかというと、まだまだセレブラルコーテックスは発展途上。
本能が優先されているような気がしますが、徐々に学習能力も高まっている気がします。
私がもうちょっとちゃんと教えてあげれば、いいんですが
やっぱり膝のハンデを考えると遠慮しちゃっている感じが。
オスワリを指示してできなくても、「膝が痛くてできないのかも」と思ったりするので
なかなか難しかったりします。
そろそろちゃんと教えてあげなくっちゃ。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。