雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)7歳の楽しい毎日を575で綴ります。天国に旅立った鈴ちゃんの話も出るよ

午後6時 避難所出てけ?! 閉庁だ

2019-09-13 23:49:56 | 【番外編】


今回の停電災害では、いろんな課題が見えてきました。

それを忘れないうちに書き留めようと思っています。


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今週は、風ママにとって超忙しい毎日が予定ぎっしりの週でした。

9日(月)は、老人ホームでのアニマルセラピーのボランティア

10日(火)は、小学校での動物介在教育

11日(水)は、千葉市動物保護指導センターでのボランティアミーティング

12日(木)は、アニマルセラピー関連の試験の実施日

家で仕事ができるのは、当初は本日の13日(金)のみだったんですが

台風の停電災害で、水曜の予定以外全部中止になりました。


それが停電災害に会っている私にとって、幸いでした。


というのも、台風一過で停電状態で自宅にいた私に、lineのグループメールで

ボランティアメンバーに当てた当日の活動の中止の連絡がきたのです。

通常なら「了解しました」のスタンプだけで済ませるのですが

現在、停電になっていて、その日だけじゃなく

翌日の活動も、停電で愛犬をシャンプーすることができないので参加できないことを書き込みました。


それによって、停電になっていないボランティア仲間に、停電で情報が入っていないこと

猛暑予報なのに冷房が使えない状態で愛犬との行き場がないことを察知してもらえました。



連絡網に何も入っていなかったら、自分の内が停電であることを書きこむ機会もなく

そのまま過ごしていたかもしれません。


私が書きこむと「うちも停電中です」という人が全体の半分ぐらいはいましたね。

そこから情報共有がはじまり

停電していない人からは「愛犬連れでうちに避難にきて!!」という声もかけてもらえ

涙が出るほどうれしかったです。


でも、初日は停電が夕方には解消されるんじゃないかという淡い期待もあり

風愛ちゃんや鈴ちゃんは、我が家ですごさせていました。


避難所として開けてもらった、区役所の会議室を出て

近くの停電していないというショッピングセンターへ。


この時は、まだ商品もいつもどおりにあり

3日分の朝食につかえるよう、焼かなくても良いデニッシュなどのパンやサンドイッチ

お昼用のお弁当やおかずを購入して帰りました。


そうそう氷も買いましたね。

帰宅するとまだ自宅の冷凍庫の氷は健在てしたが、これも時間の問題だろうと

購入した氷を投入。

もちろん、ふありん用のお水の中にも氷をいれました。


冷凍していたアイスキャンデーがシャーベット状になりかけていたので

食べるなら今だ!! と思って夫とたべましたよ。


昼食後、夫に避難所として、冷房が入って電源も使える場所が確保されたことを

写真を見せながら伝えたところ。


「パソコンが使えなければ、家にいても何もできない。だったら、そこで仕事をする」と言い

午後からは、ふたりしてあの避難所の会議室へ。


パパは、そこでパソコンをつないで、スマホのテザリングで仕事をはじめました。


会議室といっても区役所はwifiは、ないみたいです。


またテレビもないので、避難者が自分の置かれている状況がどうなのか

確認することができません。


私は、再びスマホをそこで充電して、東電のサイトに何度もアクセスするのですが

「復旧には時間がかかるので、しばらくお待ちください」という文章から変化がなく

うちの町内ととなりの町内だけでも3000軒が停電していることがわかりました。



避難して生きているのは、子ども連れのファミリーやお年寄りの姿も。

パソコンやスマホ、タブレットを持って充電だけしに来る人たちもいます。


パパは、そこでずっとパソコンに向かっていましたが

私は、自宅にいる鈴ちゃんや風愛ちゃんのことが心配だったので、充電が終わったら一旦帰宅して

また、エンプティになってきたら、避難所へ行って充電する感じで、いったりきたりしていました。



夕方5時頃になって、パパはまだ避難所で仕事を続けていましたが

私はそろそろ、陽も落ちたので、愛犬のお散歩に行くため、帰宅しようとしていました。


その時です。


ずっと職員の人は、その部屋にはいなかったのですが

5時過ぎに入ってきて、避難にきている人に何か話しかけているんです。

「わかりました。あと30分ぐらいで充電が終わるので、それがすんだら帰ります」と家族連れの人が

職員に対して話しているのが聞こえました。


順番に一組づづに声をかけてきて

私たちのところにもやってきました。


「あのー、区役所は6時に閉庁なんですが。何時までいらっしゃしますか?」と。

えっ、それは避難にきている人たちに出て行けと言ってまわっていた?!

その事実に驚きました。


これからどんどんと避難してくる人が増えるだろうに・・・・。

昼間はすぐそばのショッピングセンターで冷気を養っている人が多いけれど

そこが閉館したら、行き場のない人たちがいっぱい出るはず。


行政の避難所は、いつでも使える、いつでも避難できるから避難所なんじゃないの?!


私がそんなことを考えていたら、夫が口火を切りました。

「ここは、避難所なんじゃないんですか? まだ停電が解消されてない状態なのに

 閉庁するんですか?! 避難者はいったいどこへ行けばいいんですか?」と。

するとその職員は、しどろもどろになって

「あのう出て行けと言っているわけではなく

 まだここに滞在する人がいるようなら、担当の職員を残さないといけないし…。
  
 今夜は、ここで泊まられますか? 

  となりのコミュニティセンターを避難所にできないか、ちょっと調整してきます」と

言って出て行きました。

停電している家がどんな状態なのか、その職員は、想像することができなかったんでしょうか?

ことの重大さがわかっていない。

多分自分の家は停電災害にあっていないんでしょうね。

だから、いつもと同じように閉庁時間になったら、閉めて帰宅するつもりだったんでしょう。

そのためには、避難している人たちを追い出さなきゃいけない。

そう仕向けるように、一組ずつ「ここは6時で閉庁です。何時までいらっちゃいますか?」と聞いてまわって

自主的に帰るように仕向けていたのかなと思います。



「閉庁だったら、しかたがないので帰ります」と気の弱い人たちは、答えていたんだと思いました。


私は、ふありんのところへすぐに帰る予定でしたが

ことがどうなるか見届けたかったので、6時までパパといっしょに粘ることにしました。


そして、午後6時前

さっきの職員が戻ってきました。


結局コミュニティセンターは、開けてもらえず

「このままここを使ってもらってOKです」との返事をもらいました。


その言葉に、赤ちゃん連れの人や、暑さに弱い人たちがどんなに救われたことか。


私は、帰宅してふありんの散歩へ。

夫はそのまま8時ごろまで、その避難所会議室で仕事をしていました。


お散歩から帰宅した後は、閉め切っていた窓を開け、風を通すようにしました。


台風の余波なのか、まだ初日の夜は風があったので

庭にお水をいっぱい撒いて、少しでも涼しくなる工夫をしました。


ただ、停電の暗闇の世界は、思っていたよりも真っ暗で

懐中電灯1本だけでは、不便です。

で、ペットボトルを光を当てるランタン風にしたり



そうそう以外に役にたったのが、こちら。




庭のソーラーの照明です。

ダイソーで300円で購入していたものです。



これを夜、家の中にペットボトルにさして置くだけで、ほんのり明るくて

トイレなども困りませんでした。


そして、こちらもダイソーで300円て購入していた
USBファン




小さいけれど充電してきたパソコンのUSBにさすと、弱い風を吹いてくれます。


結局初日の夜は、物騒かもしれないけれど
家の窓をすべて全開にして、なるべく風を通して

このファンを使ったりしなから

一番我が家で涼しい1Fの窓際のリビングで

家族みんなで就寝しました。




翌日は、パパは午後から仕事で横浜へ向かうことになっていましたが

午前中は、電源が使える避難所で仕事の準備をしたそうです。

行って見ると、昨夜泊まっただろうと思われる家族連れが何組かいて

前日午後6時に閉めさせなくて、本当によかったと思ったそうです。


ただ、その避難所の会議室には、職員は待機しておらず

次から次へやって来る避難者が、風パパを職員と間違えて、みんな聞きに来るそうで
困ったと言ってましたね。

これが停電2日目の朝のことです。


最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


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