「人類における外見の変化」の2で記したのだが、「青い瞳」については、それほどこだわることはないかもしれない。
というのは、瞳の色は5つぐらいの因子が関与しているらしいのだが、青い色や黄色・うすい褐色は、ほぼ同じレベルでなかろうか。
灰色と薄い水色も、同じラインかもしれない。
そして、肌の色・髪の色・瞳の色はその地域と緯度の紫外線量に比例し、ほぼ同じ程度の色度の退潮をしめす、つまり真っ黒の髪に水色の瞳は無いということ。
アフリカに誕生した人類の身体は毛に覆われていたが、その下は褐色の肌、これは熱帯の強烈な紫外線から身を守るためであった。
だが、人体の健康を保つためには、ある程度の紫外線量は必要、だから、北方の高緯度地帯に移動したグループは、より効率的に紫外線を吸収できるように「白い肌」となる。
きわめて合理的な環境適応であり、これといった問題は無いように思える。