21世紀の世界で、本当に悪いグループはだれか、あの坂口安吾は、
「悪人は 歴史のかげにかくれている」
イラク・シリアのイスラム国・ISISの残忍な行為が報道され、世界の世論は一挙に、非難の側に転じたようだ、イスラムの国々さえ空爆に同意、ロシアとイランが反対、イスラムの指導者たちも、あんなことを続けられたら、イスラム世界そのものの信用にかかわるということか。
一連のプロセスで、イスラエルのパレスチナ侵攻がぼやけてしまった、だから、アメリカにヨロッパ諸国・イスラエル側にとっては、ISISさまさまだ、そして、追いつめられ苦しんでいるパレスチナの人々の窮状は変わらない。
さて、21世紀の本当の悪人は、これは、やはり、ヨーロッパ・アメリカの中にいるのではあるまいか、例の、
「1%の金持ちと99%の貧乏人」
この「1%の金持ち」を内包するグループで、やはり金融関係だろう、タトエは悪いが、
「バクチではもうからないが バクチ場の経営者はもうかる」
収入の何割かが、だまって入ってくる、決して損をすることはない、このケースのバクチ場の主(あるじ)とは、近代資本主義社会を創設したグループとその関連の勢力になる。
さて、近代資本主義社会を作ったのはキリスト教のプロテスタント、ヨーロッパで勢力を張ったが、やがてアメリカに移動して、東海岸に根を下ろす、各所にcomunityを建設、アメリカの発展とともに穏然たる地位を築く、キリスト教にはいくつもの宗派があり、それこそピンからキリまで、彼らのグループは彼らの教会に集まる、資産が数十億・数百億の上流の人々が集まる教会、ある若者が、イエス・キリストに、
「あの教会に 行きたいのですが・・・」
トリンドルのレイナちゃんみたいな娘に恋したんだろう、必死にお願いする、すると、ナザレのイエス、
「ムリを言うもんじゃあない」
「どーしてですか」
エスさま、
「わたしだって 入れないんだから」
アメリカのプロテスタント教会の牧師は、金持ちばかりを大切にし、貧乏人には鼻も引っかけない、内村鑑㈢の無教会主義は、そこから出発したんだろうネ。