リビアが大変なことになっている、アラブの暴れん坊・砂漠の狂犬・カダフィ大佐、一体、どうするつもりか。
直近のニュースでは化学兵器を使うのではないかと言われている。
これまで、どれだけ死んでいるだろう、1000人以上か、だが、化学兵器が使用されれば、その数倍・数十倍になる。
もちろん、この独裁者に責任があるのだが、彼の背後には、ヨーロッパ各国やアメリカの石油資本がからんでいる、宗主国イタリアの首相との親密な関係、武器を輸出してきたイギリス、石油プラントの技術はどの国が技術指導してきたのか、フランスかドイツか。
暴君カダフィが、数十年間、独裁政治を持続できたのは、アメリカやヨーロッパ各国のサポートがあったため、だから、「本当に悪いのは、誰か」
この問題の背後には、ヨーロッパ諸国の植民地支配があり、これまで、アフリカの資源や産物を奪うばかりだった白人国家に責任がないか。
つまり、アフリカの経済力の弱さは、地場産業を育成しなかったこと、民度の低さは教育を振興しなかったこと、そして、インフラ(社会資本)を整備しなかったこと、それが、現在のアフリカに直結している。
だから、「歳出の40%をインフラに投下した」戦前の日本政府の行政は、ちょっとは評価されてもいいだろう。