The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

歳出の40%がインフラの日本統治 2

2011-02-28 07:32:52 | Weblog

 リビアが大変なことになっている、アラブの暴れん坊・砂漠の狂犬・カダフィ大佐、一体、どうするつもりか。

 直近のニュースでは化学兵器を使うのではないかと言われている。

 これまで、どれだけ死んでいるだろう、1000人以上か、だが、化学兵器が使用されれば、その数倍・数十倍になる。

 もちろん、この独裁者に責任があるのだが、彼の背後には、ヨーロッパ各国やアメリカの石油資本がからんでいる、宗主国イタリアの首相との親密な関係、武器を輸出してきたイギリス、石油プラントの技術はどの国が技術指導してきたのか、フランスかドイツか。

 暴君カダフィが、数十年間、独裁政治を持続できたのは、アメリカやヨーロッパ各国のサポートがあったため、だから、「本当に悪いのは、誰か」

 この問題の背後には、ヨーロッパ諸国の植民地支配があり、これまで、アフリカの資源や産物を奪うばかりだった白人国家に責任がないか。

 つまり、アフリカの経済力の弱さは、地場産業を育成しなかったこと、民度の低さは教育を振興しなかったこと、そして、インフラ(社会資本)を整備しなかったこと、それが、現在のアフリカに直結している。

 だから、「歳出の40%をインフラに投下した」戦前の日本政府の行政は、ちょっとは評価されてもいいだろう。

歳出の40%がインフラの日本統治 1

2011-02-26 06:52:57 | Weblog

 北朝鮮や韓国・中国は、今でも、戦前の日本統治を批判する、それらは、正確な歴史資料によるものであろうか、日本の統治は、そんなに悪辣(あくらつ)なものだったのか。

 もちろん、日本には、いくつもの過ちや行き過ぎがあり、残酷で強制的な行政がなかったわけではない、それについては何度も批判されてきた。

 だが、外地で得た利益を、外地の社会資本の整備に投下していた事実は、言及されていない、一年の予算の30・40・50%をインフラに投下しており、樺太にあっては60%を超える年度があった ― 昭和16年度 ―

 明治・大正・昭和前期の日本人には、正直で生真面目なところがあり、それが、こういった面にも現れていないであろうか、だから、一国の行政に対する評価は、平等で正確・客観的であるべきだろう       ― 朝鮮総督府 ―

Matanzasのイヌ 7

2011-02-16 07:38:12 | Weblog

 1509年、スペイン人は、サン・フアン島とジャマイカ島に上陸する、風光明媚なカリブ海の島々には大勢の人々が集まって生活していたが、スペイン人たちは、これまでのような行為を繰り広げた。

 つまり、鉱山での採掘やその他の重労働、従わない者は、火責めにし、獰猛なイヌをけしかける、
 「結局、その哀れな罪もない人々を全員、絶滅させてしまった」

 簡潔な一行、これほど貴重な証言はない、ヨーロッパの国々が、その後、アジア・アフリカで繰り広げた一例ということになる。

 どのくらいの人数がいたのか、
 「両島には、かつて60万人以上、否、100万人を越える人が暮らしていたであろうか、今では、それぞれ200人ぐらいしか残っていない」 ― 『インデイアスの破壊についての簡潔な報告』 ―

 “las Indias”とは、スペイン人が発見・征服した土地のことで、彼らは、その広大な地域をインディアスと呼んだ、現在の西インド諸島・南アメリカと北アメリカの一部を指している、スペインの人々は、当初、カリブ海の島々をインドの一部と思い込んでいた。

Matanzasのイヌ 6

2011-02-06 07:31:08 | Weblog

 ドミニコ会の修道士・Bartolome de Las Casas(1484~1566)は新大陸で何が行われているかの「簡潔な報告」を発表、1542年のことである。

 この「報告」のなかで、彼は、キリスト教とヨーロッパ文明の名のもとに新大陸に乗り込んだスペイン人たちがしたことは、銃と馬によるコンキスタ(征服)であり、略奪と搾取、そして「日常化したインデイオの殺戮」、と記している。

 当時のスペイン人たちは、強欲な連中であり、スペインの人々の暴力は日毎にエスカレートしていき、ほんの些細なことでも原住民を殺害するようになった、
 「実際、キリスト教徒たちは、この人たちを動物にも劣るとみなし、粗末に扱ってきた、(もし、彼らが、この人たちを動物とみなし扱っていたら、まだましであろう)、それどころか、彼らは、この人たちを広場に落ちている糞(くそ)か、それ以下のものとしか考えていなかった」

 これに対し、インデイオの誰一人として、スペインの侵略者に害を加えることがなかった、
 「それどころか、インデイオたちは、キリスト教徒たちのことを天から来た人と考えていた」

 残虐極まりない征服者と徹底的に大人しい現住民、ここにMatanzasが成立してしまったのだろう。

Matanzasのイヌ 5

2011-02-01 18:03:07 | Weblog

 世界の国々で発行さえている南米諸国の地図で、Matanza・Matanzas(複数)を調査して、13箇所を確認することができた、日本の高校の地図にもあるのは、キューバのMatanzasで、3箇所に命名されていて、それぞれ、州・州都・湾である。

 たまたま13箇所を発見できたのだが、あれだけ広大な大陸であるから、こんなものではないだろう、100箇所以上だったのではなかろうか。

 せめて30ぐらいを突き止められないかと悪戦苦闘した結果が13、やはり“Matanaza・Matanzas”が町の名前では体裁が悪い、そこで、次々と改名されたのではなかろうか。

 200年前の地図、いや、100年前の地図が手に入れば、この倍から3倍が追跡できるかもしれない。