1945年㋇15日の前後、政府の機関や研究所からケムリが上がったという、
「重要な文書を焼却したのだ」
この国を近代国家にするために行った様々の処置、当然、大逆事件の記録もあったのだろう、ところが、その一部が古書店に売りに出された、タイヘンに高価だったが、これを手に入れた人は大逆事件研究の第一人者になった、
ところで、当時、この事件の真相を見抜いていた人がいた、それは、
「石川啄木」
朝日新聞にいた啄木は弁護士のカバンの資料を読破して、この事件が、
「政府のデッチアゲであることを見抜いた」
啄木はただの歌人ではなかったのだ。
石川啄木、
「この国は ダメだ」
鴎外とは、なんという違いであろうか。