The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

ヨコハマの中国人 3

2011-07-23 06:57:59 | Weblog
 円高が進行している、これは、円が強くなったのではなくユーロとドルの価値が下落しているため、ヨーロッパの経済危機は深刻らしい、アメリカはアメリカでデフォルトが囁かれており、もし、これが実施されればどうなるか、そう、中国に投資されているアメリカの資金が一斉に回収され、不動産投資を支えている資金が不足し、中国のバブルがはじける、どういうわけか、日本では、これについて、あまり報道されない、8月2日がピークらしい、今のところ予測がつかない…

 ところで、先日、横浜駅の西口を出て高島屋の脇を通り、ビブレに向って橋を渡る、夜の九時半を過ぎていた、何も食べていないのに気がつく、どこかで夕食を摂ったほうがいい、キョロキョロと探す。

 食事を終え、通りに出たのだが、昼間とは様子が違う、方向感覚が狂ってしまった、迷うようなところではないのだが駅はどっちだったか、行ったり来たり、大通りを探す、その時、もの影から若い女性、仲間由紀恵似の美人、カタコトの日本語で、
 「オイルマッサージ、サンシェンゴヒャクエン」

 3500円らしい、この女性、どうやら中国人、だが3500円ですむだろうか、これには二段階三段階のプロセスがあり、おそらく現場に行くまでが3500円なんだろう、それにしても、この女性、大変な美人、彼女を客引きにして日本のオトコをつかまえているんだろう、バブルがはじけたら、こういったケースが多くなるのだろう、いや、とてもとても、それどころではない…

ヨコハマの中国人 2

2011-07-18 04:21:52 | Weblog

 ギリシャの債務問題がくすぶっているユーロ圏、アメリカの景気もはっきりしない、そして、中国なのだが、4~6月のGDPが前年同期に比べ9.5%の増加、ふらふらの世界経済を支える役割を果たしている、これはこれで大変なことだ。

 ところが中国の国内では、6月の消費者物価指数が前年同月に比べて6.4%の上昇、これは2000年6月以来の高い数字で、1年物の定期預金の金利より上で、預金していても目減りしていくだけということになる。

 急激なインフレであり、人民銀行は物価を安定させるため、今年だけで3回の利上げ実施しているが、どうもはかばかしくない、さらに、もうひとつ問題がある、それがバブル、地方政府は不動産の開発を促進しており、10年末の総額は10兆7000億元(約133兆円)、これは中国のGDPの3割、このバブルがはじければ、地方政府と金融システムの両方が崩壊する。

 インフレとバブル、この二つが共産中国を苦しめている、どうなるか、どうするのか、とんでもない手を打つかもしれない。

 人民の支持をつなぎとめるために、投資をメインにした経済成長、その無理と矛盾が着々と進行しており、圧倒的多数の人民を苦しめている、そこで弾き飛ばされた人々の一部がヨコハマに来ているようだ。

ヨコハマの中国人 1

2011-07-15 05:04:27 | Weblog
 去年の春の夕方、桜木町駅への近道を急いでいた、するとスカートをはいたヒトが、
 「おにいさん、あそぼ」
 前からせまる、振り返ると2人、あわてて反対側に渡ろうとしたらクルマ、あぶないところだった、向こう側から、
 「あそぼ、あそぼ、おにいさんあそぼ」
 ただの遊びではなさそうだ、立ち飲みやの主人に、
 「だけど、あんなにガリガリに痩せていたんじゃあ、商売になるのかな」
 「だんな、そりゃあ、オンナじゃあないですよ」

 「えっ、スカートはいていたよ」
 「スカートをはきゃあ、オンナってことはないでしょう」
 「すると…」
 「オトコですよ、オトコ」
 「ほんとに」
 「この間、スカートめくって、その電柱に立ちションベンしてましたよ」
 「それじゃあ」
 「オトコが身体を売っているんですよ」

 あちらでは一人っ子政策が実施されているので二番目三番目の子供を戸籍に入れることができない、だから学校に行けない、表の世界に出ることができない、そういう人々が数千万人、ある研究家は、その数倍を推計している。

 あちらから来た人々、食べていかなければならない、だから、日本人の想像がつかない人生を生きているようだ。

日本と台湾と韓国 8

2011-07-08 04:55:12 | Weblog


 昨年までは中国人観光客が続々とやって来ていた、アキバの免税店で大量の買い物、電気釜にデジカメ・一眼レフ、どういうわけか銀座のデパートで南部の鉄瓶を買っている、それも数個、あちらの水が、おいしく変わるのだろうか。

 昨年の11月、銀座のホコテンにセットされた椅子に小太りの男の子を中心にして、二人の大人と四人の老人、絵に描いたような中国のファミリー、一人っ子政策の結果で、小太りは「小皇帝」、ずいぶんと大きな態度、我がままでえばっている。

 成長したら、たんまりとワイロを要求する役人になるんじゃあないかな、そうそう、中国の観光客、日本で、いろいろなところを見ていったのだが、彼らが遭遇した選挙運動、これが、かなりのインパクトを与えたのではあるまいか。

 「ああ、こういう社会システムがあるのだ、自分たちの代表を国政の場に送れるんだ」

 日本では当たり前のことが、彼らにとっては驚異、きっと心の内に何かが芽生えているのではなかろうか、この辺の事情を、しっかりと観察する必要があるのだが、この国の新聞・テレビの「事なかれ主義」は、ここでも発揮されている、肝心なことを国民に伝えようとしない。

 ヨコハマの中華料理店の中国人女店員、中国の奥地の出身だが、ニッポンの選挙をじっと見ていた、穴の開くほど見つめていた。

 だから、ニッポン、やられっぱなしではない、徐々に効いてくるのではなかろうか。

日本と台湾と韓国 7

2011-07-03 06:23:38 | Weblog


 中国では、騒動や暴動が多く、一年に数万件、ある情報筋ではもう一ケタ多い、これは、エジプトやリビアでの政治運動が影響しており、中国の強権政府は、これを抑えるのに躍起になっている、なにしろ軍事費よりも治安活動の公安・警察の予算の方が多くなっている。

 そこで、彼らが取ったのが「微笑外交」、周辺の国々にニコニコする、来日した温家宝は東北の被災地を訪問して愛嬌を振りまいていた。

 あの国には、中央政府と地方政府があるのだが、地方政府の中には強引な政策を展開しているところがあり、住んでいる人々を追い出して土地を買い上げるのだが、とんでもない安さ、だから、それに抗議する運動が頻発する、クルマに爆薬を積んで自爆したオトコがいた、これは、NEWSWEEKが報道した。

 こういったことを日本の新聞・テレビは報道しているだろうか、報道しても小さい、これでは伝わらない、特に、地方の人々はどうだろう、「情報格差」ということになる。