How about showing the performance of Shizuka Gozen to the group of Trump when they'll come Japan .
They will be able to understand the meaning of her saying and appreciate it .
Anyway ,it may make their sorrow and hating erase .
来日するトランプ一行に、静御前の舞(まい)を見せてやったらどうか、アイルランド系のスタッフも多いことだろう、あるいは、700年の怨嗟(えんさ)が解消するかもしれない、ケルトの神々が、ケルトの妖精たちのやんやの喝采(かっさい)が聞こえる、
「よきかな ニッポン」
「やっぱり ニッポン」
「ありがとう ニッポン」
何年か前、テレビに「大使の国のおくりもの」、当時のアイルランド大使が、
「ニッポンとアイルランドはよく似ています」
「お祭りや昔話(むかしばな)し おどろくほど通じるものがあるのです」
古い宿屋のフトンがささやく、
あにさん さむかろ
おまえも さむかろ
幼い二人が、そのフトンにくるまって亡くなったのだ、猟師に夫を殺されたオシドリの妻の哀しみ、ツルの恩返し、山がさけび花がささやく、イヌとネコが会話する・・・
「ユーフラシア大陸のどこかで あるグループが分かれ、西に向かったのが我らが祖先のケルト人 東に向かったのが日本人ではないでしょうか」
これにはビックリ、とても一国の大使の発言とは思えない、地球のハシでじっと見つめる人々と国があったのだ、どこかの国とはなんという違いだろう。
3~4年前に渋谷で「アイルランドの夕べ」、若い女性の歌とダンス、8月の下旬、暑かった、それなのに一生懸命、
「そんなに がんばらなくたっていいのに」
白人観光客のなかに、すばしっこいアングロサクソンとは明らかに違うグループ、緑色の服、そして、明治神宮の拝殿の前の大木の下に、小柄な女性がいた。
「なんて 善良そうなんだろう」
ちょうど、紅い日傘の花嫁行列だ、胸の前でパチンと手をたたく、少女のような仕草(しぐさ)、
「ああ これが ケルトなんだ」