「世界文化賞」の背景には、やはり、世界の二大権威・天皇陛下の存在があるのかもしれない、もっと評価すべきだろう。
特に、日本のマスコミは、あまり取り上げない、だが「いいものはいい」のであり、すなおに理解するべきだろう、次の世代の日本人の自信と誇りに結びつく。
本当にモノが分かった国際人の間では、この賞は、日本人が考えている以上の名誉なのかもしれない、
「両陛下とお会いできたのは、すばらしい経験でした」
これは、フランシス・コッポラ、
「短い時間でしたが、優しく魅力的な笑顔で接してくださいました、とてもとても光栄に思います」
「とてもとても光栄」だって、熾烈(しれつ)なビジネスの世界で生き抜いてきた業界人は、めったなことでは感動しない、海千山千の映画人のこころの琴線(きんせん)を振るわせた笑顔は、どんなヒーロー・ヒロインにも無いものだろう。
昨年の絵画部門受賞の蔡國強さんも来日したのだが、
「皇后さまが、火薬を使って製作する私の作品をよく知ってくださり、びっくりしました」
日本語のできる蔡さんは、
「中国国籍を持つ初の世界文化賞受賞者として、アートを通じ日中友好のために尽くしたいと思います」
なかなかじゃあないか、すると、この賞の人選には、そういったことの「ふくみ」もあるんだろうか、なお、賞金は、各人・1500万円だって、うらやましー