東大からやって来た哲学教授、
「かつての 一高三高では 一年かけて一冊の原書を読んだものです」
「だから チカラがついた」
「もっとも 今の先生に それだけのチカラがあるかどうか」
向かいの校舎が晩秋の夕日で染まっている・・・
もう一人いた、修士の成績、彼が1番でわたしが2番、こっそり教えてくれた、富士銀行の社員だったが、僧侶の父親が病気になったため、急遽、永平寺に入った、そして、あの大学院にやってきていた、
東北には、
蝦夷・えみし
俘囚・ふしゅう
安倍一族
強力な集団がいた、安倍の貞任は、身長・6尺 腹囲・7尺余、彼には何人かの子供がいたが、その一人が、黒澤尻の三郎で、その子孫が、映画監督の黒澤明、黒澤は182センチあった。
「肉体のゲノムは 遺伝するようだ」
小学生の後半は川崎の小学校、田んぼを埋め立てて建設、むき出しの残土の中に、
「おびただしい薬用のアンプ」
子供たちは、それを、
「ヒロポン ヒロポン」
近くに工場があり、そして陸軍の登戸研究所があった、
「陸軍では 突撃丸」
「工場では 猫目錠」
中身は「メタンフェタミン」、あのドイツでは「アンフェタミン」だった。