こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

食べてもらいたい米を作る

2013年09月28日 18時17分11秒 | Weblog
今回、島根県隠岐から「島の香り 隠岐 藻塩米コシヒカリ」を全国へ向けて販売を開始するし、高知県四万十市から「厳選 にこまる」の販売も開始する。

毎年のように、新しいブランド米を引っ張り出しているので、「そんなに次から次に出さなくても」という声は、自分にも届いている。
でも自分は、「これは!」というお米を見つければ、どんどんと紹介していくつもりである。

沢山の人に食べてもらいたいお米が、まだまだ日本中に沢山に眠っているから。
それを、1日で早く食べてもらいたいから。
さらに、産地には時間が無いから。
担い手のために、価値があるものが必要だから。
だから、次々と引っ張り出しているのだ。

○○県○○○○○○というお米には、こだわりは無い。
それなら消費者も、価格だけにしか興味を示さない。
話題だけのお米であれば、消費者も直ぐに飽きてしまって、ブランド米としては長続きはしない。

食べてもらいたいお米は、知ってもらいたいお米は、そんなレベルには居ない。

自分が引っ張り出しているお米たちは、ただ漠然とお米を作っている産地ではないので、まず産地を知ってもらいたい。
さらに生産者たちの、お米作りに対する思い、挑戦心、向上心、頑張り、苦労、それらも知ってもらいたい。
なぜかというと、こういうものが、米粒の中から溢れ出ているお米なのだから。

お米を食べ比べしたい。
色んな味がある。
色んな違いがある。
こんな味が好き。
このお米が好き。
と判ってくれた人たちは、具体的では無く、まだまだ漠然としたままではあるが、これを理解し始めている。

こういう人たちは、お米をバカにしたり、「お米なんて」という人ではない。
そして、こういう人たちが、多くなればなるほど、日本の米は強くなっていく。

自分はそう考えているのだが・・・・
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畑作 輪作の維持できぬ 北海道本別町

2013年09月28日 17時39分24秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに[崩れるモデル経営 緊迫TPP]という特集があり、その中に「畑作 輪作の維持できぬ 北海道本別町 (2013/9/28)」という記事があった。

内容は以下の通り
小麦や豆類、テンサイなどを組み合わせて、農地の作物を毎年変える輪作体系が基本の北海道の畑作農業。
高関税で守っているこれらの品目が、関税撤廃で一品目でも欠ければ、連作による土壌障害の多発などで産地の崩壊につながる。
産地の担い手は、限られた労働力で大面積を保とうと作業の効率化を追求するが、関税撤廃を原則に掲げる環太平洋連携協定(TPP)を前に「将来像を描きようがない」と途方に暮れる。

一大穀倉地帯の十勝地方に位置する本別町で、畑地45ヘクタールを両親と経営する新津良明さん(28)は、今年産の小麦を13ヘクタールで生産した。
地元の地区の農家は30戸弱で、後継者がいるのは半数程度。新津さんは「このままだと将来引き受ける農地は増える。労働力が限られる中で、省力的な麦は輪作を保つためにもより重要になる」と見通す。

播種(はしゅ)前の圃場の耕起を省き、その分の手間を堆肥の投入に充て、化学肥料の投入量を減らすなどコスト削減を進める新津さん。
それでも「品代だけでは、生産費はとても賄えない」という。
TPPをめぐる政府試算では、関税が無くなれば国産小麦粉の半値以下の小麦粉が海外から入り、国産はほぼ壊滅する。

小麦の他、豆類やジャガイモ、テンサイを組み合わせて4年輪作を展開する新津さんは、他作物でもコスト削減に努める。
テンサイ8ヘクタールのうち、3ヘクタールは畑にじかに種をまく直播栽培だ。
テンサイの労働時間の5割強を占める育苗作業を省いている。

2012年の北海道産テンサイ約6万ヘクタールのうち直播栽培は7700ヘクタール。
1994年の1600ヘクタールを底に増加傾向だ。
ただ直播は、生育初期に霜や風の影響を受けやすいなど不安定で「総じて収量は移植を15~20%ほど下回る」(北海道てん菜協会)。
地元のJA本別町は「直播の増加には、コスト削減という積極的な面と、農家数が減る裏で1戸当たりの面積が増え、移植の手間が確保できないという苦しい現状の両面がある」という。

政府の試算では、関税がなければ、オーストラリアなどの外国産精製糖価格は国産の約3分の1だ。
新津さんは「直播にしたからって対抗できる価格差ではない。それでも、両親がいつまで働けるかも分からない。直播で何とか収量を安定させたい」と言う。

JAの今井範行参事は「現状の国境措置が前提の上で、農家は目前の課題に対応するために精いっぱいなのが現実だ。関税を無くそうというTPPを前に、将来を描こうにも、正直言って、議論のしようがない」と言う。

・国産小麦ほぼ全滅

小麦は現在、海外から輸入し、国内で製粉している。
一定量の低関税枠を超える小麦と小麦粉の輸入に高関税をかけているためだ。
政府試算によると、TPPで関税撤廃した場合、小麦粉で輸入されるようになる。
1キロ当たりの価格は国産が113円に対し、外国産(米国)は54円と半分。ほぼ全てが外国産に置き換わり、国産小麦はほとんどが引き取られなくなる。

政府試算の生産減少額は800億円。
主産地の北海道は独自試算で、製粉業など関連産業にも波及し、その影響額は216億円と見積もる。

小麦は、政府が一元的に輸入し、買い入れ価格に売買差益(マークアップ)を上乗せして製粉会社に販売している。
マークアップは国産麦振興の財源となっているため、TPPによりマークアップが失われると、産地支援も困難になる。
というもの。

徐々に具体的に出てきた、TPPによる産地の崩壊。
でも、政府は動かそうとしている。

何故?
誰のために?
生産者のためではないことは、明らかだろう。
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水稲作況102「やや良」 34万トン供給増の見込み 9月15日現在

2013年09月28日 17時29分01秒 | Weblog
以前も書いたような気がしているのだが、とりあえず日本農業新聞e農ネットに「水稲作況102「やや良」 34万トン供給増の見込み 9月15日現在 (2013/9/28)」という記事が出ていたので、書くことにする。

内容は以下の通り
農水省は27日、2013年産水稲の作柄概況(9月15日現在)を公表した。
全国の作況指数は102で作柄は「やや良」。
主食用米の作付け見込み面積は152万2000ヘクタールで、10アール予想収量は543キロ。予想収穫量は824万5000トンとなり、同年産の生産数量目標791万トンを34万トン程度上回る見込みだ。
今後、13年産の米需給がどう推移し、14年産の生産数量目標をどう設定するかが焦点となりそうだ。

13年産の生産数量目標を基にした過剰作付面積は、2万7000ヘクタールを見込む。前年産より3000ヘクタール増えた。

供給過剰34万トンの内訳は、作況指数102による豊作分が20万トン程度、過剰作付け分が14万トン程度になる計算だ。

農水省は現時点で、来年6月末の民間在庫量を231万トンと予測する。供給過剰が34万トンの場合、民間在庫量は265万トンに増える可能性がある。同省は「かなり高い水準になることが予想される」(農産部)と分析する。

13年産の作柄は、今夏の好天によって日照時間が伸びた影響で、全国的に順調に生育した。
全もみ数は総じて「やや多」か「平年並み」で推移。
登熟もおおむね順調に進んでいる。
このため、10アール予想収量は前年産を3キロ上回った。

地域別の作況指数は、北海道が105(10アール収量562キロ)、東北102(572キロ)、北陸102(546キロ)、関東・東山102(547キロ)、東海102(512キロ)、近畿103(524キロ)、中国102(528キロ)、四国102(493キロ)、九州101(506キロ)、沖縄90(332キロ)。

主食用に新規需要米などを加えた水稲全体の作付面積は、前年産よりも6000ヘクタール増えて164万7000ヘクタールとなった。
主食用米は2000ヘクタール減ったが、政府備蓄米や加工用米が増えた。
というもの。

今年は、作況指数の数字より、品質指数が欲しいな。
価格ばかり安くなったとしても、品質が出ていなければ、結果として喜んでもらえないものな。
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凄い来店数

2013年09月28日 17時19分37秒 | Weblog
毎週のように書いているが、本当に土曜日の来店数は伸び続けている。
頻繁に、3~4組が、店内にいるという感じだ。

傾向としては、新米を求める人が、圧倒的に多くなっている。
さらに、1人1人の好みの幅も広いことから、今の新米ラインナップでは全く対応しきれない。
だから正直言って、少しでも早く新米が欲しくなっている。

ブランド化を仕掛けている本人が、こんなことを言っていちゃ駄目なのだが、せっかく新米を求めて来店してくれているのだから、やっぱり新米を売ってあげたい。
しかし、稲刈りを急がしてしまうと、品質も美味しさも出なくなってしまう。
でも、どうしても新米が欲しい。

10月いっぱいは、葛藤しながらの販売だな。
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とりあえず・・・

2013年09月28日 11時02分47秒 | Weblog
まだメールの返信の半分も終わっていないのだが、とりあえず請求書だけは先に仕上げて、今ポストへ投函してきた。

ぐぇぇぇぇ。

まだ、メール沢山ある。
なんか、飽きたというか、ダルイというか、やる気が出ない。

あ-、仕事が無い所へ行きたい。
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こりゃ大変だ

2013年09月28日 08時31分20秒 | Weblog
久しぶりに、取材などが無い日となった。
なので、ゆっくりしたい感じはあったのだが、メールを見たら、とんでもない1日になってしまう事が判った。

家にいないときが多かったので、原稿チェックや、イベントに関する確認事項。
さらに、出張した時にかかった経費に対する請求書の提出などが、山積みとなってしまっていたのだ。

とりあえず、メールの新しいものから、順々に終わらしていくことにするが、完全に1日作業となりそうだ。

なかなか、ゆっくりと出来ないなぁ。
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おはよーニャンコ

2013年09月28日 08時07分39秒 | Weblog


夜が涼しくなったので、寝坊しているニャンコたち。
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