こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

風さやか協議会

2016年01月18日 16時11分33秒 | Weblog
長野県農政部 農業技術課 農産振興係から、設立総会(29日金曜日)に臨むための、「風さやか協議会」についての資料が届いた。
 
まだ、若干の修正があるとのことだったので、自分として付け加えてもらいたいと思った内容を、1つだけ伝えた。
 
多くの産地と同様で、長野県も「コシヒカリ」にしがみついていたため、自分たちのオリジナルブランド米を持っていなかった。
そのため「天竜乙女」などの品種も上手くコントロールできず、業務用米レベルに毛が生えた態度のポジションにしてしまった。
 
なので自分としては、「今回の「風さやか」は、同じ間違いをさせられない」と思っている。
なぜなら、自分たち原産地呼称管理制度の委員10人が、初めて10人「美味しい」といったお米なのだから・・・
シッカリとしたルールを作って取り組んでいけば、長野県初となるブランド米に育てることも不可能ではないだろうとは思う。

なのだが、内容を確認していると、大きな不安がよぎってくる。
「風さやか」を、今までの業務用米よりは高品質であるが、しょせん業務用米にしてしまうのではないのだろうか?
という不安である。

なので自分としては、思いがありながらも、伝えなかったことがある。
それは「栽培方法」。
時代的にブランド米にしていきたいと言うのであれば、「特別栽培米」を当たり前にするべきだろうとは思う。
しかし、業務用米としてしまうのであれば、「特別栽培米」では、流通させにくくなるかもしれない。
であるが、今回の内容からは、それがハッキリとは読み取れなかった。
だから伝えなかった。

コンビニのパックごはんでさえも、既に「特別栽培米」を表示している時代。

はたして「風さやか」は、長野県初のブランド米になれるのだろうか。
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A and A Rice Marketに寄稿

2016年01月18日 15時26分34秒 | Weblog


A and A Rice Market 1月18日付け【Topics】
タイトル:縁故米が米嫌いを作る~(株)スズノブ、西島豊造代表 寄稿

今号から月に1回程度のペースで寄稿を掲載していきます。

残念ながら会員限定(有料)ですので、お申込みをしてもらわなければ、全てを読むことはできません。
ですので、今回の寄稿の終わりだけを特別に紹介しておきます。

「こんな風に寄稿しているんだ」と判っていただければ、幸いです。

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この当たり前のことを理解せず、帰って来るたびにお米をお土産(縁故米)として持たせてしまっている生産者は、猛反省してもらいたい。
自分の勝手な思い込みによって、本来、これからご飯を沢山食べてくれるはずの子供を、わざわざご飯嫌いに自分がしてしまっているのだから
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