こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

深山米ブランドシート

2016年01月27日 17時24分02秒 | Weblog
佐賀県の「伊万里深山米夢しずく」のブランドシートが届いた。
 
「伊万里深山米夢しずく」は、スタート時からフル加速して作られたブランドである。
なので、環境・技術・選別・品質などについては、ほとんど修正することは無い。
 
安定と効率、拡張を考える1年となるだろう。
と、簡単に言ったが、面積が小さい棚田の地域としては、これが一番難しい問題だったりする。
 
「安定」させるためには。
「効率」を良くするためには。
そのためには、何をするべきで、どこを修正すれば良いのか。
 
昨年まで中心となっていた「葉色診断」だけでは、もうどうにも出来ないはず。
土の上だけで考えるのではなく、土の中を考えるべき時期となっているはず。
 
幸いにも地域には、一番頼りになる人がいてくれている。
今がチャンスなので、徹底的に勉強してもらいたい。
 
今回のシートで、疑問がひとつ。
「不作」でも「普通作」レベルで走る計画となっている。
現実として、それは可能なのだろうか。
全量2等になったら、どうする?
 
もっと幅広く考えて、ブランドシートは作るべきだと思う。
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参加したい産地は、いませんか?

2016年01月27日 16時34分12秒 | Weblog
今回、業界新聞等で数多く取り上げられていますし、自分のブログ等でも頻繁に書き込んでいることから、Suzunobu Project Riceや、次世代型米屋「超米屋」に、関心を持っている産地も多いと思います。
 
そこで、今まではつながりが無くても、今回の計画に参加してみたいという、熱心な産地はありませんか。
もしも興味や関心があるのでしたら、とりあえず一度、スズノブまでご連絡いただけませんでしょうか。
 
現在パワーポイントで、産地に対して提案していくための資料を作成中です。
しかし、日々修正が続いていて、完成を待っていると、最悪田植え時期となってしまうかもしれません。
それでは、産地側が動けなくなってしまいますので、とりあえず口頭となってしまいますが、考え方等をお伝えしたいと思います。
 
参加するにあたって
・栽培量については年間供給できなくても問題ありません。
・未検査米は駄目です。等級検査を受けてください。
・地域の活性化も考慮していますので、個人生産者の参加は基本的に不可ですが、個々に対処していきます。
・JA主導でなくても、地域と一緒になって取り組んでいるのであれば、参加可能です。
・玄米色彩選別機は必要です。
・低温倉庫は必要です。
・「超米屋」で取り扱う場合、そのブランド米の個人販売は不可となります。
・その他
 
色々と制約はありますが、ご連絡お待ちしております。
 
追記
「超米屋」で取り扱うことになったとしても、いきなり高価格の取引となることはありません。
価格の決定は、産地のブランド化計画の内容によって決まります。
過大な計画をしてしまうと、後で取り返しが出来ませんので、シッカリと計画を立ててください。
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あと3産地だけ

2016年01月27日 15時42分48秒 | Weblog
自分がSPRブランドシートの締切が近いことや、産地の提出状況を掲載したことなどが影響したのか
・青森県田舎館村(新規)  
・秋田県JA秋田おばこ(新規)
・鳥取県JA鳥取西部(新規)
・新潟県JA佐渡(朱鷺と暮らす郷)
・島根県JAしまね邑智地区本部(きぬむすめ)
から、ドドドッとブランドシートが届いた。
 
合格は、3回目の提出となった「JA秋田おばこ」だけ。
後は、追加・修正が必要となり、個々にメールで伝えた。
 
ブランドシートの評価が低かった、鳥取県JA鳥取西部については、手違いで以前に作成していたシートを送ってしまったらしい。
それなら自分としても理解できる。
あまりにも中途半端な内容だったので、正直「ええっ」と思っていたのだから・・・
 
新しいブランドシートは、シッカリと追加項目もあるとのことで
出来次第、送り直してくれるとのこと。
まずは一安心。
なので、締切日は延長です。
 
残りは3か所のみ
・茨城県潮来市(一番星)
・茨城県常陸太田市(ふくまる)  
・長崎県JA壱岐(新規)
遅れても良いので、とりあえず現状を知らせてほしい。
 
多分産地にいても、時代が不気味に動き出していることは、感じ始めていると思う。
秋のスタートは、全国一緒。
準備しているか、していないかで、スピードが違う。
せっかくのチャンスなのだから、出来れば参戦してもらいたい。
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ゆめおばこブランドシート

2016年01月27日 15時03分46秒 | Weblog
午後、JA秋田おばこより、「ゆめおばこ」ブランドシートの、3回目の修正案が届きました。
 
2016年15:00 ブランドシート確認終了。
合格とします。
 
  
地区:美郷町(千畑地区)
栽培:減化学肥料(9割減)
安全:減農薬栽培(5割減、10成分以内)
 
食味値:玄米値78以上(ケットAN820)、精米値80以上
タンパク:6.0%以下(ケットAN820)
千粒重:25.0g
整粒歩合:80%以上
 
・全量種子更新で温湯消毒種子を使用。
・土壌改良材として「美郷の大地」を使用。
・肥料「おばこロマン米の精」のみによる減化学肥料栽培。
・1次枝梗依存型、50株/坪を目標。
・極端な早植えを避け、適期田植えを厳守。
・追肥は行わない。
・中干しは6月末までに終わらせる。
・指定された農薬10成分以内での栽培。
・早期落水防止による登熟向上。
・適期刈取りの実施。
・カントリーエレベータへ出荷。
 
ブランドシートからの抜粋ですが、以上のルールが出来ています。
 
今迄の「ゆめおばこ」によって、評価を下げてしまっている米屋も多いと思います。
「ゆめおばこ」の栽培適地で、実力部隊が育てる「ゆめおばこ」。
今年の秋にデビューです。
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奥大山ブランドシート

2016年01月27日 14時39分57秒 | Weblog
今年からブランド米として扱うことになっている、鳥取県江府町コシヒカリのブランドシートが届いた。
 
なのだが、始めから「?」
打ち合わせをしていたブランド名の「十七夜物語」ではなく、どこにでもあるような「環境王国奥大山米」になっている。
このブランド名では差別化は不可能。
「環境王国」の名乗るためのルールはある。
産地にとって使えるキーワードであっても、消費地では「なに?」というレベル。
なぜ、ブランド名のトーンを下げてしまったのかが理解不能。

栽培については、山形県の遠藤五一さんの指導を受けているので、自分としては口を出さない。
 
明らかに出遅れたミスは食味値。
「食味値83以上を対象米とし何段階かクラス分けを行なう」となっている。
これをするのであれば、昨年の収穫前に基準を作っておくべきだったろう。
曖昧のまま、中途半端なりう通価格をつけてしまったのではと思う。
 
流通についても、不明瞭。
「環境王国奥大山米」は全量、「和穀の会」流通と考えて良いのだろうか。
JA流通や生産者流通は無いのだろうか。
さらに、違うブランド名での流通も無いのだろうか。
そこら辺の記載が落ちている。
新しいブランド米として動かすためには、グレー部分は、とにかく小さくしておきたい。
 
違う流通であれば、自分たちに関係ないと、多くの産地は考えるかもしれない。
しかし、幅広い流通というのは、消費地で売り場が重なる可能性がある。
知っていれば、ある程度の対策を取ることが出来る。
なのに、全く知らないままだと、自分たちのブランド化計画の足を引っ張ることが多い。
さらに、マスメディアに紹介したいと思った時に、紹介できないというデメリットにもなる。
 
PRは、ブランド化を始めると言ってから半年。
まったく動いていなかったことから、1つも出来ていない。
 
「奥大山」ということから、西では知名度があるかもしれないが、東と北では知名度ゼロ。
読み方も「おく・おおやま」で、「だいせん」と読める人は少ない。
リーフレットもまだ無い。
 
シッカリと取り組んでくれていれば、良いポジションでのスタートが切れたはずなのだが、全く持って勿体ないスタートとなってしまった。
 
修正や体制づくりに、どれくらいの期間がかかるのだろうか。
「今年の新米まで」なんて呑気なことを言っていたら、「超米屋」のラインナップからは、消えてしまう可能性は大。
 
素早く、シッカリとやり直してもらいたいと思う。
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佐渡ブランドシート

2016年01月27日 11時51分36秒 | Weblog
今回の「超米屋」計画で、大問題となっている産地の1つ、佐渡からブランドシートが、和穀の会の方へ届いていた。
 
佐渡のブランド米は
・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ 5減
・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ 8減
・朱鷺と暮らす郷こしいぶき 5減
・里山米コシヒカリ 5減
・ジアス佐渡の郷コシヒカリ 5減
の5タイプ。

環境・栽培については、数年続いているブランド米なので、自分としては変更してもらいたいという思いもあるが、色々な流通があることから、変更は出来ないのが現実。
選別・品質については、明日の打ち合わせで、シッカリと修正してもらうことになる。
今のレベルでは「超米屋」としての取り扱いはアウト。
時代として「個々の生産者の、設備の問題」としての言い訳は通用しない。

大問題といったのが、流通。
朱鷺と暮らす郷は、生産者・JA・スーパー・米屋と、流通も売り場も大きく、広すぎている。
差別化が1つのキーワードとなっている「超米屋」計画にとって、この流通が最大のマイナス要素になってしまった。
 
とりあえず
・ジアス佐渡の郷コシヒカリ 5減
については、どこにも流通していないし、佐渡の将来のためのブランド米なので、「超米屋」での取り扱いは確定といいたいところなのだが、「棚田米シリーズ」と被ってしまっていて、ブランド力が発揮できていない。
 
・里山米コシヒカリ 5減
についても、ブランド米というよりも、差別化アイテムとしての存在止まりだし、棚田米シリーズ」と被ってしまっている。
 
・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ 8減
・朱鷺と暮らす郷こしいぶき 5減
については、生産量が少ないことから、「超米屋」に加わえることは可能だと思えるが、そのためには、色々な修正が必要となるのは確実。
 
大問題なのが
・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ 5減
自分からすると「流通が荒れている」というのが本音。
であるが、数年間流通が動いてしまっているため、いまさら修正できるはずもない。
認証シールの力も無くなっている。
PR面での差別化も、もうできない。
 
明日、佐渡との打ち合わせがあるが、整理は避けられないかもしれない。
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島根おおちブランドシート

2016年01月27日 11時14分06秒 | Weblog
JAしまね島根おおち地区本部からもブランドシートが届いた。
 
昨日届いた石見銀山ブランドシートを見たとき、たぶん島根おおちのブランドシートも同じだろうと思ったが、「やっぱり」という結果だった。
 
何のための食味分析だったのだろうか。
分析するのはタダではない。
1回何万とかかる。
それを何種類も頼んでいるのだから、相当な金額になってしまうのだ。
その高価で貴重な分析結果を、産地として活かせないというのは、「損」のなにものでもない。
 
島根おおちで栽培している「石見高原ハーブ米きぬむすめ」は、ハーブをすき込むという、珍しい農法を取っている。
そのため、良い面と悪い面の両方が見えている。
悪い面を良い面にするためには、今までの栽培技術では無理だということは、自分が田んぼの土を見て説明したはず。
それを覚えていれば、ブランドシートは修正がされたはず。
 
でも修正はされていない。
ということは、忘れてしまっているのか、修正に時間がかかるほどの問題があるのか。
それに、今回の分析結果による修正が加わる。
であれば、ブランドシートは赤文字だらけとなるのが当たり前。
 
でも今回のブランドシートの赤文字は、昨年中に埋めておかなければならない部分。
今回のブランドシートでの修正部分ではなかったのだが・・・
 
まずは、分析結果を活かたブランドシートに修正してもらいたいと思う。
さらにハーブを使用しているというのは、PR面で有効なのだが、そのへんの説明が一つもないので、PR面の修正も必要だろう。
 
それ以外の追加は、全ての産地に頼んでいる「豊作シート」と「不作シート」の作成。
 
修正部分は少ないように聞こえているかもしれないが、いざ修正始めると、半分程度を直さなければならないと思う。
大変な作業となるかもしれないので、急いでもらいたいと願う。
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田舎館ブランドシート

2016年01月27日 10時41分08秒 | Weblog
今年秋から「超米屋」用にブランド化を進めている青森県田舎館村からブランドシートが届いた。
 
田舎館村と言ったら、外国の人も知っている「田んぼアート」の産地。
なのだが、自分たちのブランド米を持っていない産地でもある。
自分としては「不思議」でしかなかった。
 
今回、山形県の遠藤五一さんつながりで、この田舎館村と縁が出来て、ブランド化をしていくことになった。
 
ブランド化を考えたことが無い産地からすると、自分のブランド化計画は、かなりハードルが高く感じるようで、田舎館村ブランドシートも、なかなか送られてこなかった。
 
「手を差し伸べよう」と何度も思ったが、「田舎館村として一生懸命に考えて、どこまで出来るか」を見てみたいという思いもあったので、じっと待つことにしていた。
 
届いたブランドシートは、一通り埋まっているものの、やはり説明不足である。
でも今回、自分はこれをOKとした。
 
理由は
・新しく生まれるブランドであることから、比較対象が無いということ。
・栽培については、遠藤五一さんの考え方が加わること。
・田舎館村の歴史と文化の有効活用が、自分でも判断しきれていないこと。
などがある。
 
つまり、田舎館村ブランド化計画は、まだ全てがゼロ。
スタートラインに立ったばかりなのだ。
よって、「ブランドシートを埋めてきた」というだけで、今は合格。
 
秋まで、このシートには、膨大なデータが加わる。
そのデータ全ては、「超米屋」のため。
そして出来上がってくるお米も「超米屋」専用となる。
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