こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

何を話そう

2016年02月02日 16時17分39秒 | Weblog
2月16日、片道5時間ほどかけて、長野県上伊那郡飯島町に、「ここ数年「お米は金にならない」という風潮ですが、飯島町はお米で生き残れる道を模索しています。ぜひ参考となるアドバイスをよろしくお願いいたします」ということで、講演をしに行く。
  
「約20年前から「1000ヘクタール環境共生農場づくり」をスローガンに掲げて環境にやさしい農業(レス50)を推進してきましたが、実際にはあまり実績が上がっていません。」ということなので、その「1000ヘクタール環境共生農場づくり」を調べてみた。
 
http://www.zck.or.jp/forum/forum/2655/2655.htm

●1,000ヘクタール自然共生農場づくり
飯島町には、約1,000ヘクタールの農地があります。町全体の農地を「自然共生農場」と位置付けて、化学肥料や化学合成農薬をできる限り削減した環境にやさしい栽培方法により、安全・安心・美味しい・新鮮な農産物を消費者に提供しようという取組みです。この取り組みによって、植物や小動物などの自然と共生する農村環境を向上させようと努力をしています。
 
営農センターでは、7年前から生活クラブ生活協同組合・東京の皆さんと一緒に、町内9ケ所の定点で毎年「生き物環境調査」を実施しています。飯島町の農村環境を消費者の皆さんに具に見ていただき、農産物の物流に繋げて行きたいと考えています。
 
また、休耕田などを利用してビオトープ(生き物の住処)づくりも進めています。最近では、ホタルが徐々に増えてきており、ドジョウやハッチョウトンボなども若干見られるようになりました。
 
営農センターでは、「自然共生栽培」と称して化学肥料や化学合成農薬を極力削減した栽培技術を確立するため、数年前から試験圃場で試験栽培を繰り返しながら、自然共生部会に所属する農家を中心に農作物の生産や、店頭販売活動も行っています。また、エコファーマーの認定を受けた農家も現時点で75人に達しています。
 
平成19年度から「農地・水・環境保全向上対策」が始まりましたので、地区営農組合は、「共同活動」の構成員として地区を中心に、「営農活動」の取り組みの推進を図るため、作物別要件から面的要件を満たすような取り組みを進めています。
 
となっていた。
 
そして、「28年は、ようやく第一歩としてJAのカントリーサイロを1本借り、飯島町の環境共生米で地産地消を推進する計画になったところです。」と言っている。
 
しかし一方で、「JAはグレードアップシステムを採用し、上伊那地区のお米をブレンドし、ピカイチではないにしても、均一品質で大口需要に対応する販売戦略をとっています。そのため、飯島町産100%のお米は店頭に並びません。飯島町産100%のお米は、町民の30%の農家(およびその農家から直接購入している町民)しか食べられないシステムとなっています」とのこと。
 
全く違う2つの道。
これでは効果が出るはずがない。
であるが、いまさら一緒に行動するということも不可能となってしまっているだろう。
 
自分は当日、どちらの説明をすれば良いのだろうか。
 
とりあえず、「1,000ヘクタール自然共生農場づくり」を有効利用して、飯島町がお米で生き残れる道の、ヒントを話すしかないのだろう。
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超米屋フローチャート

2016年02月02日 15時36分54秒 | Weblog


フローチャートというほどのものではないのだが、とりあえず現在の「超米屋」データベースの考え方。
「仕組みみたいなものが知りたい」という問い合わせが多いことから、簡単に紹介。
 
例: 
JA新すながわで栽培している
・極低タンパクゆめぴりか(6.3%以下)節減対象農薬:5割減:化学肥料(窒素成分):5割減
・低タンパクゆめぴりか(6.8%以下)節減対象農薬:5割減:化学肥料(窒素成分):5割減
・高度クリーンゆめぴりか(6.8%以下)節減対象農薬:7.5割減:化学肥料(窒素成分):5割減
 
ブランド米ごとにデータベースは分かれるので、3つとなる。
総合管理は「和穀の会」であるが、個々のデータ作成・更新などについては、JA新すながわがにお願いする。
データベースを更新した場合は、産地のFacebookにて、更新した旨を伝えるようにしてもらう。

超米屋会員は、「超米屋会員のデータベース」を閲覧出来るほか、産地に対する質問や要望等も書き込んだりすることが出来る。
さらに、「和穀の会会員のデータベース」に対しても閲覧することが出来る。
 
和穀の会会員は、「超米屋会員のデータベース」を閲覧することは出来ない。
Skype会議等への参加も出来ない。
「和穀の会会員のデータベース」は、閲覧専用であることから、書き込みは出来ない。
従来通りの「和穀の会」への問い合わせとなる。
 
当初は「和穀の会:お米談義」と「超米屋」のFacebookを別にする予定であったが、当面は「和穀の会:お米談義」のみで様子を見ることにする。
必要となれば、「超米屋」のFacebookを立ち上げる予定。
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だからブランド化計画が必要なのだ

2016年02月02日 13時45分34秒 | Weblog
午前中に茨城県鹿行農林事務所からブランドシートの件で連絡があったことを伝えた。
すると、直ぐに茨城県鹿行農林事務所から連絡とメールが届いた。
 
ーーーーーー
潮来のフェイスブックについては、以前お邪魔した際に、市役所で対応できるか検討をしたところですが、市役所内での実施については難しい状況でした。
  
その後、会員内で管理ができるかどうかを検討したのですが、明確な決定に至りませんでした。
 
現在の市場流通に対応する上では、フェイスブックは不可欠と考え、永続的に維持管理ができる体制について協議・検討を重ねてきたところです。
ーーーーーー
 
ということだった。
 
生産者1人であれば、ブログだろうが、Facebookだろうが、簡単なことだと思う。
しかし、地域が一体となって、生産者・JA・市役所が一体となってとなると、出来るはずのことも出来なくなることがある。
それは、各々の立場や考え方があるからである。
 
出来ないという回答に対して、それ以上自分も要求はしない。
したところで、どうなるものでもない。
産地側から、消費地と消費者に対して発信する方法を、別に作ってもらえれば良いだけのことなのだから。
 
しかし、そういう産地に限って、産地側からの発信というものは、いつまでたっても始まることは無い。
酷い産地になると、個人情報みたいな言い訳をする産地もあったし。
 
自分の産地を知ってもらいたい。
農産物を知ってもらいたい。
買ってもらいたい。
産地に来てほしい。
と思うのであれば、情報発信をしなければならないのは真実。
 
そういうモタモタを無くして、消費者にタイムリーに産地情報を伝えるためにも、ブランド化計画というのは必要なのである。
当たり前のこととして、各々の役割が明確になっているからである。
 
ということは、「情報発信していない産地というのは、ブランド化計画が上手く行っていないのではないのか」と考える人もいるだろう。
 
そう、その通り。
「大正解」である。
 
さて、茨城だけのことではないが、どうするのだろうか。
またまた静観である。
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活用していない

2016年02月02日 12時00分01秒 | Weblog
昨晩、茨城県鹿行農林事務所より、以下のメールが届いた。
 
ーーーーー
ブランドシートについて未提出とのご指摘があり申しわけありません。

私の方にはブランドシートの提出指示について、来ておりませんでしたので対応できませんでした。

様式等をご指示いただければ、早急に対応いたしますので、ご指示願います。
ーーーーー
 
さて、SPRでブランド化をしている産地は、このメールをどうとらえるだろうか。
 
自分は、産地に対して
・Facebookを作って活用してほしい
・HPを作ってほしい
・沢山の産地情報を発信をしてもらいたい
・消費地の勉強をしてほしい
・消費者の声を受け取ってもらいたい
 
・お米は戦国時代に入っている
・全ての産地を助けることは不可能
・生き残るための努力が必要
 
・自分たちは「超米屋」に進んでいく
・流通の仕組みも変わる
と、説明もしている。

よって、今回のブランドシートについても、直接産地に連絡をするのではなく、Facebookやブログ上でだけで、何度も繰り返し伝えていた。
何度かは、「直接連絡をしていない」と、ハッキリと書いている。

それを知らなかったという事は
・Facebookなどを活用していない
・自分たちからの情報発信を受信していない
・色々なことが他人事になってしまっている
という結果だと思う。
 
一言で「産地」といっても、生産者・JA・普及員・役場・市・県などがある。
シッカリとしたブランドが計画を立てていないと、誰が受け取り役で、だれが発信役なのかが見なえい。
したがって産地の旗振り役がいない。
だからブランド化が進まない。
 
まさに茨城は、これなのだ。
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タイミング良く

2016年02月02日 11時39分55秒 | Weblog
JAしまねのリーフレットのことについて投稿した途端、JAしまねより修正するという連絡が入った。

ーーーーーー
ご指摘のありました確認事項
①正しいブランド名
②「品質向上」の削除
③「選別」項目の独立
④「特徴」にデータを使用する
⑤「美味しい理由」を「地域の特徴」に一本化
については、そのように再度修正いたします。
 
このことにより文字数は少なくできると思いますので、
なるべくコンパクトにしたいと思います。
 
また作業が進みましたらご相談させてください。
ーーーーーーー
 
とのこと。
 
今度は、どのくらいスッキリするかな?
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メッチャ難しい

2016年02月02日 11時28分48秒 | Weblog
現在、JAしまねでは、石見銀山・隠岐・邑智の3地区本部を1つにまとめて紹介するリーフレットを作成中である。
 
その何度目かの作成資料が届いた。
ものすごく細かく説明しているので、1枚で3地区6ブランド米の比較できるのは嬉しい。
しかし、お米の知識が無い消費者からすると、完全に????だらけとなってしまうことだろう。
 
なぜなら、専門用語だらけなのである。
しかし、その説明は無い。
いきなり、大学の資料みたいになってしまった。
 
リーフレットなどの説明は、小学校5年生が判る言葉と内容にしなければならない。
それでなければ、多くの人に伝えることが出来ない。
 
これは、リーフレットを作ろうとしている産地には、つねに説明しているはずなのだが・・・
 
JAしまねが側としては、自分の要望が多かったから、「あれも入れなきゃ、これも入れなきゃ」となってしまい、やっと出来上がったと思ったら、大学の資料となってしまったのだろう。

リーフレットを作る理由。
誰に見てもらいたいのか。
何を伝えたいのか。
簡単すぎてもダメ。
難しすぎてもダメ。
 
もう一度考え直してみると、リーフレットの内容もスッキリすると思う。
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千葉県アグリトップランナー

2016年02月02日 11時12分42秒 | Weblog
千葉県では、販売額3千万円以上(農業所得1,000 万円以上)の産業として自立し、経営理念があり、販売戦略を持っている先進的な農業経営体を育成するため、アグリトップランナー育成塾の開催、中小企業診断士やデザイナ-等専門チームによる集中支援、企業的経営の確立を目指した産地活性化・担い手育成並びに生産・販売力強化への取組を支援している。
 
今回、この「アグリトップランナー育成強化事業」を、流通研究所が千葉県から業務を請け負っていて、流通研究所より、香取市の生産者の育成に協力してほしいという要請があった。
 
それで昨日、流通研究所の担当と会い、どんな協力をしたらよいのかの打ち合わせをしたのだか、果たして自分はどこまでかかわれば良いのかが、今一つハッキリしないままだった。
もっとも、生産者から直接、どんなビジョンを描いているのかを聞かないことには、判るはずもないのだが・・・
 
なので、2月23日に千葉県香取市まで、現場確認と、生産者・普及員との打ち合わせをする為に行くことになった。
 
正直、これからの時代、生産者1人で何が出来るのだろうという思いはあるのだが、JAが弱体化していて頼りにならず、自分で何とかしなければならないという状況になっている地域については、1人で動いていける方法を教えてあげるべきなのだろう。
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