■プランタの行者ニンニク
我が家には、宮城蔵王「森の楽園」から譲り受けた行者ニンニクのプランタ植えが5鉢あります。
行者ニンニクは、山にこもる修験道の行者が食べたことからとも、逆にこれを食べると滋養がつきすぎて修行にならないため食べることを禁じられたとも言われているそうで、ニンニク臭のある、いかにも精力が付きそうな山菜でした。
宮城蔵王「森の楽園」では、行者ニンニクを中心に栽培していますが、食べろになるまで4~5年はかかるという気の長い山菜です。
私が譲り受けたのが、5年前のものが3鉢、残りの2鉢は去年の秋に譲り受けたものでした。
順調に育つと5年前の3鉢は食べごろの季節を迎えることになります。
最近、暖かくなり鮮やかな緑色の葉が目立つようになりました。
去年、株わけをしながら植え替えた行者ニンニク、それも5年ものが一向に芽を出していないのが気がかりです。他の行者ニンニクは芽を出していますが、5年ものは、まるっきり土を変えてしまったため土に馴染んでいないせいか芽を出す気配さえしていません。
土の中からはみ出た行者ニンニクの様子を見てみると枯れたような感じさえしています。去年は、勢いよく青々とした葉っぱを見せてくれました。
もう少し様子を見ることにしますが、枯れていないようにと願うばかりです。
今日は、「啓蟄」です。
冬ごもりの虫も春を感じ、地表に顔を出し始める季節でもあり、春の恵みが自然界へと歩み始める時期です。
行者ニンニクもまた春の足音ともに大きく成長していくことと思いますが、5鉢の行者ニンニクが揃って春を迎えて欲しいと願っています。