■青根温泉街道筋のチェンソーアート
■頂き物の「山ぶどう原液」(山元町:田所食品)
3月5日、蔵王エコーライン標高1,100mの通行止めゲートとすみかわスノーパークに行った帰り、蔵王エコーライン入口赤い鳥居付近のペンション&レストラン「峠」へ寄り、その後、青根温泉街道筋にチェンソーアートを展示している宮城蔵王「森の楽園」のオーナー宅へ寄らせていただきました。
約5か月ぶりの訪問になりましたが、宮城蔵王「森の楽園」のご子息が作成したチェンソーアートは、昨年にお伺いした時よりも数が多く、更に金色に塗り替えたフクロウや大きな鯉の彫刻、蔵王町観光PRキャラクター「ざおうさま」、五郎丸ポーズをしたゴリラ君が温かく迎えてくれました。
青根温泉街道筋にあることからドライブする人たちも憩いの場所として利用しているようで、車を停めては写真を撮ったり、見学したり、車を減速しては眺めたりと楽しんでいるようでした。
道路の両脇に広がる別荘地は木立だけが目につきますが、若葉が萌える季節になると青根温泉街道筋も様変わりをするのではと思います。チェンソーアートがある憩いの場所は、緑に囲まれて美しい姿を見せてくれるのではと春が待ち遠しくなります。
春の足音がひたひたと聞こえる青根温泉街道筋でした。
帰り際、宮城蔵王「森の楽園」のオーナーの奥様から、宮城県山元町の田所食品が製造販売している貴重な「山ぶどう原液」をいただいてきました。
宮城県山元町はいちごの一大産地として有名ですが、ぶどうの産地としても知られていて、田所食品は、大正期より家業として山元町でぶどう栽培を行い、現在まで生産、加工を行っている会社でした。
2011.3.11の大震災では、海岸から約400mの所にあった工場や自宅が津波で流されて甚大な被害を受け、現在、新工場とぶどう畑を設け、貯蔵していたぶどう原液と県外契約農家から山ぶどうを仕入れて対応しているそうです。
間もなく大震災から5年を迎えます。
復旧、復興と声高に進められてきた感がある大震災事業ですが、一向に先が見えないところもあって一様では無いようです。その中でも福島原発事故は先が見えないところも沢山あるようです。凍土壁の効果はやってみなければ分らないという関係者の発言もあり、試行錯誤の取り組みが続いているようでした。
最近、テレビや新聞では、5年が経つ3.11の特集番組の報道が目につくようになりました。改めて大震災の被害の甚大さを思い知らされています。
5年前のことを忘れかけている昨今、今一度、大震災や福島原発事故の恐ろしさを考える時間を設けようと思っています。