■「よこはまたそがれ」から50年~『五木ひろしメモリアルコンサート』
■会場・仙台サンプラザ
3月3日、仙台サンプラザホールで開催された『五木ひろしメモリアルコンサート』へ行ってきました。
午後5時30分開演、約1時間半のコンサートでした。
~50周年記念コンサート
コロナ禍の中、昼夜2回のコンサートは、2年ぶりとかで、「よこはまたそがれ」から50年を迎えた記念すべきコンサートでした。
五木ひろしの経歴は、順風万般では無かったようで、デビューしてから約5年間、不遇の時代があり、芸名を五木ひろしとして再デビューを果たしてから50年、今の五木ひろしを築き上げたトークを交えてのコンサートでした。
~袴姿で津軽三味線を演奏
ステージは、袴姿で登場し津軽三味線の演奏から始まりました。
約1時間半の公演で披露した歌は、24曲、代表曲のオンパレードでした。
五木ひろしは、言っていました。
50年間の間で歌った曲は数知れず、その中でも数千曲は、直ぐにでも歌うことができるそうで、歌手人生50周年の心意気を知ることができました。
~今年から来年にかけての予定
今年は、5月に明治座で「五木ひろし劇場」を開演し、昭和の五代作曲家、遠藤実、吉田正、船村徹、服部良一、古賀政男の歌を披露するそうでした。今回のコンサートでも五代作曲家の代表曲を聴かせてくれました。更に三橋美智也の27回忌を記念してのコンサート、来年は、三波春夫の生誕100周年記念コンサートなどを予定しているそうでした。
~心に残った歌3曲
数々のヒット曲を出している五木ひろしですが、今回のコンサートで心に残った曲は、「遠き昭和の」(2020.7.8)、「日本にうまれてよかった(2021.5.12)、「新宿満月」(2021.09.29)などの新しい曲でした。
「遠き昭和の」は、古里の友人を思い、青春時代を思い、仕事人生の昭和時代を思い、「日本に生まれてよかった」は、子供の頃に過ごした古里の情景が目に浮かび、亡き両親のことが偲ばれ、「新宿満月」は、過去に新宿駅や西武新宿駅を拠点に通勤していた東京生活を思い出させてくれました。
3月14日が誕生日と言う五木ひろしは、コンサートの11日後、満74歳を迎えると言っていました。
~子どもに描いた夢を追い続け
子供の頃から歌手になりたいと思い、作曲家上原げんと出会い、下積みの歌手人生を送りながら5年後に開花し、その後は、素晴らしい作曲家、作詞家に恵まれ、本人の努力もさる事ながら日本を代表する歌手になった経歴は、歌の端々にも出てきて素晴らしいコンサートでした。
~福島県相馬市でのメモリアルコンサート
仙台のコンサートを終えた翌日は、福島県相馬市でコンサートを予定していると言っていました。
間もなく東日本大震災、福島第一原子力発電所事故から11年を迎える3月11日、福島県相馬市でのコンサートは、正に五木ひろしのメモリアルコンサートになるのではと思いました。