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nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

貴志祐介 青の炎

2014-01-10 19:04:50 | 本・雑誌・ドラマ
貴志祐介さんの1999年の作品 青の炎 を読みました。
500ページ近い分厚い本で(しかも角川文庫は他のに比べて字が小さい)
グダグダ読んでいると、しばらく読み終わんないんだろうな~と思っていたのですが
ここ数日寒さのせいもあるんだろうけど、めまいと腰の鈍痛が重なって体調がいまいちだったので
家に閉じこもっていたのが功を奏し(?)一気に読み切ることが出来ました。
でも今日はだいぶ回復し、寒かったけど久しぶりに電車に乗ってお出かけしてきましたので、ご心配はいりませんよ。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。
女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。
その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。
母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。
曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。
警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。
自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。
その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

貴志さんの作品はホラーの要素が強く、リアルな描写が多いので
読む前は本の分厚さから想像して、結構ドキドキだったんだけど
意外にさわやかな、青春小説ともいえるような展開でした。
とにかく純朴な高校生である秀一が、愛する家族を守るために悩む姿に感情移入してしまい
完全犯罪を計画した秀一を心から応援したし、絶対にバレないでと祈ったし
警察が真相に近付くにつれ、見逃して~と懇願してしまいました。
でも小説ですから、完全犯罪としてうやむやになるわけもなく
涙を誘う殺人劇に、やがて哀しくせつない終末がやってきます・・・

これ、10年くらい前に映画化され、秀一はニノが演じたそうですが
私が主人公に抱いたイメージとはちょっと違うかも・・・?
でも映画も観てみたいなと思います。

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