nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

石川・福井・富山・岐阜縦断の旅 10 飛騨高山

2015-08-20 15:49:40 | 愛知・岐阜
五箇山を後にし、途中で名物飛騨牛朴葉焼きの昼食を取り
今度は2005年の合併で日本で最も広い市町村となった、岐阜県高山市に突入。
こちらの見どころは何と言っても、飛騨の小京都と言われる飛騨高山のレトロな街並み。
人気観光地ということで人出も多く、若者グループやヨーロッパ系の外国人が目立ちました。
山に囲まれた降雪量の多い地ではあるものの、盆地ということもありこちらもかなり暑かったです。
個性的な通りがいくつかあって、同じ雰囲気が連なっていて、どっぷりと昭和な世界に浸れます。
和食、洋食、喫茶、甘味、麺類、蔵元、お土産物、歩きながら食べられる牛串やみたらしなど、とっても賑やか。
時間制限があり駆け足で回ってきましたが、丸一日居ても飽きない感じでした。
ただこの日も人が多過ぎて、街並み全体を撮った画像は人がいっぱいでお見せできず・・・・
スポットスポットの、人の少ない画像を載せておきますので、雰囲気をお楽しみください。





川越の蔵の街を3倍くらいに大きくしたイメージです。











筏橋





中橋

















 

実は今回どうしても行きたい場所があって、夫に無理を言ってそちらに寄らせていただきました。
アンティークのお店 ロータスブルー(青蓮) さん
室内装飾家永井美奈子さんのお店です。


いつのころだろう?永井さんのブログ LOTUS BLUE DIARY を見つけたのは?
アンティークの家具や古い道具、お部屋のリフォームや家具のリペアやコーディネート
ファブリックや、ファイヤーキングやオールドパイレックスや
インテリアやレトログッズのことがいっぱい書かれていて、思わずときめいてしまうようなブログ。
密かに楽しみに覗く、憧れのブログでした。
ほどなく彼女が、東京から高山に越してお店をオープンすることとなり
そのお店というかおうち全体が本当に素敵で、いつかそこを訪れてみたいと思っていたのです。
実は、kana2さんのお友達のお友達だということもブログから知ったりして、ちょっとした繋がりも感じてみたり。
ただせっかく行き着いたものの、今回は本当に時間がなくて
ものの5分でお店を後にしてしまい、ご挨拶しかできなかった。。。。
永井さんすみません、慌ただしくて何のことやらと思われたことでしょう。
でも高山の街を歩いたことより、その5分の方が私にはとても貴重な時間で、お会いで来て本当に感動でした。
またいつか、ゆっくりとおじゃまして、お買い物もさせていただきたいです。

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朝井リョウ 何者

2015-08-20 11:55:42 | 本・雑誌・ドラマ
朝井リョウさんの、最年少での直木賞受賞作品 何者 を読みました。
朝井さんって息子と同じ年なので、20歳でデビューした時から気になっていたんですけど
何だかんだで読めていなくて、6年も経って今回始めて読むことが出来ました。

あらすじ・・・(「BOOK」データベースより)
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。
光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたからー。
瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり
理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。
だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて…。
直木賞受賞作。

いや~、おもしろかった!
まずは文章のうまさに唸りました、語彙が豊富で実に的確。
しかも堅苦しさがなくて今風なので、すんなり心に響きます。
合同説明会、ES、WEBテスト、テストセンター、グループディスカッション、携帯への合否連絡・・・
いまどきの就活は、娘と息子のおかげで私も十分リアル体験していたし
まず面接の舞台まで行き着くことの辛さや苦労も、すぐそばで見て来たし
ネット情報に一喜一憂してしまう罠があることも分かるし、身につまされるようなストーリー。
それぞれの就活に向かう意識の裏表を、しっかり炙り出してあります。
友人は仲間であり、好敵手であり、宿敵でもあり、目の前のたんこぶでもある。
時には励ますふりをして蹴落としたい相手であり、自分が上位に立つことで認めることのできる友人もいる。
人間て、自分が何者であるかという立ち位置が大事であって
自分を守るためには、美しい言葉で我が身を飾り、人をけなす。
SNSや匿名の書き込みが許される今だからこそ、顕著に現われてしまう心の内面。
人間って残酷だよね・・・と言ったことが、実に鋭く表現されていました。
朝井さん、若いのにすごいな~
我が子たちにも、ぜひ読ませたいと思いました。


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