今日は 朝早くから 草刈りです
気がつけば
あっという間に 丈高く 草に覆われてしまう この頃なのですが・・・
中でも 権勢を振るう一族といえば
名門 「 ドクダミ家 」でしょうか?
怖ろしげな その名に反して 清楚な白い花を 一族の印としています
もう一つの勢力 名門 「 ヤブガラシ家 」
地下を這い 一面を我が領地としてしまいます
地上に顔を出した 若芽は
しなやかに立ち上がり 葉を広げ
あらゆるものに巻きついていく 上昇拡大志向
二つの名家は 代々 仲が悪かったのですが
なんと
この「 ドクダミ家 」の若君と 「 ヤブガラシ家 」のお姫さまが
恋に落ちたのです
決して 許されぬ恋
厳しい監視の目をくぐり やっと 逢うことができました
「 ジュリエット!」
「 愛しい方 ロミオ !」
清々しい白いドクダミの青年に 初々しいヤブガラシの赤い芽のお姫さまが しなやかに巻きつきます
二人は もう 決して離れることはないでしょう
「 ごめんなさい」
運命の女神は サックリと 悲恋の二人を 根元から切ってしまいました
こんな妄想にふけりながら
草刈りをしています