*** 昨日の記事「 千葉産のサンマで塩焼き 」に続きます ***
「 じぃ・・ サンマは 千葉に限るわねぇ! 」
「 さようでございますなぁ 奥方さま 」
こんな会話をかわしながら ふと 思いました
サンマって どんな人生・・ いや 魚生を送るのだろうか???
調べてみました
サンマの一生は まだ謎に満ちています
でも 寿命は2年
主な産卵期は3月~6月ですが それ以外の時期も産卵します
産卵場所は 鹿児島沖から北海道東沖まで 広範囲にわたっています
黒潮の勢力の強くなる春には 稚魚は北へと運ばれ
4月には 親潮と黒潮の交わる場所に
夏には 北海道 千島沖まで 北上
8月には 今度は逆に 南に向かって動き始め
9~10月は 東北沖
それから いくつかのルートに分かれ さらに南へと向かいます
その魚群の一つは 房州のごく沿岸を通ります
江戸時代には 房州で獲れるまだ産卵前のこのサンマは 名産品とされてきました
今では流通が発達して 誰もが北海道で獲れた活きの良いサンマを 安価で手に入れることが出来ますが
その前は 東京の人々にとっては 10月中下旬に千葉で獲れたサンマが初ものだったのです
殿さまが絶賛された「 目黒のサンマ 」も やっぱり「千葉産」だったのね