マンサク 満作

雪解けの頃
この山里に
迎えに来る

その約束の
蒔絵櫛

そっと髪を
くしけずる

燃える紅葉で
色を染め

凍てつく月の
色を染め

鮮やか色の
細布を
木の枝に

待ちわびる
思いを込めて
結びます

マンサクの花言葉の一つは「幸福の再来」だそうです

シダレウメ 枝垂梅

梅は花の期間が長いのですね。
そして、いろいろな種類があって楽しめます。
舞岡公園で写した「シダレウメ」。
中から眺めると、ピンクの花が舞っている渦巻きの、その中心に立っている気分。

ネコヤナギ

近くの畑の老夫婦。
北海道で何町歩もの畑を持っていたと話します。
歳をとったので、息子の住む横浜に移り住んだけど、体のためにも畑仕事をしたいと市民農園を借りています。

野菜のほかにも、いろいろな花を育てて、ボランティアで近くの老人施設に花を届けています。
体を使ってきた方はすごいですね。
かなりのご年齢だと思うけど、自分のことだけでなく、他の人たちの面倒までみようという精神が・・・

クリスマスローズ

わたしは言葉を紡ぎます
春の光が届かぬあなたへ

寒さの中で凛と咲く
カンザクラの花びらの
ほのかな色に染めましょう

冷たくかじかんだ
あなたの心に

透き通る光も織り込んで
軽く優しいその布を
そっと掛けてあげましょう

キンギョソウ

ゆらゆら揺れてる小さな卵
何が入っているのかな
春の光に透かしてみたら
希望がお昼寝していたよ




殻を破って飛び出して
光を浴びて
小さな羽を広げます

さあ、大空へ
飛び立とう

カスミソウ

静まり返った観客席、氷の上でフリーの曲の始まりを待ちます。
雑念は消えて、心の中は静か・・・
自分の納得のいく演技が出来さえすればいい。
他のスケーターの点数・・・それはそれ・・・



フィギュアスケート・フリー。
最終滑走グループの順位は最後。
ヘッドホンで自分の曲を繰り返し聴きながら、最高の演技のイメージを染みこませます。
その間も、体が固くならないよう柔軟体操。
決してコンディションはベストではありません。



リンクサイドに出た瞬間、観客席の興奮の余韻が伝わります。
きっと素晴らしい演技だったのね・・・ライバルは・・・
以前だったら、きっと心が揺れたでしょう。
でも、今日の私は違います。
集中力が高まってゆきます。

舞岡公園 小谷戸の里

家から車で10分程のところにある「舞岡公園」。
雑木林や田畑など昔ながらの里山の風景を残しています。
歩くとかなりの広さ。
その一角にある「小谷戸の里」。
明治時代の古民家を保存してあります。



障子から漏れる柔らな光・・・
囲炉裏に火が焚かれ、自在鍵には湯気が立ち上る鍋が・・・
「ただいま・・・」
「寒かったでしょ！あったかいきのこ汁があるのよ。」という声が聞こえてきそう・・・



納屋からの眺め。
春はもうすぐですね。

チューリップ

真っ白な雪原に、ポトリと涙が落ちました。
静かな雪面にゆっくりと幾重にも、白い波が広がります。
そこから生まれたチューリップ。




そっとのぞきこんでごらんなさい。
涙はまだ悲しみを秘めて、キラキラ輝いています。

イタリア山庭園 ３

イタリア山庭園にあるもう一つの西洋館「ブラフ18番館」。
冬の日が落ちるのは早く、夕闇の中に灯火が浮び上がります。
そろそろ帰る時間です。

イタリア山庭園 ２

メタセコイアの並木道。
午後の光は、次第に柔らかな薄紫色にかわり、空を染めてゆきます。
気の早い月が天空にかかりました。




この木の実は何でしょう？
良く見かけるような気がします。
右上のボンヤリ白いものは・・・月です。