MONAのフォト・ギャラリー

写楽・・話楽・・・な日々

北海道は真夏だった

2010-06-30 21:56:26 | 旅行

寒いかもと思って 行ったら

3日間とも 30℃以上 

日本中で 一番暑い場所だったとか・・・

毎日 せっせと ソフトクリームを食べていました 

でも 日陰に入れば 涼しいし

何といっても 雄大な自然 

ニセコ エリアは 羊蹄山(ようていざん)が シンボル

何処にいても 目に入ります 


深呼吸する 空気の清々しいこと

冷たい湧水の 美味しいこと

の~んびり 過ごした 数日間でした
 

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一年が過ぎて  - アナベル -

2010-06-26 21:48:58 | 

クリンが死んで ちょうど一年

白いアナベルの花で 亡骸を 飾ってあげたね

一年の間に アナベルは 大きくなって

見事な花を たくさんつけたよ 

クリンが 今も 私たちを見守っているみたいに

雨の中で 優しく 揺れてる


クリンは 17歳4ヶ月の長い間

私たちの家族の一員だった 犬なのです

明日から 北海道の友達のところへ行きます

6/29に 帰って来る予定です

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紫陽花の道

2010-06-25 22:58:21 | 

梅雨晴れにみる 紫陽花の茂みは

こんもりと ひとまわり 大きくなったみたい

鬱蒼と生い茂る 木々

草の間から 首をもたげる 蔓

みんな

雨と 強い夏の光の 繰り返しに

ぐんぐんと 生長を続けていたんだね


蒸し暑さに ヘタっと 萎れたのは

私だけ だった 

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お茶します? - ブラフ18番館 -

2010-06-24 22:25:17 | 横浜

やっと 西洋館すべてを 観終わりました

長い間 つき合って下さり ありがとう 

ゆっくり お茶でも 如何でしょう

お菓子は 何がいい?

ラズベリー・ケーキ・・ クッキー・・ マカロン・・・

どれも 美味しそう~

飲み物は? 


こうして ゆっくり過ごす 午後

ああ 幸せだな~

また 来年 

こうして あなたと逢えるといいね 

******

横浜山手西洋館 花と器のハーモニー 2010

ブラフ18番館にて

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日本へ - イギリス館 -

2010-06-23 22:33:44 | 横浜

長い船旅の後 僕は 横浜で 初めて日本の地を踏んだ

途中 スポンサーである出版社と 大喧嘩をし

日本紀行の原稿を買い取るという契約は 解除されてしまった

不誠実な奴等とは 徹底的に闘うし 

言いなりになるつもりはない


いろいろな伝手を頼り 新たな仕事を探す間 町へ出てみた

笑いたくなるほど小さな家々に 小さな人たち

そして 活気に充ちた雑踏

何より 日本人は勤勉で 正直だ

ある時 人力車を降りて 金を渡し 歩き始めると

車夫が血相を変え 追いかけてくる

僅かな釣銭を 返す為だけに・・・

驚くべきことは

こんな律義さは 商家で買い物をする時にも ごく当たり前にあるという事だ

相変わらず 彼は 敵が多い

反面 彼を理解し 才能を愛する人も多い


彼は 英語教師の職を得て 島根県の松江市に向かうことになった

岡山まで汽車に乗り そこから人力車で 山を越えていく旅だ

丁寧に耕された 田や畑 

自然の美しさ

途中で逢う人々は 外国人を見るのが初めてなのか

一瞬ポカンとしながらも 礼儀正しく挨拶をする


やがて 見えてきた松江の町は 宍道湖中海に挟まれ 

水の上に浮かんでいるように美しい

明治維新から 20年余りが過ぎても

松江の町並みや人の心は まだ 古き良き日本の面影を 十分に残していた

古い日本の文化は たちまち 彼の心を捉えた


一方 松江の人たちにとっても この新しい英語教師の出現は 驚きだった

今までの 外国人教師は まったくの白人優位に凝り固まり

日本の文化など理解しようともせず 不作法極まりない

挙句の果ては 土地に馴染まず 勝手に辞めてしまう

ところが この小さな奇妙な異国人は 

日本の生活に 何でも興味を持ち 知りたがる

礼儀正しく 教養があり 英語の教え方も  丁寧で 熱心だ

学生や町の人は すぐに 彼を慕うようになった 

その後 彼は 日本人女性と結婚し 

日本国籍を得て 「小泉八雲」と名のり

子どもにも恵まれた

永遠の異邦人」は 立ち寄った日本で 錨を下ろし

 家庭を築く事で たくさんの幸せを得る代わりに

自由を失い 54歳で亡くなった


まだ 当時 よく知られない日本の文化が 

彼の感性で捉えられ 情感豊かな文章で 世界に発信し続けられたのは

日本という国にとって とても幸せな事だった

彼の著作を読み 日本に興味を持ち 

親しみを感じた人たちは少なくないだろう

アメリカでは 彼の才能は 高く評価されていたが

日本においては それはずっと後の事になった

一時期 彼の遺族が 経済的な困窮に陥った時

「 なぜ 日本の恩人であるのに 国が遺族を援けないのか 」と

日本の外交官が 外地で詰問され 

初めて その事実を知ったいう話が 残っているほどだ

 

******

横浜山手西洋館 花と器のハーモニー 2010

イギリス館にて

お話は ラフカディオ・ハーンの伝記からイメージした 創作です

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異邦人 - 山手111番館 -

2010-06-22 23:07:27 | 横浜

永遠の異邦人

それは 彼の為にあるような言葉

父は 新しい家庭を築き 

彼は フランスの学校の寄宿舎へ送られた


彼の魂は 母の国にある

たくさんの神々が 生活の中に息づき

明るい太陽が輝き 紺碧の海が広がる国

しかし 彼は その国を 一生の間 一度も訪れる事はなかった

一番大切なものは 現実と結びつけずに

自分の奥深くにしまっておけばいい

そして そこで 最愛の母は幸せに暮らしているはずだった  

父の死と 破産

彼は 学校を退学し アメリカへ行く船に乗った

底辺の下積みの仕事を いくつも経験した後 

新聞社に持ち込んだ記事が採用され ジャーナリストの道へ

社会や人間に対する鋭い切り口と 文才は 脚光を浴び

数年後には 地方紙の編集長にまで 昇進した


しかし 多民族国家のアメリカにあっても 

彼は 白人でありながら 白人社会でも異邦人

弱者には 温かい目を向けるが

虚飾と 欺瞞を憎む 社交下手だった

紀行記事を書くため 彼は 世界で一番美しいといわれる 熱帯の島を訪れた

大自然の美しさと 貧しくても 温かく 純粋な 島の人々に惹かれ

そのまま 2年間を過ごすことになる

そこで 一生を終えてもいいとさえ思った

そうであっても 時折は アメリカに戻り 仕事を得てこなければならない

ほんのしばらくのつもりで ニューヨークへ向かう船に乗り

島に別れを告げた


新しい仕事は 東洋の小さな島 「日本

遥かに 遠い まったくの未知の世界

大陸を横断する列車のなかで 彼は 届いたばかりの手紙を開いた

「 愛するあなたへ

あなたが島を出てから 毎日帰る日を数えています

そちらは寒くはありませんか? 

寒がりのあなたが 風邪をひいているのではないかと心配です

あなたが庭に植えた花が やっと咲きました

この島ほど 良い処は 世界中どこにもありません

私も みんなも あなたが戻って来るのを 心から待っています 」


>この仕事を終えたら すぐに戻るよ

彼は 心の中で呟いた

しかし 島に戻ることは 二度となかった


それから 10年余が過ぎ

島の活火山が 突然に噴火

火砕流が 島で一番大きな町に襲いかかった

町で生き残ったのは 監獄に入れられていた囚人 たった一人

彼が愛し 書き記した 町や人々は 一瞬にして 消え去ってしまった

******

横浜山手西洋館 花と器のハーモニー 2010

山手111番館にて

お話は ラフカディオ・ハーンの伝記からイメージした 創作です

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故国 - 外交官の家 -

2010-06-20 23:48:21 | 横浜

遠くに足音が聞こえると 僕はベッドの上で 身を起こす

もしかして お母さん?

その度 思い違いに がっかりして・・・

真っ暗な部屋で 身を縮こませる

闇の中は 魑魅魍魎(ちみもうりょう)が うごめいているようだ 

母の顔は はっきりとは 思い出せない

その位 別れた時の僕は 幼かった

でも 腕の中に抱かれた温かさ

明るく 楽しげな 笑い声 

憂いを帯びた歌声は 今でも ふいに蘇ってくる 

紺碧の海と 太陽のきらめく母の故国を 後に

母と僕は 父の国へ移り住むことになった

そこは 長い冬と 短い夏の季節

感情を抑えることが美徳とされる世界


ちょうど 余りにも違い過ぎる環境に 移植された花のように

美しく咲き誇っていた母は みるみる萎れていった

心が変調をきたし 言動がおかしくなった 

周囲も 父さえも 母を持て余し始めていた

母の帰りを待ち望む気持ちが 諦めに変わり始めた頃

僕の目の前に 美しい絹のスカートが立ち止まった

良い香りがして 屈みこむ顔に 柔らかな巻き毛

「この子が 坊やね」

父と女性と僕は 新緑の並木道を散歩する

僕は 二人を残し 飛び立つ鳩を追いかけて 力いっぱい駆けていた


故国に帰った母は再婚し 幾人かの子どもに恵まれたそうだ

その後 父は亡くなり

すべてを失った僕は 父の故国を後に 新しい世界を目指し

「故郷を持たぬ男」として 流浪の人生を送ることになる 

*****

横浜山手西洋館 花と器のハーモニー 2010

外交官の家にて

お話は 創作です

*****

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再生 - エリスマン邸 -

2010-06-19 23:46:25 | 横浜

頭が 痛いって?  体も だるい?

どれどれ・・・・

心の潤いが 足りないようですね

どうぞ エリスマン邸


深い緑の木立ちのなかの 小さな白い家

そっと ドアを開けると

柔らかな 光を放つ

磨きこまれた 古い木の造り


先ずは サンルームの籐の長椅子に身をもたせ 力を抜いて下さいね

何を お飲みになりますか?

いろいろな味のマカロンも 如何でしょう

初恋の味 追憶の味・・・ どれがお好み?

安らぎの味のマカロンですね

はい どうぞ 

 木漏れ日と そよぐ風

ゆっくりと 寛いで


気が向いたら

いつでも お食事を
 


 時の流れを 

もっと もっと

ゆっくりにしましょう

*****

横浜山手西洋館 花と器のハーモニー 2010

エリスマン邸にて

*****

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手紙  ベーリック・ホール

2010-06-18 23:46:05 | 横浜

夏の日差しが くっきりとした木の影を 

きれいに刈り込まれた芝生の上に 落としている 

彼女は 二階の窓に寄りかかり それをぼんやりと眺めていた

私に気づくと 「 家の中を案内しましょう 」と 微笑んだ

 


父は 英国生まれで 貿易商なの

だから いろいろ 珍しいものが 家にはあるわ

この家は スパニッシュ・スタイルで 造られているのよ

 



一階の ホールには  大きな暖炉

今は 素敵な フラワー・アートで 飾り付けられているわ

 


続く サンルーム(下)は 

お洒落で 開放的でしょ?

 



此処は ダイニングルーム (下)

 


二階は 家族其々の 部屋なの

こちらは 母の部屋(下)

** 鏡像です **



こちらは 家族の居間(下) 

 

弟の部屋も・・・(下)

 

 

ここが バスルームよ

 


「何て 素晴らしい!」 ですって?

そう・・・

でも 今の私には ちっとも魅力はないわ

何もなくてもいい ワクワクするような 新しい世界に憧れるの 

近づいてくる 郵便屋さんの姿が チラリと目に入った

彼女の目が 輝く

軽やかに 階段を駆け下りて  

彼女は 玄関を 飛び出して行った

*****

山手西洋館 花と器のハーモニー

ベーリック・ホールにて

お話は 創作です

***** 

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花と器のハーモニー2010 横浜山手西洋館

2010-06-17 23:22:11 | 横浜

横浜山手西洋館では

花と器のハーモニー 2010」が 6/12-20の間

開かれています

今年も 行ってまいりました

みんな ついてきてね~ (上の写真 えの木亭

レストラン「えの木亭 」のお隣 「山手234番館

テーマは 生活のなかの 「祝い」だそうです

先ずは 結婚式 (下)

 

赤ちゃん誕生の お祝いの席 (下)

端に ベビーベッドがあるのだけれど

写真には 入りませんでした 

そして

父の日の お祝いの席 (下)

なかなか 素敵でしたよ~ 

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