再び マメ子家の 朝の一コマです
マメ子(孫)は トゥーランドット姫のように マメ父母に無理難題をぶつけています
プッチーニのオペラ「トゥーランドット」に出て来るお姫さまは 次々に現れる求婚者に難題を与え できなければ首をはねるという冷酷さ!
トリノ冬季五輪で 荒川静香が金メダルを獲得した時の曲が そのオペラのアリア「誰も寝てはならぬ」で きっと皆さんも想い出されると思います
話が逸れてしまいましたね!?
マメ母は出かけてしまい マメ子は 今度はマメ父を捕まえ我がままを言います
誠実に受け答えをしているマメ父の背中を 私が突くと マメ父が飛び上がります
まぁ 「早く行きなさいよ!」というメッセージなのですけど!
玄関にいるマメ父を追いかけ「パパと一緒に行く~!」と ワァワァと泣きながら取り縋るマメ子
私は「じゃあ パパに幼稚園で落としてもらいなさい! パジャマのままでいいから」と言い リビングのドアをピシャリと閉めます
マメ父は何とか脱出したようです
マメ子が 泣きながらリビングに戻ってきました
「マメは パパとママ(だけ?)が好きなの~! 」
「そうね よく分かるわ~ 」と 私
もう一度 食卓につかせ 「さあ 食べて」と言うと
「ブロッコリー食べれない」と うぇーん
「ならば ばーばがマメ子の願いを叶えてあげましょう」
ブロッコリー1個とレタスがのっている 今までのお皿を指さし
「このお皿か・・」
ブロッコリー2個をのせた 新しいお皿をその横に置き
「このお皿か・・ どっちか好きな方を選んでいいわよ!
」
「なんの事か分からないぃ~
」
と マメ子の涙が飛び散ります
「だからね マメちゃんは好きにしていいのよ~ 」
優しく 「 さあ こっちにする? それともこっち? 」
「 時計の長い針があそこに行くまでに マメ子は ご飯を食べて 顔を洗って 歯を磨いて 洋服を着ます」
「 ばーばは その間 歌の練習をします 」(翌日が発表の日だったので・・)
あきらめたマメ子は ブロッコリー1個のお皿を選び でも レタスは残し 意地をみせます
この辺りで マメ子は 急にシャキーンとなり わからんちんの幼児から脱却
大人対応へと変身!
「その歌 何語?」と訊く マメ子
「これはね・・ 」
着替えもテキパキと 脱いだパジャマは洗濯かごへ
「さあ 出掛けましょう」
途中で 「ほら あの歌は?」と マメ子が歌い出します
「 シュワッキマッセリ~」
「それ 何語?」と 私 ? ? ?
考えて・・・ 「ああ そうか
」
主は来ませリ 主は来ませリ 主は 主は 来ませリ
「 もろびと こぞりて 」です
歌詞が 私の知っているのと違うので マメ子が歌い 私はメロディーだけ
「あの歌も 歌って!」
「 きよしこの夜」ね
歌って いいですよね~
しばらく前 マメ母が身体の調子が良くない時
「 どうしたらいい?」と訊かれ こう答えました
「 好きな音楽を ただ聴いているだけで癒されるわよ」