今回の鹿児島旅行で 一番時間を割いたのは 「 維新ふるさと館 」でした
鹿児島中央駅近く 西郷隆盛 大久保利通の生家がある 加治屋町にあります
まあ 雪に降り込められ 此処に行くしかなかったのだけど・・
これが なかなか面白かったのです!
入館料300円で ほぼ半日入り浸っていましたが もっと居ても良かったかも
ハイテク技術を駆使した 歴史劇や ジオラマと3Dによる テーマ別解説 クイズなど・・・
もし 鹿児島に行くことがあったら お勧めです
幕末に薩摩藩から英国に送り込まれた留学生たち 「 薩摩スチューデント 」15名
彼らが 維新後の日本の舵取りをすることになるのですが
NHK朝ドラ「 あさが来た 」に登場した五代友厚も その一人
薩摩人のイメージが かなり 変わりました
「 維新ふるさと館 」で かなり薩摩を理解してしまった 私たち・・
さて 市電に乗ろうとして 雪でぐちゃぐちゃの道で迷いました
地図よりも 人だ
と 通りかかったスチューデントに 一番近い乗り場を訊きました
彼は少し考え込みます
薩摩はすぐに反応はしません やや重目の口調です
「 駅に戻った方がいいです 駅を通り抜けて東口に・・・ 」
「 ありがとう 」
彼は同じ方向へ行きますが 歩くスピードが違うので 私たちとの間隔はどんどん離れていきます
と 彼がくるりと向きを変え 戻ってきました
そして 私たちに話しかけました
もちろん標準語で イントネーションに微かな薩摩が感じられる程度なのですが
すっかり薩摩に染まった私には こんな風に聞こえました
「 さっき言ったこっじぁなぁが・・ もうちっとくわしゅ言うと 右手にエスカレーターがあっとで
2階に上がい 進むと 東口に出られうから 気をつけてやってくいやんせ 」
わかる?
つまり 説明が足りなかったと引き返して来たのです
おいたち 「 あいがとう 薩摩の人は親切なあ 残念じゃっどん 都会の人は忙しゅて そうはいかん 」
彼 「 観光で来たですか 」
おいたち 「 そんとおいです 」
彼 「 どっから 来られたですか? 」
おいたち 「 おいたちは 横浜から 」
彼 「 気をつけて やってくいやんせ それほいならあ さいなら! 」
いつの間にか 私たちも すっかり薩摩色
薩摩の高校生 質実剛健 素敵です