4泊した川湯温泉は、すべて温泉はかけ流し
湯船に惜しげもなくそそがれています
無色透明ですが、すごく濃い含硫化水素含食塩酸性泉という泉質
肌の弱い人は、ちょっとピリッと感じるかも・・・
その温泉は、温泉街から2km余り離れた硫黄山からひかれています
その硫黄山までの自然探勝路をガイドさん付で案内してくれる「早朝散策」
川湯温泉の夏の間の名物なんです
朝、5時45分集合だけど・・・ネ
朝食前には、帰ってこないといけないので
ゆっくり写真を撮ってる時間はありません
写真はほとんど、別の日の昼間に撮ったのもの
スタート地点からしばらくは
アカエゾマツやミズナラやシラカバの林が続きます
樹木の間に、ノリウツギ(サビタ)が白い花をのぞかせています
マイナスイオンいっぱいの、この林を抜けると、急に景色が一変します
硫黄山を始めとする三山と、その裾野に広がるエゾイソツツジの群生
6月下旬~7月上旬が花期なので、花は終わっていますが
白い花で覆われた光景を想像するだけでうっとり・・・
地図
近づくと、今は枯れっぽい実をつけています
これを指でこすって、指を嗅ぐと・・・とてもいい香り
この辺りは、標高約150mの低地です
でも、硫黄山の火山活動のために
ハイマツやエゾイソツツジなどの高山植物がみられる貴重な場所です
エゾイソツツジの中に、ポコポコと頭を出しているのは、シラカバの木
1mほどの低木でも、それまで生長するのに20年位かかっているという・・・
かなり生育条件の厳しい場所なんです
ススキが穂を出していました
土壌の関係で、赤い色が美しい
高山地帯のハイマツは、もっと低いと思いますが
ここでは、1.5~2mに生長します
白い砂が敷かれ、ハイマツの緑が映える、自然がつくりあげた小道
さあ! 靴のままで結構です
あなたの為に用意された、この白い道を歩いて下さいネ
硫黄の匂いがしてきました
硫黄山・・・アイヌ語でアトサヌプリ(裸の山)
活火山で、今でも噴煙をあげています
ガンコウラン (岩高蘭)
ガンコウラン科 ガンコウラン属
高山の岩場などに生育する10~20cmの常緑小低木
雌雄異株 濃紅色の花は5~6月に咲く
今は、黒い実がついていました 食べられます
コナアカミゴケ
ハナゴケ科 ハナゴケ属
腐りかけた木などに生育する2cmほどの 地衣植物(菌類と藻類の共生体)
終点、硫黄山の辺りは
時々流れてくる硫気ガスのため、草木は枯れています
ここには、レストハウスや硫黄山に関する展示室などがあります
温泉卵も売ってますよ