MONAのフォト・ギャラリー

写楽・・話楽・・・な日々

さよなら・・・北海道

2007-08-31 18:11:42 | 旅行





中標津空港は
内装に使われている木が印象的な、かわいい空港

搭乗ゲートの横の椅子に腰を下ろしました
ガラス越しに目の前に広がるのは、斜里岳

後ろの席に座っている、幼稚園の年長さん位の男の子の声が響きます

「もっと北海道にいたかったなぁーー」

お兄ちゃんの気持ちを救い上げるように、弟が言います

「でも、ほら・・・指人形たちが待ってるからさっ!!」


そうだね・・・
みんな待ってるものネ・・・



***** 最後にもう一度 摩周湖のブルーを *****
マウスオン、クリックで画像が変わります 

<>


摩周湖、屈斜路湖の旅 07/08/17~08/21


* ソースとスタイルシートは、ますたーさんからお借りしました *


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多和平 そして 中標津空港へ

2007-08-30 23:15:30 | 旅行

いよいよ帰る日!
中標津空港へ向かう途中に多和平に寄りました
地図

ここは360度の景観が一望できる牧場なんです

小高い丘の上にある展望台から眺めた景色(下の写真)
これは北方向・・・
中央の高い山は西別岳、その左隣の切り立った山は
摩周岳
ぐるりと一周、このような素晴らしい眺望です


羊がこっちを見ています

なんてたって、空が広い・・・

ここにも、摩周湖の伏流水の湧水がありました
摩周湖に降った雨が地面に潜り、100年ほど経って地表に現れる湧水

私たちが立っている大地の下には
人間の考えも及ばないシステムが廻らされているんですね


ここにはキャンプ場もあって、テント暮らしも快適そうです
ここで見る星空は最高でしょうね


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つつじヶ原を歩く (川湯温泉)

2007-08-29 20:03:28 | 旅行

4泊した川湯温泉は、すべて温泉はかけ流し
湯船に惜しげもなくそそがれています

無色透明ですが、すごく濃い含硫化水素含食塩酸性泉という泉質
肌の弱い人は、ちょっとピリッと感じるかも・・・

その温泉は、温泉街から2km余り離れた硫黄山からひかれています

その硫黄山までの自然探勝路をガイドさん付で案内してくれる「早朝散策」
川湯温泉の夏の間の名物なんです
朝、5時45分集合だけど・・・ネ



朝食前には、帰ってこないといけないので
ゆっくり写真を撮ってる時間はありません
写真はほとんど、別の日の昼間に撮ったのもの

スタート地点からしばらくは
アカエゾマツやミズナラやシラカバの林が続きます 

樹木の間に、ノリウツギ(サビタ)が白い花をのぞかせています


マイナスイオンいっぱいの、この林を抜けると、急に景色が一変します

硫黄山を始めとする三山と、その裾野に広がるエゾイソツツジの群生
6月下旬~7月上旬が花期なので、花は終わっていますが
白い花で覆われた光景を想像するだけでうっとり・・・ 

地図

近づくと、今は枯れっぽい実をつけています
これを指でこすって、指を嗅ぐと・・・とてもいい香り

この辺りは、標高約150mの低地です
でも、硫黄山の火山活動のために
ハイマツやエゾイソツツジなどの高山植物がみられる貴重な場所です

エゾイソツツジの中に、ポコポコと頭を出しているのは、シラカバの木
1mほどの低木でも、それまで生長するのに20年位かかっているという・・・
かなり生育条件の厳しい場所なんです

ススキが穂を出していました
土壌の関係で、赤い色が美しい



高山地帯のハイマツは、もっと低いと思いますが
ここでは、1.5~2mに生長します

白い砂が敷かれ、ハイマツの緑が映える、自然がつくりあげた小道 
さあ! 靴のままで結構です
あなたの為に用意された、この白い道を歩いて下さいネ


硫黄の匂いがしてきました
硫黄山・・・アイヌ語でアトサヌプリ(裸の山) 
活火山で、今でも噴煙をあげています

ガンコウラン (岩高蘭)
ガンコウラン科 ガンコウラン属
高山の岩場などに生育する10~20cmの常緑小低木
雌雄異株 濃紅色の花は5~6月に咲く
今は、黒い実がついていました 食べられます 


コナアカミゴケ
ハナゴケ科 ハナゴケ属
腐りかけた木などに生育する2cmほどの 地衣植物(菌類と藻類の共生体)

終点、硫黄山の辺りは
時々流れてくる硫気ガスのため、草木は枯れています 

ここには、レストハウスや硫黄山に関する展示室などがあります
温泉卵も売ってますよ

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屈斜路湖 - 美幌峠牧場、ひまわり畑 -

2007-08-28 23:06:00 | 旅行

美幌峠牧場は、美幌峠から車で15分程の場所にあります
ナビはあてになりません
人力で、地図と小さな看板を頼りに、細い山道を入っていきます

国道から5,6km入ると、広々とした丘が広がります




北海道らしい雄大な草原と森
そこが美幌峠牧場です





映画のロケ地にもなった場所だそうです
が・・・観光牧場ではありません
観光客のための設備は何もないの




美しい自然があって、牛たちが草を食んでいるだけです
のんびりと牧場の風景を楽しむにはうってつけです

地図




屈斜路湖の南を通りかかると、鮮やかな黄色が目に飛び込んできました
ひまわり畑です





こんな一面のひまわりを見たの初めて・・・
昔、映画の場面であったなーー




ひまわり畑の中の道を散歩しました
黄色って、心の中まで明るくなるネ!!

道の途中で、初々しいカップルと出会いました
その2人は、きっと幸せになるような予感・・・


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屈斜路湖 - 美幌峠、砂湯 -

2007-08-27 21:47:46 | 旅行

屈斜路湖は、周囲57km、最大水深117mの日本最大のカルデラ湖です

地図


美幌峠から眺めた屈斜路湖
中央には、中島があります

周囲から幾つかの川が流れ込み、湖の南からは、釧路川が流れ出します
ニジマスなどの釣りや、カヌーなどのウォータースポーツに訪れる人も多いようです

穏やかそうにみえる湖ですが、急に荒れだすことがあるとか・・・

湖と反対側(西)も、なだらかな丘陵が続きます。
明日UPする美幌峠牧場も、この丘の向こうです




この花は?・・・調査中

Nickさんから教えていただきました

エゾリンドウ (蝦夷竜胆)
リンドウ科 リンドウ属

近畿以北の本州、北海道に分布する多年草

開いた花ばかり見ていて、探していたので分からなかったんです
蕾をみれば・・・そう、リンドウですね・・・

屈斜路湖の東側にある「砂湯」というところ

その東にある硫黄山(アトサヌプリ)は、今でも活動している活火山
アチコチから噴気が上がっています
この辺り一帯は、温泉が湧き出て、湖に流れ込んでいます



一見、寒々しく見えるでしょ?
でも、ここは、砂を掘れば温泉が湧き出てくるんです。
湖も、岸から数メートルまで、温かいんですって!

この横には、無料の足湯がありますよ 


 

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摩周湖の星空の下で、愛を誓う

2007-08-26 23:28:29 | 旅行


何てロマンティックな題名なの・・・!?
まるでTVドラマみたい!!

始まり・・・始まり・・・

「摩周湖の星空鑑賞会」というパンフを見て、早速、申し込みました

宿のフロントは、フツーのお兄ちゃんといった感じの人
(どーせ申し込んだって、中止さ!)というのが顔にありあり

摩周湖がすっきりと見えること自体が、なかなか無いのに
星空なんて・・・ねぇ・・・

でも、このお兄ちゃん、フロントってタイプじゃないけど、いい人なんです
夕食のテーブルに飛んできて、「やりますよ!」と伝えてくれました

夜8時半、宿の前に大型バスが到着
ガイドさんは・・・
おーっと、昼間のリバー・トレッキングのBさんでした!

自分の車で摩周湖に行けば、いくらでも星は見ることができるけど
夜は、野生の動物が活動する時間
事故を起こしたり、動物を轢いたりしたら、いけないですものね

バスの中では、ガイドのBさんが
「高いお金(@1200円)を払って、ただ星を眺めるだけではもったいない!」と
今から見る夏の星座の講義

地球の軸がコマをまわした時のようにぶれる「歳差運動」とか・・・
それによって長い歳月の間に、北極星が変わっていくこととか・・・

むかーし教わったかも・・・
すっかり はっきり 脳細胞死んでます!


深い暗闇のなか、バスのヘッドライトだけが、急カーブの山道を照らし出します
上りきったところは、高い木はなく、視界が開けました

ここは山の上・・・
遠くの山並みに沈もうとするオレンジ色の三日月は
ずっと低い位置に見えます

摩周湖の第一展望台の駐車場に到着

Bさんが優しく言います

「バスは、もう1台、後から来ます。
このバスを良く覚えて間違えないように・・・
乗り間違えたり、遅れたりしたら
自分の足で山を下りてもらうことになりますからネ!
熊に出会うかもと思いながら・・・」

バスの中に、一瞬、緊張が走ります

子供連れの家族は・・・お父さんの背すじが、ちょっとピンとしました
カップルは・・・(我々もだけど)・・・ヒシとくっつきました


バスから降りる人たちは、バスの運転手さんの顔をマジマジ・・・
名前を口の中で復唱する人も・・・

星だけが天上で瞬く 真の暗闇のなか
迷える子羊たちは固まって
牧羊犬Bさんの指示のまま
展望台の高い場所に向かいました



( Photo by (c)Tomo.Yun )

満天の星空・・・
バスの中で教えていただいた星座を、一つずつ探していきます
時折、夜空に、流れ星の白い線がスーと引かれ、消えていきます

現在の北極星は「ポラリス」
ハイ!探せましたね
2000年後には、北極星はナニになりますか?
とBさんの質問

シーーン・・・

こういう答えは、分かっていても、子どもに譲りましょうネーー
ホラ そこの小学生
さっき、バスの中で教わったでしょ

Bさんは、星の説明を急いでいます

そのワケは・・・・・

摩周湖の南は、釧路湿原が拡がっています
バスが、この展望台に着いた時
釧路湿原の彼方に白い霧の層が見えていました

その霧が、こちらに押し寄せてきているのです
摩周湖の切り立ったカルデラ壁は、南端に低い切れ込みがあるらしい
そこから、釧路湿原からの霧が入り込み
摩周湖をすっぽり覆うのだそうです

星の光が、次第にぼやけてきました
さあ・・・バスに戻る時間です

そうそう
何故、このスター・ウォッチングがお薦めかって言うと・・・

この場では
いつもは強ーいお母さんも、言うことをきかない子ども達も
みんなお父さんの周りに集まります
お父さんは、家族を守るという自信に目覚めます

倦怠期の夫婦は、暗闇の中で、相手の手を握ります

一人で来ている方も大丈夫・・・
ガイドさん・・・運転手さんと・・・
愛コンタクト

人間は一人じゃないって実感します





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釧路川の源は? ( リバー・トレッキング ) 後編

2007-08-25 20:57:09 | 旅行


ガイドのAさんとBさんは、地元の女性
明るくて たくましくて とても楽しい

魚の見分け方、木、草花など、たくさんの事を教えてもらいました

山の中で、日が出ていない時に方角を知るにはどうするの???

それはね・・・・・例えば・・・・・

クマゲラの巣穴の出入り口は南を向いています
木に苔がついている側は北なんです
暗くても霧の中でも大丈夫
触れば分かります!


自然の中で生き抜く知恵です

川の幅は狭くなり、水の流れもゆっくりになってきました
辺りはシンとして、苔むす石や倒木に、木漏れ日が射し
神秘的な雰囲気

ここが摩周湖の伏流水の湧き出るところ
釧路川の源のひとつです



岩陰からこんこんと水が湧き出ています
コップを渡され、湧き出る水を汲んで、ゴクリと飲みます

円やかな味わい 冷たい水が喉を潤し 染み渡ります

ペットボトルも用意してくださっていて、この湧き水を持ち帰ることができました



今まで訪れたことのある湧水地は、どれも特別な雰囲気がありました
ここもまた 神聖な場所であることを感じ 敬虔な気持ちになります
きっと、原始の時代から、人間の中に埋め込まれた本能なのかもしれません

この辺りの木は紅葉が始まっているようです
水の中には 赤や黄色の葉が浮き沈みしていました




この湧き水が川となり、屈斜路湖に注ぎ
屈斜路湖から流れ出した川が、釧路川なのです

清らかな流れの中には、藻が生えていて、水面に花が顔を出していました



遡ってきた川を、今度は流れにのって戻って行きます
時々、魚を捕りながら・・・

おー!!今度はヤマメが捕れました



夫もかなり上手になったようです
捕まえた魚の1匹が「ミヤベイワナ」かも・・・とガイドさんが話しています

とすると、この流域で始めて生息が確認されたことになるらしい
この袋の中の1匹がそうなんですけど・・・

私には、どうやって見分けるのか分かりません



木々が強い夏の日差しを遮り
足下を流れる渓流が涼やかな冷気を送ってくれます

こんな夏の一日・・・

素晴らしい旅の想い出になりました










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釧路川の源は? ( リバー・トレッキング ) 前編

2007-08-24 23:52:45 | 旅行


摩周湖は、流れ込む川も流れ出す川もないのに
雨が降っても、一定の水位を保っています

不思議ですねーー

実は、水面から1m程のところに横穴があって
水かさが増すと、そこから水が流れ出すそうです

そして、その水は地下に潜り、100年ほどかかって
湧き水となって地表に現れるらしい

その伏流水の水源のひとつを訪ねる「リバー・トレッキング」に参加しました

NPO摩周の里「川湯ガイドセンター」に申し込みました



屈斜路湖に流れ込む渓流が出発点です
ナント!夫と私の2人にガイドのAさんとBさん2人がつくという贅沢さ

釣りの時に身に付ける長靴つきの胸まであるゴム?のズボンを履き
アブがいるかもしれないので頭からスッポリと網を被ります

そして魚を捕る網を手に、支度OK 
さあ!GO!

おっと・・・その前に、注意事項あり・・・

1. 川の中は足を高く上げずに、川底を擦るように歩くこと
2. 熊に出会ったら、騒いだり、急に駆け出したりしないこと
3. 魚の捕り方と、捕った魚は必ずキャッチ&リリースすること


この日は晴れて暑く(27℃位)、川に入るとヒンヤリ・・・
水しぶきをあげて、足下を流れていく清らかな水・・・

気持ちいい~



網を川の中に置き、魚を追い込みます。
網を上げると、ホラ・・・
ヤマベやオショロコマやニジマスやイワナが入っているんです!!
写真撮ったら、返してあげるのネ

見て!見て!
私の捕ったニジマス・・・
ナント! 28cmもありましたーー



周りは、静かな深い森・・・
下の写真は、クマゲラのアパート
南側に巣穴の出入り口を作るそうです



川辺にはいろいろな草花が生えています
ヨブスマソウ(下の写真)
葉がコウモリが羽を広げたような形をしている



木や花の名前を教えてもらいながら、本流から支流へと遡ります
もちろん、魚を捕りながらですよ!!
腕につけている熊よけの鈴が鳴ります
Aさんが、時々笛を吹きます

もし、熊に出会ったら・・・
騒がず、静かにムーンウォークで、その場を離れること
熊はネコ科の動物なので、動くものを追いかける習性があるそうです

ネコ科なのかーーー
初めて知りました!

ここでちょっと休憩!
ペットボトルで作った「水の音を聴く道具」
せせらぎの音色を聴きます

心が安らぐなーー
子どもに返ったみたい!


支流から、孫流の川に入ります
段々と川は神秘的な雰囲気になってきました



苔むした倒木や石
それに根を下ろす木や草
透きとおった水の面に光がキラキラと輝きます






*** 続く ***




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摩周湖に咲く花たち 2

2007-08-23 22:37:49 | 旅行


Nickさん、jisamaさん、panaさんのお陰で
花の名前が解明されてきました
 有難うございます 


ヒダカトウヒレン (日高唐飛廉)
キク科 トウヒレン属
絶滅が危惧される花です。




ミヤマアカバナ (深山赤花)
アカバナ科 アカバナ属
中部以北の本州と北海道の高山に分布
花期は7,8月、高さ5-20cmの多年草
アカバナの仲間は、他にシロウマアカバナ、ヒメアカバナなど
見分けがつきにくいそうです





キオン (黄苑)
キク科 キオン属
ほぼ日本全国の山地、亜高山の日当たりが良い場所に生える
花期は8,9月
紫苑に対して、鮮やかな黄花から黄苑と名づけられた。




ヤマハハコ (山母子)
キク科 ヤマハハコ属
日本では本州長野県以北、中国、ヒマラヤ、北アメリカに分布
山地や草原に生育する多年草
雌雄異株





不明???





オオハナウド (大花独活)
セリ科 ハナウド属
本州近畿以北から北海道にかけて分布する大型の多年草
本州では高地、北海道では低地でも見られる
白い花が無数に集まり半球形となる
花が咲くと辺り一面、オオハナウドの香りに包まれるとか・・・
左側が花後 右側が実をつけたところ
残念ながら花は終わってしまいました

オオハナウドとシシウドは
周囲の花が中心部より高いのがオオハナウドと区別するようです




ツルアジサイ(蔓紫陽花)
ユキノシタ科 アジサイ属
山野に生える落葉つる性で、気根があり、木や岩などに這い登る。






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摩周湖って・・・?

2007-08-23 22:35:20 | 旅行

摩周湖は周囲19km余りのカルデラ湖です。
約7000年前の巨大噴火で、活火山の上が吹き飛び、陥没し
そこに水が溜まったもの。

摩周湖に流れ込む川も、流れ出す川もないのに、一定の水位を保ちます。
昔は41.6mもの水の透明度を誇りましたが、
段々と低下し、現在では20m程度のようです。

アイヌ語で「カムイトー(神の湖)」と呼ばれ、
その南東には「カムイヌプリ(神の山)」(摩周岳・標高858m)
がそびえ立ちます。

水面の標高は355m
最も深い水深は211.5mもあります。

湖の周囲は、切り立った断崖となり、湖に下りることは禁止されています。

摩周湖の真ん中に浮かぶ島・・・カムイシュ
アイヌ語で「神となった老婆」という意味

大噴火で陥没した後、また新たな活火山が現れました
その山頂部が、この島なのです

 

この島には、悲しいアイヌの伝説が伝わります

昔、アイヌの族長が殺されてしまいました
族長の老いた母は、孫を抱き逃げます
山野を逃げ惑い、孫と離れ離れになってしまいました

孫を探し続けた老婆は、いつか摩周湖のほとりに来ました
山の神に一夜の宿を願います

カムイヌプリ(摩周岳)は、老婆を憐れみ
島に変えました

今でも、この島を人が訪れると
老婆は、孫が来たのかと思い
嬉し涙の雨や雪を降らせるそうです


 

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