草むらのあちこちに 真っ白な花が咲いています
仙人草の花
花の後にできる実の先から 白い羽毛状のものが出てきます
白い髭に見えることから 仙人草と名づけられたのですね
この2,3日で すっかり 冷たい飲み物から 温かな飲み物になりました
シャワーではなく お風呂に入りたくなりました
寝具を タオルケットから 薄掛けに換えました
日が暮れるのが 早過ぎると 感じるようになりました
秋にむけて
どんなおはなしを しようかな?
図書館で 子どもたちにする おはなし
「 ちいさいもの 」というテーマでと いわれています
2年前は 「 はなたれ小僧さま 」
昨年は 「 一寸法師 」を おはなししました
今年は 「 ねずみの相撲 」なんか どうかな?
ほら 太ったねずみと 痩せたねずみが 毎晩 相撲して
おじいさんとおばあさんが ついたお餅を食べさせ応援するという おはなし
東京の おとなの語りの会では
「 一夜の夢 」という 自分でつくったおはなしを語ります
これから 練習しないとネ!
華やかな 夏の饗宴は 終わり
どことなく もの悲しい 秋時雨
このまま くすんでしまいそう・・・
「 いえ いえ ダメ! 」
ハッとして 顔を上げれば
たくさんの千日紅が 頬を染め 瑞々しい眼差しを向けています
「 私たちは 枯れてもなお 千日の間 色香をとどめるのよ 」
なるほど~
見習わなくては・・・
開けた窓から 秋が流れ込んでくる
涼やかなしぶきを 浴びて
夏に疲れたからだが 少しずつ息を吹き返す
ゆっくり ゆっくり
呼吸する
虫の音の リズムに合わせながら
*** 前に撮った カワトンボ ***
暑さが峠を越えて 退き始める頃
二十四節気の 「 処暑 」の侯
横浜は まさにそんな気配です
身体が ガクンとシフトダウンしたみたい
眠くて 眠くて・・・
ミズヒキ(水引)の花
花の上半分が紅 下半分が白で
めでたい 紅白の紐のようです
週間天気予報を見るのが 楽しみ
少しずつ 気温が下がっていく
うっとり
でも 実際は・・・
馬の鼻先に ニンジンぶら下げているみたいに
先延ばしになっていき
少しも 暑さが和らぐことはない
今日も 最高気温は35℃もあった
今朝 つけっ放しのテレビに ふと目が留まった
富士山を麓から頂上まで案内する 山岳ガイドのN氏という名前に見覚えがあったからだ
「 あっ・・ この人知ってる! 」
数年前に 「 地図を読む 」という山歩き講座でお世話になった 若い山岳ガイドさん
こんな人だっけ?
記憶が薄い
名前を覚えていたのは 今でも時々 山歩きのお知らせがメールで来るからだ
まだ 私のメルアドがリストに残っているのだろう
夫に説明しながら すっかり忘れていたその時の事を 私は少しずつ思い出した
5万分の1?の地図から 登山する道を読み解き コンパスを使い方向を迷わないようにする
そんな目的で 奥多摩の低い山を歩いたのだったと思う
その頃の私は 少し時間のゆとりが出来て これから山歩きをしたいという気持ちがあった
参加者は おばさんの私と友人のM子以外は若い女性ばかりの 合わせて8人ほど
午後も大分まわった頃 ガイドのNさんが立ち止まり考え込んだ
地図上にある筈の道がないのだ
人の往き来が少ない低い山の道は 手入れがされず 消えてしまう事があるという
「 この方角に間違いない筈だ 」ということになり 道なき道を 藪こぎすることになった
でも 晩秋の日の陰るのは早い
午後3時を過ぎれば 暗くなるのはあっという間だ
Nさんの決断は早かった
「 元来た道を戻ろう 」
それから 私たちは日が落ちるのと競争で 必死に来た道を戻った
とっぷりと闇の降りた道を ライトを照らしながら歩いた
結局 時間は大幅に過ぎたが 無事に目的地に到着した
どうやら 私は Nさんとも 山とも 縁がなかったようです
その時 「 ガイドなら下調べしておくべきでしょう!?」とキレたM子を 私は許せませんでした
次のバスまで1時間待たなければならないと聞き M子はタクシーで帰ると言います
「タクシー代をもつ」というNさんを押しとどめ 私はタクシーを呼びました
M子は それから食事をする約束があるので急ぐのだそうです
タクシーの中で 私はM子に言いました
「 朝 あなたが遅れて来たので みんながどの位待ったと思ってるのよ 」
もう 金輪際 M子と行動を共にするのはやめた
それから 1年間 音信不通でした
でも 私 忘れてしまうのですよね
ほら 1年ぶりに M子から電話がかかってきました
「 今 こっち(東京)に戻って来てるの・・ 今日逢えない? 」
「 今日は これから仕事なの 」
「 終わってからは?」
「 ん・・・ うん 」
いつだって 自分中心
相手の都合はお構いなし
これが ずっと昔から繰り返されているのですよね
切れそうになりながら 切れない
縁があるということなのでしょうか?
M子は その後も単独行の山を続けています
怖い~